外壁塗装コラム

【トタン屋根の塗装費用とおすすめ塗料3選】危険な劣化症状やDIYの節約効果も紹介


トタン屋根の劣化やサビが気になっているけど「放っておくとどうなるんだろう?」「塗装費用はどれくらい?」「
DIYで補修できないかな?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

トタン屋根にサビが発生すると自然に元に戻ることはなく、劣化が進行し続けます。

最終的には穴があくこともあるので、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。

この記事では、トタン屋根の塗装費用やおすすめの塗料、補修が必要な劣化症状を紹介しています。

DIYで塗装する場合の節約効果や手順も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

トタン屋根の塗装費用


一般的な
30坪戸建て住宅の屋根塗装の費用は、40万~60万円が相場です。

坪数ごとの費用相場は、以下の表を参考にしてみてください。

延べ坪数

塗装費用

20

30万~40万円

30

40万~60万円

40

50万~80万円

50

60万~100万円

60

70万~120万円


ただし、実際の料金は屋根の勾配や塗装面積、塗料の種類などによって変動します。

正確な金額を知りたい場合は、塗装会社へ無料見積もりを依頼しましょう。

トタン屋根の塗装におすすめの塗料3


トタン屋根はサビやすいため、耐久性の高い塗料が向いています。

おすすめの塗料とそれぞれの耐用年数、単価は以下の表を参考にしてみてください。

塗料の種類

耐用年数

費用相場(㎡)

シリコン

715

1,8003,500

フッ素

1215

3,0005,000

無機

1520

4,5005,500


各塗料の特徴を見ていきましょう。

シリコン塗料の特徴


シリコンは価格と機能性のバランスがよく、カラーバリエーションも豊富な人気の塗料です。

耐水性や耐熱性に優れ、汚れにも強い特徴があります。

ただ、伸縮性が低くひび割れが起こりやすいため、地震や振動の多い立地では避けた方がよいケースもあります。

フッ素塗料の特徴


フッ素塗料はやや高価ですが、シリコンよりも耐久性や防汚性にすぐれ、色あせもしにくい傾向があります。

ホコリや汚れも付着しにくいため、塗装したてのきれいな状態を長く維持できるでしょう。

光沢のある仕上がりが特徴のため、マットなツヤ消し塗料は選べません。

無機塗料の特徴


有機物を含まない無機塗料は、カビやコケ、藻などが発生しにくく、紫外線による色あせも起こりにくいことが特徴です。

また、汚れが雨水で自然に洗い流されるので、掃除やメンテナンスの手間がほとんどかかりません。

ただ、扱いが難しいため、技術力のある職人に依頼することが重要です。

一般的に、耐用年数が長い塗料ほど価格も高くなりますが、そのぶん塗装頻度を抑えられます。

トータルのメンテナンス費用や手間を減らせる可能性があるので、長期的な視点でも検討してみるとよいでしょう。

また、トタン屋根は熱伝導率が高く、室温が外気の影響を受けやすい傾向があります。

エアコン代が気になる場合には、遮熱塗料や断熱塗料を使用するのもおすすめです。

トタン屋根の塗装が必要なタイミングと劣化のサイン


トタン屋根の塗装時期は、
10~15年に1程度が目安とされています。

ただ、劣化のスピードは周辺環境や塗料の種類などによって異なるため、以下のような症状が出ている場合には注意が必要です。

・サビが発生している
・色あせや変色している
・塗装のはがれがある
・カビやコケ、藻が発生している
・クギが浮いている など

これらの症状を放置していると、最終的には屋根に穴があいて雨もりが発生し、塗装では補修しきれくなる恐れがあります。

そうなると高額な補修費用がかかるため、劣化が気になり始めたら早めに屋根の点検を受け、適切なタイミングで補修や塗装を行うことが大切です。

塗装では補修できない劣化症状


以下のような劣化症状は、塗装では修復できないため「カバー工法」もしくは「葺き替え」が必要です。

・劣化が激しくトタンの耐久性が低下している
・野地板や防水シートなど下地まで傷んでいる
・屋根に穴が空いているところがある
・雨もりが発生している など

カバー工法は、既存の屋根の上から新しい屋根材をかぶせる方法です。

一方、葺き替えは古い屋根を撤去して下地を補修し、新しい屋根材に交換する方法です。

屋根の下地までダメージを受けている場合はカバー工法ができないため、葺き替えを行います

カバー工法や葺き替えには、塗装と比べて高額な費用がかかるため、劣化症状が軽いうちに補修しておきましょう。

・カバー工法の費用:60万~150万円
・葺き替えの費用:70万~260万円

トタン屋根の塗装工程


トタン屋根の塗装工程を見ていきましょう。

・足場の設置
建物の周りに足場を設置し、飛散防止シートでおおいます。高圧洗浄の水や塗料が飛び散って周囲が汚れるのを防ぎ、高所作業の安全性を確保するため、足場の設置は欠かせません。

・ケレン
ワイヤーブラシやヘラを使い、サビや汚れ、古い塗膜などを取り除きます。トタン屋根の塗装において、ケレンはもっとも重要な作業です。サビが残っていると、せっかく塗装しても長くもたない可能性があります。

・高圧洗浄
ケレンで除去したサビや塗膜、カビ、コケ、ホコリなどを高圧洗浄機で洗い流します。

・下地処理
塗装の前に、浮いたクギやひび割れなどがあれば補修します。

・養生
外壁や窓サッシ、車、植物など、塗料がつくと困る部分を養生シートやテープで保護します。

・下塗り
サビ止め効果のある下塗り用塗料で塗装します。

・中塗り・上塗り
下塗りが乾いたら、中塗り・上塗りを行います。同じ塗料を塗り重ねることで塗りムラを防ぎ、塗膜の機能性も高めます。

屋根塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。

見積書で
2回塗りになっている場合は、手抜き工事の可能性もあるため確認した方がよいでしょう

ただし、塗料によっては
2回塗りや4回塗りのものもあります。

トタン屋根の塗装はDIYできる?費用と節約効果


塗装工程を見て「これなら自分でできそう」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

トタン屋根の塗装は
DIYも可能です。

ただ、手間がかかる割に節約効果はそれほど高くありません

また、塗料の相性が悪かったり、施工不良が起こったりすると、すぐに塗り直しが必要になることもあります。

高所作業には危険もともなうので、慎重に検討しましょう。

30坪の建物の屋根をDIYで塗装する場合には、25万~45万円程度の費用がかかります。

・足場代:1020万円程度
・塗料代:1020万円程度
・道具代:5万円程度

足場の設置は資格がないとできないため、専門業者へ依頼する必要があります。

設置費用は塗装会社へ依頼した場合と同じくらいです。

プロに依頼した場合の塗装費用が4060万なので、DIYにより15万円ほど節約できる可能性があります

DIYの経験が豊富な方や、屋根が平らで足場が必要ない場合には、DIYも検討してみるとよいでしょう。

まとめ


今回は、トタン屋根の塗装が必要な劣化症状や費用、
DIYの手順などをご紹介しました。

トタン屋根のサビや劣化を放置していると、最終的には穴があいて雨もりが発生することもあります。

そうなると高額な補修費用がかかるため、定期的に塗装を行なって屋根を守りましょう。

DIYも可能ですが、節約効果はそれほど高くありません。

相見積もりや自社施工の会社を選ぶことでも塗装費用を抑えられる可能性があるので、まずは地元の塗装会社
23社の見積もりをとって比較してみることをおすすめします。

ベストホームでは無料で屋根の診断・見積もりを行なっております

岡山市でトタン屋根の塗装をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ

外壁のひび割れ補修が必要な症状とは?費用や放置するリスク、DIYの方法も解説


外壁のひび割れが気になっているけど「すぐに補修が必要?」「補修費用はどれくらい?」「
DIYで直せないかな?」と、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

軽度なひび割れであれば緊急性は低いですが、補修が必要な状態を放置しているとダメージが建物全体に広がり、大規模な修繕が必要になる可能性があります

トータルの修繕コストを抑えるには、外壁の状態を見極め、適切なタイミングで補修を行うことが大切です。

この記事では、外壁のひび割れ補修が必要な症状や補修費用、DIYの方法を紹介します。

外壁のひび割れが気になっている方や、補修を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

外壁のひび割れ補修が必要な症状


以下のような症状が起こっている場合は、早急にひび割れ補修を行いましょう。

・幅0.3mm以上のひび割れ
・目地コーキングのひび割れ
・外壁全体に広がるたくさんのひび割れ

0.3mm以上のひび割れ


ハガキが入るくらいの大きなひび割れがある場合は、外壁内部までダメージを受けている可能性があります

雨もりが発生することもあるため、放置するのは危険です。

目地コーキングのひび割れ


外壁材のつなぎ目(目地)のコーキングにひび割れやはがれが発生していると、すき間から外壁内部へ雨水が侵入する恐れがあります

外壁の劣化や雨もりにつながりかねない、緊急性の高い症状です。

外壁全体に広がるたくさんのひび割れ


軽度なひび割れでも、広範囲に広がっている状態は塗膜が劣化しているサインです

ひび割れ補修だけでなく、外壁塗装も検討した方がよいでしょう。

一方、幅0.3mm未満の部分的なひび割れは、緊急性がそれほど高くありません。

ただし、放置していると徐々に大きく広がっていくので、数年以内には外壁塗装が必要です。

外壁にひび割れが発生する原因


外壁のひび割れの原因は、主に振動と塗膜の経年劣化です。

通常、車の通行や地震の振動で外壁にひび割れが発生しても、柔軟性のある塗膜におおわれていれば雨水が内部に侵入することはありません。

しかし、経年劣化により塗膜の柔軟性が低下すると、外壁のひび割れをカバーしきれず、一緒に割れてすき間ができてしまいます。

外壁のひび割れによる雨水の侵入を防ぐには、定期的な外壁塗装で塗膜の柔軟性を保つことが重要です。

外壁塗装の寿命は、塗料の種類によって異なります。

塗料の種類

耐用年数

アクリル

38

ウレタン

510

シリコン

715

フッ素

1215

無機

1520


ただし、海沿いや紫外線の強い地域、日当たりのよい立地では、上記の目安よりも劣化が早い傾向があります。

塗膜の色あせやはがれなどの劣化症状が起こっている場合には、ひび割れ補修とあわせて外壁塗装も検討した方がよいでしょう。

外壁のひび割れ補修の方法



ひび割れの補修方法は、外壁の種類や部位、症状によって異なります。

・窯業系サイディング外壁
・ALCパネルやモルタル、コンクリート外壁
・タイル外壁
・目地コーキング

それぞれ詳しく見ていきましょう。

窯業系サイディング外壁の補修方法


0.3mm未満の部分的なひび割れは、コーキング剤をすり込むことで埋められます。

ひび割れ補修とあわせて外壁塗装も行う場合には、微弾性フィラー(外壁の下塗剤)でも補修可能です。

ただし、ひび割れが深い場合や広範囲に多発している場合は、外壁材の交換が必要なケースもあります。

ALCパネルやモルタル、コンクリート外壁の補修方法


窯業系サイディングと同じく、幅
0.3mm未満の部分的なひび割れは、コーキング剤や微弾性フィラーで補修できます。

0.3mm以上の場合は、ひび割れ箇所を削って溝をつくり、コーキング剤を充填すること(Uカット工法)でひび割れの広がりを抑制します。

タイル外壁の補修方法


タイルのみの軽微なひび割れなら、部分的なタイルの張り替えで補修できます。

しかし、タイルだけでなく躯体までひび割れている場合は、
Uカット工法を行った上でタイルを張り替える必要があります。

目地コーキングの補修方法


サイディングや
ALCパネル、タイルなどの目地コーキングにひび割れが発生している場合は、劣化状態に応じてコーキングの「増し打ち」か「打ち替え」で補修します。

増し打ちとは、既存のコーキングの上からコーキング剤を補充する方法です。

一方、打ち替えとは、古いコーキングをはがして新たに充填し直す方法です。

外壁のひび割れ補修をプロに依頼する費用


ひび割れの補修方法ごとの費用目安は、以下のとおりです。

補修方法

単価(m

費用相場

コーキング剤

5001,000

15万円

微弾性フィラー

5001,000

15万円

Uカット工法

1,5002,000

310万円

目地コーキング
増し打ち

5001,000

918万円

目地コーキング
打ち替え

9001,500

1627万円


2
階建て以上の住宅など、作業に足場が必要な場合には、別途15万~20万円の足場代がかかります

なお、外壁の状態によってはひび割れ補修で対応しきれないケースがあります。

ひび割れが全体に広がっている場合は、塗膜が寿命を迎えているため「外壁塗装」が必要です。

外壁材の劣化が激しい場合は、既存の外壁の上から新しい外壁材を重ねる「カバー工法」を行いましょう。

外壁材だけでなく下地まで傷んでいる場合は、既存の外壁をはがして下地を補修し、新しい外壁に交換する「張り替え」が必要です。

一般的な30坪戸建て住宅の工事費用は、それぞれ以下のとおりです。

補修方法

費用相場

外壁塗装

60100万円

カバー工法

150240万円

張り替え

180300万円


外壁のひび割れをDIYで補修する費用と方法



手が届く範囲の軽微なひび割れであれば、コーキング剤で補修できるため
DIYが可能です。

費用の目安は、道具代と材料費で1~2万円程度です。

外壁材の種類によって相性のよいコーキング剤やプライマーの種類が異なるため、ご注意ください。

DIYで外壁のひび割れを補修する手順をご紹介します。

1. ひび割れ部分を洗浄する
2. 養生テープを貼る
3. プライマーを塗る
4. コーキング剤をすり込む
5. ヘラで表面を均一に整える
6. 養生テープをはがして乾燥させる

なお、高所や広範囲のひび割れ、Uカット工法が必要な深いひび割れ、目地コーキングの補修はプロに任せた方がよいでしょう。

また、足場の設置には資格が必要なため、専門業者に依頼する必要があります

DIYの場合も同じだけ費用がかかるため、節約効果は低いでしょう。

外壁のひび割れを補修せず放置するリスク


外壁のひび割れは美観を損なうだけでなく、機能的にも重大なリスクがあります。

・雨もりが発生する
・カビやシロアリが発生する
・家の寿命が短くなる

雨もりが発生する


ひび割れが大きくなると、すき間から雨水が侵入して室内で雨もりが発生する可能性があります。

そうなると外壁の補修だけでなく、柱や梁の交換、天井の補修、壁紙の張り替えなども必要になるでしょう。

カビやシロアリが発生する


外壁や建物内部に雨水が入ると、湿気でカビやシロアリが発生することがあります。

シロアリは、建物を支える柱や梁に深刻なダメージを与えかねません。

また、カビを吸い込むとアレルギーや喘息などの健康被害を引き起こす恐れがあるため、高齢の方や小さなお子さんがいるご家庭では特に注意が必要です。

家の寿命が短くなる


雨もりやシロアリ被害により建物の躯体がダメージを受けると、耐久性が低下して家の寿命を縮めることになりかねません。

柱や梁の補修には高額な費用がかかりますし、最悪の場合は建て替えが必要になる恐れもあります。

まとめ


今回は、外壁のひび割れ補修が必要な症状や補修費用、
DIYの方法などをご紹介しました。

ひび割れは放置するほど深くなり、広範囲へと広がっていきます。

ハガキが入るほどのひび割れが
1か所でもある場合は、雨もりの恐れがあるため早急に補修を行いましょう。

低い場所の小さなひび割れならDIYでも補修できますが、高所や広範囲の深いひび割れ補修はプロに任せた方が安心です。

気づかないうちに外壁材や下地まで傷んでいる可能性もあるので、まずは点検を受けてみましょう。

ベストホームでは無料で外壁の点検・診断を行なっております。

岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

【ビル外壁塗装の必要性と費用相場】工事中の注意点や塗装会社の選び方も解説


ビル外壁の劣化が気になっているけれど「塗装費用はどれくらい?」「どのタイミングで塗装すべき?」「どこへ依頼すればよいかわからない
」とお悩みのオーナー様も多いのではないでしょうか。

ビルの外観は入居率や家賃にも影響を与える、重要なポイントですよね。

この記事では、ビル塗装の適切なタイミングや費用相場、塗装会社の選び方をご紹介します。

費用を抑えるコツも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ビル外壁塗装の費用相場


ビルの外壁塗装にかかる費用は、
300万~1,000万円程度が相場です。

ただし、実際にかかる費用は建物の大きさや形状、塗料の種類によって変動します。

正確な料金を知りたい場合は、塗装会社へ無料見積もりを依頼しましょう。

塗装費用は以下のような割合になっています。


・塗料代:20%
・足場代:20%
・工事費:30%
・諸経費:
30%

工事費には塗装工事に関する人件費、諸経費には現場管理費や交通費、事業者の利益などが含まれています。

塗装費用の内訳も見ていきましょう。

工事内容

平米単価

足場

700 900

飛散防止ネット

100200

養生

200400

高圧洗浄

150 300

コーキング増し打ち

5001,000/m

コーキング打ち替え

9001,500/m

下地補修

5001,000

下塗り

6001,000

中・上塗り

1,0005,500

付帯部塗装

8001,200

諸経費

2030%程度


見積書を確認する際には、総額だけでなく内訳まで細かく確認することが大切です。

付帯部とは、軒天やひさし、手すりなど外壁以外の部分のことです。

付帯部も塗装する場合は、見積書に記載されているかどうか必ず確認しておきましょう

記載がない場合、塗装されなかったり追加料金を請求されたりする可能性があります。

ビルの外壁塗装に使われる塗料の種類と耐用年数


ビルの塗装費用にもっとも大きく影響するのは、塗料の種類です。

耐用年数が長い塗料ほど高価ですが、そのぶん塗装の頻度を減らせるため、トータルのメンテナンス費用を抑えられます。

塗料ごとの価格と耐用年数は、以下の表を参考にしてみてください。

塗料の種類

耐用年数

費用相場(㎡)

シリコン

715

1,8003,500

ラジカル

815

2,2004,000

フッ素

1215

3,0005,000

無機

1520

4,5005,500

光触媒

1520

4,2005,000


ビルの外壁塗装の工期・工程


塗装期間はビルの規模によって異なりますが、少なくとも
2か月以上はかかるでしょう。

雨の多い時期や寒い季節には、塗装できない日があったり塗料が乾きにくかったりするため、通常より工期が長くなることもあります。

ビル塗装の大まかな工程は、以下のとおりです。

・足場の設置
・高圧洗浄
・下地処理
・養生
・下塗り
・中・上塗り
・足場の撤去

高圧洗浄や塗装中には、換気や出入りが制限される可能性があります。

ビルの外壁塗装が重要な3つの理由


・美しい外観を維持する
・建物の耐久性を高める
・資産価値を維持する

美しい外観を維持する


築年数が長いビルでも、外壁塗装により新築のような美しい外観を取り戻せます。

塗膜は紫外線や風雨の影響をダイレクトに受けるため、経年劣化が避けられません。

色あせて塗膜がはがれたビルは、管理が行き届いていない印象を与えてしまいます

ビルの外観は家賃や入居率にも影響するため、定期的な塗り替えで美観を保つことが大切です。

建物の耐久性を高める


外壁塗装は、建物を雨や湿気から守るための「防水工事」でもあります。

外壁のひび割れや塗膜のはがれは、建物内部への雨もりにつながりかねません。

外壁や構造体が侵食されると、ビル全体の耐久性が低下し、最悪の場合は建て替えが必要になることもあります

定期的な外壁塗装で防水機能を維持し、建物の耐久性を高めることが重要です。

建物の資産価値を維持する


ビルの資産価値を維持する上でも、外壁塗装は欠かせません。

一般的に建物は、築年数が経つほど資産価値が減少していきます。

しかし、適切にメンテナンスを行うことで、雨や紫外線のダメージから建物を守り、資産価値の低下を抑えられます。

資産価値を維持することは、ビル経営を続ける上でも、将来的に売却を考える上でも重要です

ビル外壁塗装のタイミング·注意すべき劣化症状


ビルの外壁塗装は、
10~15年に1回程度が目安とされています。

ただし、紫外線の強い場所や海沿いの地域では、通常よりも劣化が早まることがあります。

塗料の種類によっても変動するので、以下のような症状が出ている場合には、一度点検を受けてみた方がよいでしょう。

・外壁のひび割れ
・塗膜の膨れやはがれ
・藻やコケ、カビの発生
・外壁の割れや欠け、はがれ
・チョーキング現象(触ると白い粉がつく)
・目地コーキングのひび割れやはがれ

特に幅0.3mm以上のひび割れや塗膜のはがれ、目地コーキングの劣化は危険です

すき間から雨水が内部に侵入すると、構造体までダメージを受ける可能性があります。

高額な補修費用がかかる上に資産価値の低下にもつながるので、早急に補修と塗装を行いましょう。

一方で、軽度の色あせや汚れなどは美観を損ないますが、塗膜の機能的にはそれほど問題ありません。

ビルの外壁塗装を行う際の注意点


・入居者へ早めに告知する
・近隣へあいさつ回りをしておく
・防犯対策を行う

入居者へ早めに告知する


塗装中も屋内では普段通りに過ごせますが、工程によっては出入りに注意が必要な場所や、窓を開けられない日があります。

特に商業ビルの場合は営業に支障が出る可能性があるので、早めに告知しておきましょう

近隣へあいさつ回りをしておく


工事中には、足場設置の騒音や高圧洗浄の水しぶき、塗料のにおいなどが発生する可能性があります。

近隣トラブルを防ぐには、事前にあいさつ回りを行い、工事のスケジュールを伝えておくことが大切です

防犯対策を行う


塗装工事の際には足場を設置するため、普段は登れないところからも侵入できてしまいます。

足場の入り口に施錠したり、監視カメラや防犯装置を設置したりするなど、対策を強化しましょう。

入居者への注意喚起も重要です。

優良な外壁塗装会社を見極める3つのポイント


・外壁診断をした上で見積書を作成している
・見積書に内訳が詳しく記載されている
・適切な保証やアフターフォローがある

外壁診断をした上で見積書を作成している


正確な見積書を作成するには、外壁の状態を把握する必要があります。

ひび割れなどがあれば塗装前に補修が必要ですし、外壁塗装では補修できないケースもあるためです。

外壁の状態によって工事内容や見積額が大きく異なるため、現場に足を運ぶことなく見積書を出してくる業者は避けた方がよいでしょう

見積書に内訳が詳しく記載されている


見積書に「一式」が多く、内訳がわからない場合は要注意です。

通常は、工程ごとに面積(㎡)や単価、塗料の種類などが細かく記載されています。

大ざっぱな見積書には、必要な工事が含まれておらず追加料金を請求されたり、逆に余計な費用が上乗せされていたりする可能性があります

塗装会社によって見積額や塗装面積が極端に違うこともあるので、
23社相見積もりをとって料金や内訳を比較してみましょう。

適切な保証やアフターフォローがある


「塗装後も定期的に点検してくれるのか」「適切な保証があるか」は、塗装会社を選ぶ上で重要なポイントです。

契約前にアフターフォローや保証についてきちんと説明してくれる会社を選びましょう

保証期間は
310年程度が一般的です。

口約束ではなく、保証書を発行してもらえるかどうかも確認しておきましょう。

まとめ


今回は、ビル塗装の適切なタイミングや費用相場、塗装会社の選び方をご紹介しました。

ビルの塗装費用は300万円~と高額ですが、入居率や資産価値を維持するには定期的なメンテナンスが欠かせません。

1015年に1回程度は点検を受け、必要があれば塗装や補修を行いましょう。

ベストホームでは外壁のプロが無料で点検・診断を行なっております。

岡山市でビル塗装を検討されているオーナー様は、ぜひお気軽にご相談くださいませ

【入居率にも影響!アパート外壁塗装の費用と色選びのポイント】費用を抑える3つのコツも紹介


アパートの外壁の老朽化にお悩みの方も多いのではないでしょうか。

外壁塗装の費用は高額ですが、外観の美しさは入居率にも大きく影響する重要なポイントです。

建物の寿命を延ばし、資産価値を維持することにもつながるので、適切なタイミングで塗装を行いましょう。

この記事では、アパート外壁塗装の費用や色選びのポイント、工事中の注意点などをご紹介しています。

費用を抑えるコツや経費計上のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

アパート外壁塗装の費用相場と内訳


2
階建てアパートの外壁塗装の費用は、150万~300万円が相場です。

階数別の費用目安は、以下の表を参考にしてみてください。

階数

費用目安

2階建て

150万〜300万円

3階建て

200万〜400万円

4階建て

300万〜500万円


実際にかかる費用は、依頼する業者や塗料のグレード、塗装面積などによって変動します。

より正確な金額を知りたい場合は、塗装会社へ無料見積もりを依頼しましょう。

塗装費用の内訳は以下のとおりです。

工事内容

費用相場 ()

足場

700 900

飛散防止ネット

100200

養生

200400

高圧洗浄

150 300

コーキング増し打ち

5001,000/m

コーキング打ち替え

9001,500/m

下地補修

5001,000

下塗り

6001,000

中・上塗り

1,0005,500

付帯塗装

8001,200

諸経費

2030%程度


付帯塗装とは、軒天や雨どい、破風板など、外壁と屋根以外の塗装です。

諸経費には、現場までの交通費や廃材処理費、現場管理費、事業者の利益などが含まれます。

アパートの外壁塗装に使われる塗料の種類と耐用年数


塗装費用を大きく左右するのは、塗料の価格です。

耐用年数が長い塗料ほど高価ですが、そのぶん塗装回数を減らせるため、トータルの修繕費用を抑えられる可能性があります

塗料の種類

耐用年数

費用相場(㎡)

アクリル

38

1,0001,800

ウレタン

510

1,5002,500

シリコン

715

1,8003,500

フッ素

1215

3,0005,000

無機

1520

4,5005,500

ラジカル

815

2,2004,000

光触媒

1520

4,2005,000


アクリル塗料はもっとも安価ですが、耐用年数が短いためアパートの外壁塗装に使われることはほとんどありません。

ただ、数年以内に塗り替えや建物の解体を予定している場合には、あえてアクリル塗料を選択する方法もあります。

アパートの外壁塗装が必要な3つの理由


・入居者獲得につながる
・修繕コストを抑えられる
・資産価値を維持できる

入居者獲得につながる


同じ築年数でも、外壁の状態によってアパートのイメージは大きく異なります。

塗装がボロボロで色あせていると、古くて汚い印象を与えてしまい敬遠されがちです。

一方、管理の行き届いた外観は安心感を与えるため、入居率獲得につながりやすいでしょう。

修繕コストを抑えられる


外壁塗装は外観の美しさを維持するだけでなく、建物を雨水から守るために重要な「防水工事」でもあります。

塗膜が劣化すると外壁や建物内部にまで雨水が侵入し、外壁の張り替えや雨もり修理、最悪の場合は建て替えが必要になることもあります

トータルの修繕コストを抑えるには、定期的な塗装により外壁の防水機能を維持することが重要です。

資産価値を維持できる


外壁や建物の劣化を防ぐことは、資産価値の維持につながります。

アパート経営を長く続けたい場合はもちろん、いずれは売却を検討している場合にも、資産価値を守ることは重要です。

入居率にも影響!アパート外壁塗装の色選びのポイント


・入居者の年齢層に合わせる
・汚れにくい色を選ぶ
・色あせしにくい色を選ぶ
・周囲との兼ね合いも考慮する

入居者の年齢層に合わせる


入居してほしい世代や入居者に合わせた色選びが重要です。

単身者向けならスタイリッシュなモノトーン系、ファミリー向けならあたたかいベージュやアイボリー系がおすすめです。

年配の方向けなら落ち着いたグレーやブラウン系などを選ぶとよいでしょう。

汚れにくい色を選ぶ


白や黒の外壁は、それぞれ反対色の汚れが目立ちやすい傾向があります。

一方、ベージュや淡いグレー、アイボリー系の色は、排気ガスや砂ぼこり、鳥のフンなどあらゆる汚れが目立ちにくく、掃除やメンテナンスの手間をはぶけます

白や黒を選ぶなら、汚れが付着しにくい防汚塗料を選ぶとよいでしょう。

色あせしにくい色を選ぶ


赤や黄、緑などの鮮やかなカラーは、色あせしやすい傾向があります。

塗装したての美しい外観を長く維持するなら、色あせしにくいベージュやアイボリー、ブラウン系の色がおすすめです。

周囲との兼ね合いも考慮する


アパートの色が悪目立ちしてしまうと、近隣住民とのトラブルに発展する恐れがあります。

色やツヤ感、デザインを選ぶ際には、周辺の住宅や環境への配慮も必要です。

また、地域によっては景観条例により、外壁に使える色が制限されていることがあります

事前に自治体のホームページで確認するか、塗装会社へ相談してみましょう。

アパート外壁塗装の工期・工程


2
階建てアパートの外壁塗装の工期は、2~3週間程度が目安です。

塗装工程を見ていきましょう。

・足場の設置
足場を設置して周囲を飛散防止シートでおおい、高圧洗浄の水や塗料が飛び散るのを防ぎます。

・高圧洗浄
高圧洗浄機で古い塗膜や汚れを落とします。

・下地補修
塗装の前に、外壁のひび割れや目地のコーキングを補修します。

・養生
塗装しない部分や汚れると困るものを、ビニールシートとテープで保護します。

・塗装
塗装作業を行います。外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。塗料の種類によっては2回や4回塗りのものもあります

・足場の解体
足場を解体、撤去します。

雨の多い時期や冬場は、塗料が乾くまでに時間がかかるため、工期が延びることがあります。

できるだけ早く終わらせたい場合は、春や秋など気候が安定している時期を選びましょう。

アパート外壁塗装のタイミング・注意すべき劣化症状


アパートの外壁塗装は、
10~15年に1回程度が目安です。

ただし、劣化の速さは外壁材や塗料の種類、立地などによっても変動します。

特に海沿いの地域や日当たりのよい場所では、通常よりも早く塗膜が劣化する可能性が高いでしょう。

以下のような症状が出ている場合には、塗料の耐用年数内でも注意が必要です。

・色あせや汚れが激しい
・壁に触ると白い粉がつく(チョーキング現象)
・コケや藻、カビが発生している
・塗膜にはがれやひび割れがある
・外壁にひびが入っている
・外壁に割れや欠け、はがれがある
・目地のコーキングにひび割れがある

外壁や目地のコーキングにひび割れがある場合は、早急に補修を行いましょう。

放置しているとすき間から雨水が侵入し、建物全体に深刻なダメージを与える可能性があります。

色あせやコケ、チョーキング現象は塗膜の防水効果が切れているサインです。

そろそろ外壁塗装が必要な時期なので、まずはプロに点検を依頼してみましょう。

アパートの外壁塗装を行う際の注意点


・アパートの住民や近隣には事前に告知する
・防犯対策を強化する
・引越しシーズンは避ける

アパートの住民や近隣には事前に告知する


塗装工事中には、足場設置の騒音や塗料のにおいが発生する可能性があります。

また、工程によっては、換気や外への洗濯物干しができない日もあります。

アパートや近隣の住民には事前に告知して日程表を配布し、無用なトラブルを回避することが大切です。

防犯対策を強化する


塗装工事の際には足場を設置するため、普段は登れない場所からも侵入できてしまいます

そのため、足場の入り口に施錠したり、防犯カメラやセンサーライトを設置したりするなど、防犯対策を強化する必要があります。

アパートの住民にも施錠の徹底を促しましょう。

引越しシーズンは避ける


塗装工事中に引越しがあると、塗料が乾く前の外壁に当たって荷物が汚れたり、塗装がヨレたりする可能性があります。

引越しシーズンの外壁塗装は避けた方がよいでしょう。

アパートの外壁塗装の費用を抑える3つのポイント


・相見積もりをとる
・自社施工の塗装会社へ依頼する
・火災保険を利用する

相見積もりをとる


複数社の見積もりを比較することで、極端に高額な業者を避けられます。

ただし、安ければよいわけではありません

相場と比べて安すぎる場合、追加料金の請求や手抜き工事のリスクがあるためご注意ください。

見積書の内訳が細かく、ていねいに説明してくれる会社を選びましょう。

自社施工の塗装会社へ依頼する


大手のリフォーム会社や工務店では、外壁塗装を下請け会社へ外注しているケースが多く、
10~30%程度の手数料が上乗せされています

自社で職人を抱えている塗装会社を選ぶことで、余計な費用をはぶいて安く抑えられるでしょう。

火災保険を利用する


台風や落雷などの自然災害によって外壁塗装が必要になった場合には、火災保険が使える可能性があります。

補償の内容や対象となる災害は加入している保険によって異なるため、保険証券で確認してみましょう。

アパートの外壁塗装は修繕費?減価償却費?


外壁塗装の費用は、どのように経費計上すればよいのか迷ってしまいますよね。

塗装の目的や塗料の種類、工事内容によって、勘定科目が異なります。

・ひび割れの補修
・塗膜のはがれ補修
・色あせの補修 など

経年劣化を原状回復させるための塗装工事は「修繕費」として計上します。

・デザイン性を向上させる
・機能性の高い塗料を使用する など

建物の資産価値を高めるための塗装工事は「減価償却費」として計上できます。

一般的に、減価償却費は分割して毎年経費計上できるため、一括で計上する修繕費よりも節税効果が高いとされています。

ただし、経営状態によっては修繕費に計上する方がよいケースもあるため、ご注意ください。

塗料の機能や耐用年数によっても変わってくるので、判断が難しい場合は税理士や施工会社と相談しながら進めましょう。

まとめ


今回は、アパート外壁塗装の費用や色選びのポイント、工事中の注意点などをご紹介しました。

費用は150万円~と高額ですが、塗膜の劣化を放置していると余計な修繕コストがかかります。

アパートの資産価値を維持するためにも、定期的な塗装で防水機能を維持することが大切です。

ベストホームでは、無料でアパートの外壁点検を行なっております。

岡山市でアパート経営をされているオーナー様は、ぜひお気軽にご相談くださいませ

【マンション外壁塗装の費用相場】放置するとキケンな劣化症状・費用を抑えるコツも解説


外壁の劣化が気になっているけど「塗装費用が高そう」「工期はどれくらい?」「いつ塗装するのがベストなんだろう?」と迷っているオーナー様も多いのではないでしょうか。

マンションの外壁塗装は外観を美しく保つだけでなく、防水機能を維持するためにも重要です

塗膜の劣化を放置していると建物内部にまで深刻なダメージを与えかねないので、定期的な塗装が欠かせません。

この記事では、マンション外壁塗装の費用相場やタイミング、放置するとキケンな劣化症状などを解説しています。

塗装費用を安く抑える方法や注意点も紹介しているので、外壁塗装を検討されている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

マンション外壁塗装の費用相場


一般的なマンションの外壁塗装の費用は「階数
× 100万円」が相場です。

3階建てマンションなら300万円、5階建てなら500万円程度になるでしょう。

ただ、実際にかかる費用は、依頼する塗装会社や塗料の種類、塗装面積などによって変動します。

正確な料金を知りたい場合は、塗装会社へ見積もりを依頼しましょう。

費用の内訳は以下のとおりです。


・塗料代:20%
・足場代:20%
・工事費:30%
・諸経費:
30%

工事費とは、高圧洗浄や外壁の補修、塗装などにかかる人件費のことです。

諸経費には現場までの交通費や現場管理費、廃材処理費、事業者の利益などが含まれます。

マンション外壁塗装におすすめの塗料と耐用年数


マンションの外壁塗装に使用される塗料には多くの種類があり、それぞれ機能や価格、耐用年数が異なります。

塗料ごとの価格と耐用年数は、以下の表を参考にしてみてください。

塗料の種類

耐用年数

費用相場(㎡)

シリコン

715

1,8003,500

ラジカル

815

2,2004,000

フッ素

1215

3,0005,000

無機

1520

4,5005,500

光触媒

1520

4,2005,000


耐用年数の長い塗料ほど価格は高くなりますが、塗装の頻度は少なくなるため、トータルの修繕コストを抑えられる可能性があります。

今回の塗装費用だけでなく、長期的な目線でも検討してみるとよいでしょう

失敗しない!マンション外壁塗装の色選び


・入居者の年齢に合わせる
・汚れや色あせが目立たない色を選ぶ
・周囲との調和を考慮する

入居者の年齢に合わせる


入居者の年齢層や入居してほしい世代を考慮して、塗料の色を選ぶことをおすすめします。

若い方や単身世帯向けならおしゃれで明るい色年配の方向けなら落ち着いた色が人気です。

汚れや色あせが目立たない色を選ぶ


白や黒は汚れが目立ちやすく、原色系は色あせしやすい傾向があります。

一方、ベージュやグレー、ブラウン、オフホワイトなどは汚れが目立ちにくく色あせもしにくいため、掃除やメンテナンスにあまり手間がかかりません。

周囲との調和を考慮する


近隣の住宅や周辺環境に配慮することも大切です。

奇抜な色で塗装してしまうと、近隣住民とのトラブルに発展する可能性もあります。

また、地域によっては景観条例により外壁に使用できない色もあるため、事前に自治体のホームページなどで確認しておきましょう。

現状の色やデザインを維持したい場合には、無色透明の塗料を使用する「クリア塗装」という方法もあります。

マンションの外壁塗装のスケジュール


マンション外壁塗装の工期は、
50戸未満で1~3か月50戸以上では3~5か月程度が目安です。

一般的な外壁塗装の工程を見ていきましょう。

・足場の設置
足場を設置して周囲を飛散防止シートでおおい、高圧洗浄の水や塗料が飛び散るのを防ぎます。

・高圧洗浄
高圧洗浄機で古い塗膜や汚れを落とします。

・下地補修
塗装の前に、外壁のひび割れや目地のコーキングを補修します。

・養生
塗装しない部分や汚れると困るものをビニールシートとテープで保護します。

・塗装
塗装作業を行います。外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。
塗料によっては2回や4回塗りのものもあります

・足場の解体
足場を解体、撤去します。

マンションの外壁塗装が必要な理由


・マンションの寿命を延ばす
・トータルの修繕費用を抑える
・入居率アップにつながる

マンションの寿命を延ばす


外壁塗装は外観を美しく保つだけでなく、建物全体を雨水や湿気から守る働きもしています。

塗膜の劣化により外壁や建物内部まで雨水が侵入すると、構造部分が腐食されて耐久性の低下につながりかねません。

マンションの寿命を延ばすには、定期的な外壁塗装で塗膜の防水機能を保つことが重要です。

トータルの修繕費用を抑える


外壁や建物内部が雨水の被害を受けると、外壁塗装とは比べ物にならない大規模な修繕工事が必要になります。

例えば外壁の張り替え工事には、塗装の
3倍以上の費用がかかるでしょう。

最悪の場合、建て替えが必要になることもあります。

適切なタイミングで塗装しておくことが、トータルの修繕費用を抑えることにつながります。

入居率アップにつながる


マンション選びにおいては、見た目も重要なポイントです。

経年劣化や汚れで建物が古く見えてしまうと、管理が行き届いていない印象を与えてしまう可能性があります。

外壁塗装で新築のような外観を取り戻すことで、入居率アップに期待できるでしょう。

マンションの外壁塗装のタイミング・危険な劣化症状


マンションの外壁塗装は、
1015年に1回程度が目安とされています。

ただし、劣化のスピードは建物の周辺環境や塗料の種類によっても変動します。

以下のような劣化症状が出ている場合には、耐用年数内でもプロの点検を受けた方がよいでしょう。

・外壁にひび割れがある
・外壁に割れや欠けがある
・タイルがはがれ落ちているところがある
・目地のコーキングにひび割れがある
・カビや藻、コケが生えている
・壁を触ると白い粉がつく(チョーキング現象)
・ベランダ部分に雨もりや漏水の跡がある

特に緊急性が高い劣化症状は、外壁のひび割れや欠け、雨もりです。

0.3mm以上のひび割れからは雨水が侵入して建物全体にダメージを与える可能性があるため、早急に補修を行いましょう。

小さなひび割れや色あせなどは外観に影響しますが、機能的にはそれほど緊急性の高い劣化症状ではありません。

マンションの外壁塗装を行う際の注意点


・マンションの住民に告知する
・近隣に告知とあいさつ回りをする
・防犯対策を強化する

マンションの住民に告知する


住民には事前に告知し、塗装工事の日程表を配布しておきましょう。

塗装中も日常生活は維持できますが、工程によっては「窓を開けられない」「洗濯物を外に干せない」といった制限があるためです。

また、作業員がベランダに立ち入ることもあるので、作業時間中はカーテンを閉めておくよう促すなど、プライバシーへの配慮も大切です。

近隣に告知とあいさつ回りをする


外壁塗装の作業中には、高圧洗浄の水しぶきや塗料のにおい、足場設置の騒音などが発生します。

近隣住民の方にも事前に告知とあいさつ回りを行い、無用なトラブルを防ぐことが重要です。

防犯対策を強化する


外壁塗装中は建物のまわりに足場を設置するため、普段よりも窃盗犯に狙われやすくなります

足場の入り口を施錠したり、センサーライトや監視カメラを設置したりするなど、防犯対策の強化が必要です。

マンション住民にも、ベランダなどの施錠の徹底を促しましょう。

マンションの外壁塗装の費用を抑える3つのポイント


・相見積もりをとる
・自社施工の塗装会社へ依頼する
・他の部分も同時に塗装する

相見積もりをとる


外壁塗装の費用は、依頼する塗装会社によって異なります。

23社の見積もりをとって比較し、納得した上で選びましょう。

ただし、安ければよいわけではありません。

相場より極端に安い場合、追加料金の請求や手抜き工事のリスクがあるため注意が必要です。

自社施工の塗装会社へ依頼する


大手のリフォーム会社やマンションの施工会社では、外壁塗装を下請け会社へ外注するケースが多く、
10~30%程度の中間マージンが発生します。

自社施工の会社なら余計な費用がかからないため、塗装費用を安く抑えられるでしょう。

他の部分も同時に塗装する


屋上や廊下、階段など外壁以外の塗装を別々に行うと、そのつど足場の設置や解体、養生などが必要です。

外壁塗装と同時に行えば、余計な費用を節約できる可能性があります。

まとめ


今回はマンションの外壁塗装が必要な時期や費用相場、注意点など紹介しました。

外壁塗装は、外観の美しさを保って入居率を高めるだけでなく、建物自体の寿命を延ばしてトータルの補修費用を抑えるためにも重要な工事です。

10~15年に1度は外壁の点検を受け、必要があれば塗装や補修を行いましょう

ベストホームでは、無料で外壁の点検・見積もりを行なっております。

岡山市でマンションの外壁塗装をご検討中なら、ぜひお気軽にご相談くださいませ

外壁塗装でグレーが大人気の理由とは?メリット・デメリットや施工事例、色選びのポイントを紹介


グレーの外壁はおしゃれで汚れが目立ちにくく、周辺環境とも調和しやすいため人気です。

ご自宅の外壁をグレーに塗装しようと考えている方も多いのではないでしょうか。

ただ、外壁の色は頻繁に変えられないため、グレーの特徴をよく理解した上で慎重に選びたいですよね。

そこでこの記事では、外壁をグレーで塗装するメリット・デメリットや施工事例、色選びのポイントをご紹介します。

外壁塗装を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

外壁をグレーで塗装するメリット


外壁塗装でグレーが選ばれている理由は、以下のようなメリットがあるからです。

・色あせしにくい
・汚れが目立ちにくい
・おしゃれで洗練された外観になる
・周辺環境となじみやすい
・他の色と組み合わせやすい

色あせしにくい


色あせとは、紫外線によって塗料の色素が分解され、白っぽく変色することです。

紫外線の影響を受けにくいグレーは、他の色と比べて色あせが起こりにくい傾向があります。

外壁をグレーにすることで、塗装したての美しい外観を長く維持できるでしょう。

汚れが目立ちにくい


グレーは、さまざまな種類の汚れが目立ちにくい色です。

黒い外壁は鳥のフンや砂ぼこりなどの白っぽい汚れが、白い外壁は排気ガスなどの黒っぽい汚れが目立ちます。

一方、白と黒の中間色であるグレーは、どちらの色の汚れもあまり気になりません

汚れにくさを重視するなら、グレーの中でも特に淡いグレーがおすすめです。

頻繁に水洗いしなくても、きれいな外壁を維持できるでしょう。

おしゃれで洗練された外観になる


グレーには「シック・クール・都会的」といったイメージがあります。

外壁をグレーにすることで、落ち着いた印象を与えつつ、洗練されたおしゃれな外観に仕上がるでしょう。

周辺環境となじみやすい


外壁塗装の色選びでは、ご自宅の色だけでなく「地域や周辺の住宅と調和するかどうか」も重要なポイントです。

奇抜な色や暗すぎる色にすると、近隣トラブルに発展する可能性もあります。

シックで落ち着いた印象のグレーなら、悪目立ちすることはないでしょう。

他の色と組み合わせやすい


グレーは無彩色(色味がない)のため、さまざまな色と組み合わせられます。

屋根の色を選ばず、ツートンカラーやアクセントカラーの配色を決める際にも、比較的自由に選択できるでしょう。

外壁をグレーで塗装するデメリット


グレーの外壁にはデメリットもあります。

・無個性で地味な印象になることがある
・古い建物に見えることがある
・暗くて重い印象を与えることがある

無個性で地味な印象になることがある


グレーはなじみやすく落ち着いた色であるがゆえに、地味で無難な印象を与えてしまうこともあります。

他とは違ったおしゃれな外観にするなら、ブルーグレーやモスグレー、ローズグレーなど色味のあるグレーを選ぶとよいでしょう。

玄関ドアや窓わく、ベランダなど、部分的に色を変えるのもおすすめです。

古い建物に見えることがある


グレーの色味や質感、色の組み合わせによっては、塗装したてなのに古く汚れて見えてしまうことがあります。

カタログの色だけで決めると後悔することになりかねないので、カラーシミュレーションで建物全体の配色やバランスもチェックしましょう。

また、外壁塗装の塗料には「ツヤあり」「ツヤなし」があり、ツヤのレベルも選べます。

光沢がありすぎるのもよくないですが、ある程度はツヤ感があった方が華やかな印象になるでしょう。

暗くて重い印象を与えることがある


ダークグレーなど明度の低いグレーは、重厚感や高級感を感じられる一方、暗くて重い印象を与えることがあります。

特に日照時間が短い場所や天気の悪い日が多い地域では、家全体が暗く見え、気分まで落ち込んでしまう方もいるかもしれません。

ダークカラーを使いたい場合は、アクセントに白や明るいグレーを使ったり、ツートンカラーにしたりするのもおすすめです。

グレーの外壁塗装の施工事例


実際に外壁をグレーで塗装した施工事例をご紹介します。


色味やデザイン、質感の異なるグレーの組み合わせで、おしゃれな外観に仕上がっています。

木目調の玄関ドアや門扉、黒い手すりや窓わくとの相性も抜群です。


落ち着いたグレーの外壁に、バルコニーの黒や窓わくの白が効いています。

ダークカラーのアクセントを入れることで、引き締まった印象に仕上がります。


爽やかなライトグレーに、鮮やかなブルーのアクセントカラーが新鮮です。

悪目立ちすることなく、周囲とはひと味違った外観を実現しています。

グレーの外壁塗装で後悔しないためのポイント


完成してから後悔しないために、外壁塗装でグレーを選ぶ際の注意点やポイントを押さえておきましょう。

・グレーのカラーバリエーションを把握する
・色の見え方に注意する
・塗装する外壁の素材によって印象が変わる
・配色にこだわるとよりおしゃれ

グレーのカラーバリエーションを把握する


ひと口にグレーといってもさまざまな色味やトーンがあります。

ダークグレーや淡いグレー、青みがかったグレーなど、同じグレーでも選ぶ色によって仕上がりの印象が大きく異なるため、比較して慎重に検討しましょう。

塗料によってグレーのカラーバリエーションが異なるので、塗装会社へ相談してみるのがおすすめです。

色の見え方に注意する


同じ色でも、太陽光と蛍光灯の下では見え方が異なります。

また、光の当たり方やツヤの有無、色見本の大きさによっても違って見えることがあります。

面積が大きくなるほど明るい色はより鮮やかに、暗い色はより濃く見えるので、カタログだけで決めると後悔することになりかねません。

色見本は
A4サイズ以上の大きさを用意してもらい、必ず屋外に出て色を確認することが重要です。

またカラーシミュレーションはディスプレイによって色の見え方が異なるので、まったく同じ色にはならないことを理解しておきましょう。

塗装する外壁の素材によって印象が変わる


塗装する外壁の素材によって、同じ色でも仕上がりの印象が変わることがあるため、ご注意ください。

凹凸のない面では明るく、ザラザラした面では暗く感じられます。

施工事例や色見本をチェックする際には、ご自宅と同じ外壁材かどうか確認することが大切です。

心配な場合には、全面を塗装する前にまず一部だけ試し塗りをしてもらえないか相談してみましょう。

配色にこだわるとよりおしゃれ


グレーのみで塗装する方法もありますが、色味やトーンによっては地味で重たい印象になってしまうことがあります。

ツートンカラーやアクセントカラーなど他の色と組み合わせることで、より洗練されたおしゃれな外観に仕上がるでしょう。

特に相性がよい色は白や黒、ネイビー・ベージュなどで、木目調デザインとの組み合わせや、濃いグレー×淡いグレーも人気です。

グレーの色味によっては、淡いピンク系やブルー系などと組み合わせるのもおしゃれですよ。

まとめ


今回は、外壁をグレーで塗装するメリット・デメリットや施工事例、注意するポイントをご紹介しました。

グレーの外壁は、おしゃれで汚れも目立ちにくいため人気ですが、色味やトーン、配色によっては地味で重たい印象を与えてしまうこともあります。

色選びのポイントを押さえて、素敵な外観に仕上げましょう。

ベストホームでは、外壁塗装のプロが納得のいく色選びをサポートします

無料で外壁の点検や見積もりも行っておりますので、岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ

黒い外壁はおしゃれだけど暑い?メリット・デメリットや施工事例を紹介


外壁を黒に塗り替えたいけど「汚れや色あせは大丈夫?」「室内が暑くなったりしないのかな?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

シックでおしゃれな印象の黒い外壁は最近人気が高まってきていますが、デメリットや注意点もあります。

外壁は一度塗り替えると簡単には変えられないので、色選びは慎重に行いましょう。

この記事では、外壁を黒にするメリット・デメリットや施工事例、色選びのポイントなどをご紹介します。

外壁塗装を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

黒い外壁はおしゃれ!3つのメリット


外壁を黒で塗装するメリットは
3つあります。

・おしゃれで高級感のある外観になる
・色あせしにくい
・他の色と組み合わせやすい

おしゃれで高級感のある外観になる


黒は高級感や品格、洗練された印象を与えます。

外壁を黒にすることで、おしゃれで高級感のあるモダンな仕上がりになるでしょう。

和風建築、洋風建築どちらとも相性抜群です。

また、黒は照明の効果を最大限に引き出すため、昼夜で異なる魅力的な外観を演出できます。

色あせしにくい


黒は紫外線の影響を受けにくく、他の色と比べて色あせしにくい特徴があります。

塗装したてのきれいな状態が長持ちするので、塗り替えの頻度を抑えられるでしょう。

黒ずみ汚れも目立ちにくいため、交通量の多い道路沿いの立地で、排気ガスにより外壁が汚れやすい場合にもおすすめです。

他の色と組み合わせやすい


黒は無彩色(色味がない)のため他の色との相性がよく、さまざまな組み合わせができます

ツートンカラーやアクセントカラーなどで、おしゃれなデザインを取り入れやすいでしょう。

白や明るい色と組み合わせてくっきりとしたコントラストにもできますし、木目調デザインとも相性抜群です。

黒い外壁は暑い?3つのデメリット


黒い外壁にはデメリットもあります。

・熱を吸収しやすい
・白っぽい汚れや傷が目立ちやすい
・悪目立ちする可能性がある

熱を吸収しやすい


光を反射する白と比べて黒は熱を吸収しやすく、外壁や室内の温度に影響を与えることがあります。

白い外壁と黒い外壁では10℃以上の差が出ることもあり、夏場はヤケドに注意が必要です。

また、外壁に断熱材が入っていない場合は、夏場に室内が高温になる可能性もあります

エアコン代にも影響を与えかねないので、気になる場合は黒を避けるか、遮熱塗料を選ぶとよいでしょう。

太陽光を反射して熱の吸収を抑えるため、夏場でも室内温度を快適に保てます。

白っぽい汚れや傷が目立ちやすい


黒い外壁では、泥や砂ぼこり、鳥のフンなどの白っぽい汚れが気になります。

経年劣化によるチョーキング現象(外壁を触ると白い粉がつく)も目立ちやすいでしょう。

また、外壁が金属製の場合は傷がつきやすく、黒だと余計に目立ってしまいます。

美しい外観を保つには定期的な掃除やメンテナンスが必要なため、忙しい方はめんどうに感じるかもしれません。

黒い外壁にしたいけど手間はかけたくない場合は、汚れに強い防汚塗料を選ぶとよいでしょう。

ホコリや汚れが付着しても雨水が洗い流してくれるため、きれいな外観を長く維持できます。

なお、汚れが目立ちにくい色は、淡いグレーやベージュ、ブラウンなどです。

悪目立ちする可能性がある


黒い外壁はおしゃれですが、日本ではまだあまり多くないため、周囲の家から浮いてしまう可能性があります。

「太陽の光が反射してまぶしい」「庭が暗く感じる」「圧迫感がある」など、近隣の方に嫌がられることもあるかもしれません。

トラブルになると住みづらくなるので、事前に相談する、ツヤ消し塗料を選ぶなど、近隣への配慮も大切です。

また、地域によっては景観条例により、極端に明度が低い色は外壁に使えないことがあります。

事前に自治体のホームページなどで確認するか、塗装会社へご相談ください。

黒い外壁の施工事例


実際に外壁を黒で塗装した施工事例をご紹介します。


「黒
×ベージュ」は落ち着きがあり、人気の組み合わせです。

ベランダとその下の一階部分をベージュにすることで、黒一色で塗装するよりも建物に立体感や奥行きが感じられるでしょう。



一階を黒、二階を白にすることで、黒の分量が多い外壁でも威圧感を感じさせません。

玄関周りにレンガ調のデザインを入れることで、よりおしゃれな外観に仕上がっています。


ツヤを抑えた黒の外壁は、重厚感のあるシックな印象です。

窓わくや手すり、玄関ドアなど、部分的に色を変えることで抜け感も感じられます。

黒い外壁で後悔しないポイント


黒い外壁にはメリット・デメリットの両面があります。

完成してから後悔しないために、選ぶ際のポイントを押さえておきましょう。

・黒の特性を知っておく
・他のダークカラーも検討する
・付帯部の色を変える
・ツートンカラーにする

黒の特性を知っておく


黒には以下のような特性があります。

・実際より小さく見える
・実際より重く感じる
・質感が硬そうに見える
・実際の位置より奥まって見える

これらの特徴は、カタログなど小さなサイズで色を確認した時よりも、広範囲に塗装した時の方がより強く感じられます

塗装してから「何だか家がこぢんまりした気がする」など後悔しないよう、色の特性を理解しておきましょう。

他のダークカラーも検討する


「シックな外観にしたいけど、黒のデメリットが気になる」という場合には、他のダークカラーも検討してみることをおすすめします。

ダークグレーやネイビー、濃いグリーンなどもおしゃれですよ。

黒と同様にクールでスタイリッシュな印象ながら、真っ黒ではないため光の反射や熱の吸収が抑えられ、圧迫感も軽減できるでしょう。

また、同じ黒でもツヤの有無によって印象が大きく異なります。

付帯部の色を変える


外壁全体を黒一色で塗装すると、重い印象になります。

雨どいや破風板、幕板、窓わくなど、一部を明るい色にするだけでも、威圧感を軽減してよいアクセントになるでしょう。

また、付帯部だけでなく、屋根との兼ね合いも考慮した色選びが重要です。

屋根は暗めの色が多いですが、外壁を黒にするならやや明るめの色で塗装するのもよいでしょう。

ツートンカラーにする


一階と二階で色を塗り分けたり、縦で色分けしたりと、ツートンカラーにするのもおすすめです。

黒の分量を減らすことで、圧迫感を軽減できるでしょう。

おすすめの配色をご紹介します。

・黒×白
・黒×グレー
・黒×ベージュ
・黒×
ブラウン

ウッドデッキや木目調のバルコニー、玄関ドアなどと組み合わせるのもおしゃれです。

まとめ


今回は、外壁を黒で塗装するメリット・デメリットや施工事例、注意点などをご紹介しました。

黒い外壁はおしゃれで色あせもしにくいですが、熱を吸収して温度が上がりやすく、白っぽい汚れが目立ちやすい傾向があります。

黒い外壁にしたいけどデメリットも気になる場合は、遮熱塗料や防汚塗料を選ぶとよいでしょう

ベストホームでは、外壁塗装のプロが納得のいく色選びをサポートいたします。

ご自宅の写真に色をのせて塗装後のイメージをチェックできる「カラーシミュレーション」も行なっておりますので、岡山市で外壁塗装をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ

【2025年最新】外壁塗装におすすめの人気色TOP12をランキングで紹介


外壁を何色にしようか、迷っている方も多いのではないでしょうか。

選ぶ色によって外観の印象が大きく変わるので、重要なポイントですよね。

この記事では、外壁塗装で人気の12色とその特徴をご紹介します。

これから外壁塗装をされる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

外壁塗装におすすめの人気色ランキングTOP12


外壁塗装で特に人気が高いのは、こちらの
12色です。

1. ベージュ
2. オフホワイト
3. グレー
4. アイボリー
5. クリーム
6. ブラウン
7. グリーン
8. ネイビー
9. ブラック
10. イエロー
11. ブルー
12. ピンク

それぞれの特徴を見ていきましょう。

1. ベージュ


ベージュは明るめの薄茶色で、落ち着いた温かみのある印象を与えます。

どんなデザインとも相性がよく、周囲の環境にもなじみやすいため、悪目立ちする心配がありません。

汚れや色あせも目立ちにくいので、手間をかけずにきれいな外観を長く維持できるでしょう。

レンガや木目調のデザインと合わせたり、アクセントカラーを入れたりすることで、おしゃれな仕上がりにもできます。

2. オフホワイト


オフホワイトは、わずかに色味を感じる白色です。

清潔感のある爽やかな印象でどんな色とも合わせやすく、あらゆる世代から支持されている人気色です。

真っ白よりも汚れは目立ちにくいですが、雨だれや砂ぼこりなどが気になる場合は、防汚塗料を選ぶとよいでしょう。

3. グレー


シックで洗練された印象のグレーの外壁は、洋風でも和風の建物でもマッチしやすく人気です。

淡いグレーからダークグレーまでさまざまなトーンがあり、色味によっても印象が大きく異なります。

落ち着いた印象のグレージュが特に人気ですが、周囲の家とは違った印象にしたい場合は、グリーンやグレー、ピンクなど色味のあるグレーもおしゃれですよ。

淡いグレー系の外壁は、雨だれや排気ガス、ホコリなどの汚れや、色あせが目立ちにくいことも特徴です。

4. アイボリー


アイボリーはやや灰色がかった黄色のことで、象牙色とも言われています。

明るく清潔感があり、柔らかい印象を与える人気のカラーです。

砂やホコリなどの白っぽい汚れが目立ちにくく、美しい外観が長持ちするでしょう。

主張しない穏やかな色で他の色とも組み合わせやすく、軒天や幕板など付帯部の色を変えることでおしゃれな印象にもできますよ。

オレンジ色の屋根と組み合わせて、外国風に仕上げるのもおすすめです。

5. クリーム


クリーム色は、やや黄味がかった乳白色です。

雨だれや排気ガス、鳥のフン、砂ぼこりなどさまざまな汚れが目立ちにくいため、手入れが楽でしょう。

明るく柔らかい色で人気ですが、クリーム色のみで全体を塗装するとぼやけた印象になることもあります。

濃いブラウンやグレーなどと組み合わせてツートンカラーにしたり、アクセントカラーを入れたりして、メリハリをつけるとよいでしょう。

6. ブラウン


落ち着いた雰囲気で周囲とも調和しやすいブラウンは、いつの時代も人気です。

ダークブラウンなら、重厚感や高級感のあるシックな印象の外観に仕上がるでしょう。

一方、淡いブラウンはおしゃれで暖かみがあり、汚れも目立ちにくいことが特徴です。

ウッドデッキや木目調のドアとの相性も抜群で、庭木や花ともマッチします。

7. グリーン


グリーンは安心感と癒しを与える色です。

ありきたりな色は嫌だけど、悪目立ちもしたくない方におすすめです。

カビやコケが目立ちにくく、庭木や花などの植物とも調和しやすいでしょう。

濃淡によって印象ががらりと変わり、深みのあるモスグリーンはシックで落ち着きのある仕上がりになります。

一方、淡いパステルグリーンは明るく爽やかな印象で、洋風の建物との相性が抜群です。

淡いグリーンと濃いグリーンのツートンカラーや、ホワイトとの組み合わせも人気ですよ。

8. ネイビー


ネイビーはシックで落ち着いた色ですが、黒ほど重くなりすぎない爽やかな印象が人気です。

タイルや木目調デザインとも相性がよく、落ち着きはありながらおしゃれな外観を実現できます。

ホワイトと組み合わせれば、マリンテイストを楽しむこともできますよ。

ブルー系の塗料は色あせしにくいことも特徴です。

9. ブラック


最近では、都会的で洗練された印象のブラックも人気が高まってきています。

無彩色のため他の色と組み合わせやすく、和風建築にも洋風建築にもマッチします。

ただ、黒い外壁は白っぽい汚れが目立ちやすいことがデメリットです。

また、黒には熱を吸収する性質があり、外壁や室内の温度が高くなりやすい傾向があります。

黒い外壁にしたいけど、汚れや夏場のエアコン代が気になる場合は、防汚塗料や遮熱塗料を選ぶとよいでしょう。

全体を真っ黒にしてしまうと重たい印象になるため、ホワイトと組み合わせるのが人気です。

10. イエロー


明るく元気な印象のイエローは、見ているだけで気分が上がりますよね。

洋風建築との相性がよく、グリーンやホワイトと合わせることで、北欧風のおしゃれな外観に仕上げることもできます。

植物ともマッチする色なので、ガーデニングがお好きな方にもおすすめですよ。

鮮やかすぎる黄色は周囲から浮いてしまう可能性があるため、淡めのカラーが人気です。

11. ブルー


海や空をイメージさせるブルーは、爽やかな印象で好感度の高い色です。

淡いブルーなら住宅街でも悪目立ちしにくいでしょう。

シックで落ち着きのあるブルーグレーも人気です。

海沿いの地域やリゾート地なら、ホワイトとの組み合わせでマリンスタイルを楽しむのもおすすめですよ。

ブルー系の色は色あせにくいことも人気の理由の一つです。

12. ピンク


ピンクは明るくて優しく、かわいらしい印象を与えます。

あまり日当たりがよくない立地でも、建物全体が明るく感じられるでしょう。

特に人気が高いのは、淡いパステルピンクです。

鮮やかなピンクは主張が強すぎるため、周囲の景観にも配慮して慎重に検討しましょう。

パステルピンクと合わせるなら、ホワイトやグリーン、ブラウン、グレー系の色がおすすめです。

タイルとの組み合わせもおしゃれですよ。

外壁の汚れが目立ちにくい人気色5


外壁の汚れの原因は主に、排気ガスや砂ぼこり、花粉、雨だれ、鳥のフンなどです。

グレーや白、黄色っぽい汚れが多いため、同系色で塗装することで汚れが目立ちにくくなります。

以下のような色を選べば、頻繁に掃除をする手間がはぶけるでしょう。

・淡いグレー
・ベージュ
・オフホワイト
・アイボリー
・ブラウン

また、日当たりの悪い立地ではカビやコケが発生しやすいため、グリーン系の色もおすすめです。

一方、白い外壁は黒っぽい汚れが、黒い外壁は白っぽい汚れが目立ちます。

どうしても使いたい場合は、汚れが付着しにくい防汚塗料を選ぶとよいでしょう。

外壁の色あせが目立ちにくい人気色5


色あせの原因は主に紫外線の影響です。

日当たりのよい立地や日照時間が長い地域では、通常よりも早く色あせが進む可能性があります。

以下のような色あせしにくい色を選ぶことで、塗装したての美しい外観を長く維持できるでしょう。

・白
・黒
・青
・グレー
・ベージュ

一方で、赤や黄、緑、紫などの鮮やかな色は、紫外線の影響を受けやすいため、色あせしやすい傾向があります。

どうしても外壁に使いたい場合は、耐用年数の長い塗料を選ぶとよいでしょう。

塗料は耐用年数によって価格が異なります。

塗料の種類

耐用年数

費用相場(㎡)

アクリル

38

1,0001,800

ウレタン

510

1,5002,500

シリコン

715

1,8003,500

ラジカル

815

2,2004,000

フッ素

1215

3,0005,000

無機

1520

4,5005,500

光触媒

1520

4,2005,000


特に色あせが起こりにくいのは、有機物を含まない無機塗料です。

紫外線ダメージに強いラジカル塗料を選ぶのもよいでしょう。

まとめ


今回は、外壁塗装で人気の
12色とその特徴をご紹介しました。

汚れも色あせも防ぎたいなら、人気色の中でも特にベージュや淡いグレーがおすすめです。

デメリットはあるけどどうしても使い色がある場合は、部分的に使用するか、色あせや汚れを防ぐ塗料を使用するとよいでしょう。

【ガルバリウム剛板の外壁材の特徴・価格】メリット・デメリットやお手入れ方法も紹介


外壁材をガルバリウム剛板に替えようか迷っているけど「汚れにくさや耐久性はどうなんだろう?」「リフォーム費用はどれくらいかかる?」と、お悩みの方も多いのではないでしょうか。

ガルバリウム剛板は手頃な価格で耐久性が高く、人気の外壁材です。

ただ、リフォームの目的やお住まいの環境によっては向かないケースや注意点もあるので、よく理解した上で選択することをおすすめします。

この記事では、ガルバリウム剛板の特徴や価格、メリット・デメリットを解説します。

メンテナンス方法も紹介しているので、外壁のリフォームを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

ガルバリウム剛板の外壁材の特徴


ガルバリウム剛板は、鉄をアルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキした金属製の外壁材です。

見た目がスタイリッシュで美しいだけでなく、価格が手頃で耐久性も高いため、人気の外壁材です。

適切にメンテナンスを行えば、40年程度は使い続けられるでしょう

また、金属でありながらサビにくく、表面がなめらかで汚れが付着しにくいため、お手入れも簡単です。

他の外壁材と比べて非常に軽いことから、耐震性にも優れています。

ガルバリウム剛板の外壁材の価格とリフォーム費用


ガルバリウム剛板の価格は3,500~6,000円/㎡が相場で、メーカーや機能によって変動します。

また、外壁をガルバリウム鋼板にする方法には「カバー工法」と「張り替え」の2つがあります。

それぞれの特徴と施工費用の目安を見ていきましょう。

カバー工法


カバー工法は、既存の外壁の上から新しい外壁材を重ねる方法です。

古い外壁を撤去する必要がないため、工期が短くコストも抑えられます。

ただし、外壁の劣化がひどく下地まで傷んでいる場合には、カバー工法では補修できません。

外壁カバー工法の費用は、30坪の住宅で150万~240万円が目安です。

・施工費:2,500~3,300円/㎡
・外壁材の費用:3,500~6,000円/㎡

張り替え


張り替えは、既存の外壁材を撤去して下地を補修し、新しい外壁材に交換する方法です。

カバー工法と比べて費用は高額ですが、下地から見直せるため、断熱性能や防水機能の向上、構造的な補強も同時に行えます。

外壁の状態が悪い場合や、大幅な性能向上を目指す場合におすすめの工法です。

張り替えの費用は、30坪の住宅で180万~300万円が目安です。

・施工費:1,900~3,000円/㎡
・既存の外壁の撤去費:800~1,000円/㎡
・外壁材の費用:3,500~6,000円/㎡

外壁材をガルバリウム剛板にする5つのメリット


1. 耐久性が高い
2. サビにくい
3. メンテナンスが楽
4. 耐震性が高い
5. スタイリッシュな外観になる

1. 耐久性が高い


ガルバリウム剛板は薄いのに耐久性が高く、適切にメンテナンスを行えば30~40年は使えます。

同じ金属製のトタンと比べて、寿命は2倍以上です。

頻繁に外壁を張り替える必要がないため、トータルのメンテナンス費用を抑えられるでしょう。

2. サビにくい


鉄材をアルミニウムと亜鉛でコーティングしているためサビに強く、新築のような美しい外観を長く保てます。

3. メンテナンスが楽


表面がなめらかでほこりや汚れが付着しにくいため、メンテナンスが簡単です。

カビやコケ、藻なども発生しにくく、汚れても水をかけるだけで簡単に洗い流せます。

4. 耐震性が高い


ガルバリウム鋼板の重量は、窯業系サイディングの4分の1程度と非常に軽く、耐震性に優れています。

建物は重くなるほど地震の揺れによるダメージを受けやすくなるため、外壁を軽くすることで負荷を軽減できます。

5. スタイリッシュな外観になる


金属ならではのモダンでスタイリッシュな見た目も、ガルバリウム剛板の魅力の一つです。

色の種類も豊富で、シルバーやネイビー、ブラウン、ホワイト、モスグリーンなど10種類以上の中から選べます。

落ち着いた印象のツヤ消しタイプを選べば、和風の住宅にも合わせやすいでしょう。

外壁材をガルバリウム剛板にする3つのデメリット


1. 薄くてへこみやすい
2. デザインのバリエーションが少ない
3. 立地によってはサビが発生することがある

1. 薄くてへこみやすい


厚みが0.35mm~0.4mm程度と薄く、フラットな形状が多いため、強い衝撃を受けるとヘコんでしまう可能性があります

心配な場合は他の外壁材にするか、ガルバリウム剛板の中でも厚みがある種類や波型デザインを選ぶとよいでしょう。

2. デザインのバリエーションが少ない


ガルバリウム鋼板は、主に金属の素材感を活かしたデザインが中心です。

最近では積石調やレンガ調、木目調といった自然素材風のデザインも増えてきていますが、選択肢はそれほど多くありません。

もっとも色やデザインのバリエーションが多いのは、窯業系サイディングです。

3. 立地によってはサビが発生することがある


基本的にはサビに強い素材ですが、海沿いの塩害が起こりやすい地域や工場地帯など、特殊な環境下ではサビが発生することもあります。

このような地域では、定期的なメンテナンスがより重要です。

ガルバリウムの外壁材のメンテナンス方法


ガルバリウム鋼板のメンテナンスは楽ですが、まったく必要ないわけではありません。

以下のような方法で定期的にケアすることで、美しい外観を維持できます。

・定期的な清掃
・傷やへこみのチェック
・専門家による点検
・塗装のメンテナンス

定期的な清掃


基本的には年に1~2回程度、水や中性洗剤で洗い流すだけでOKです。

ホースで水をかけるだけでも十分きれいになるでしょう。

頑固な汚れの場合は、中性洗剤をうすめて使うと効果的です。

ただし、高圧洗浄機や硬いブラシ、スチールウールなどは使わないようにしましょう

外壁材に傷がついてしまう可能性があります。 

傷やへこみのチェック


傷やへこみを早期に発見して補修することで、大きなトラブルを防げます。

金属製の外壁材は傷がつくとサビが発生し、放置することで大きく広がっていきます。

最終的には穴があいて雨もりにつながることもあるため、傷を見つけたら小さくてもできるだけ早く補修しましょう

専門家による点検


2~3年に一度は専門家による点検を受けることで、外壁の問題を早期に発見できます。

劣化が激しくなると部分的な補修や塗装では対応しきれず、張り替えやカバー工法が必要となります

30坪程度の家でも150万~300万円の高額な費用がかかるため、定期的な点検は欠かせません。

塗装のメンテナンス


塗装の寿命は10~15年程度です。

塗装せずに放置していると、劣化した塗膜がはがれてサビや色あせが発生します。

外壁材が劣化してからでは、塗装をしても意味がありません。

塗膜の防水効果が切れる前に塗装を行い、外壁材を長持ちさせましょう。

このように、ガルバリウム剛板のメンテナンスは他の外壁材と比べて簡単です。

忙しい方や、あまり家のメンテナンスに時間をかけたくない方には、ぴったりの外壁材と言えるでしょう。

まとめ


今回は、ガルバリウムの外壁材の特徴や価格、メリット・デメリットをご紹介しました。

ガルバリウム剛板は軽量で耐久性が高く、カバー工法にも張り替えにも使える優れた外壁材です。

一方で、デザインの制限や衝撃に弱いというデメリットもあります。

外壁のリフォームを検討されているなら、まずは地域の施工会社へ相談してみましょう。

お住まいの環境や外壁の状態に合わせたアドバイスを受けることで、最適な外壁材や施工方法が見つかるはずです。

ベストホームでは、外壁のプロが無料で点検を行っております

岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ

【30坪戸建て住宅の外壁塗装の費用相場と内訳】安く抑える5つのコツも紹介


「我が家の外壁塗装の費用はどれくらいなんだろう?」「できれば安く抑えたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、一般的な30坪戸建て住宅の外壁塗装費用の相場や内訳、安く抑えるコツをご紹介します。

相場や内訳を知っておくことで、見積額が妥当かどうかを判断する材料にもなるでしょう。

これから外壁塗装を検討される方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

30坪の家の外壁塗装【費用相場】


30坪の家の外壁塗装費用は、60万~100万円が相場です。

ただし、この金額はあくまで目安です。実際の塗装費用は、外壁の状態や塗料の種類、塗装面積などによって変動します。

正確な金額を知りたい場合は、塗装会社へ見積もりを依頼しましょう。

外壁塗装の費用にもっとも大きく影響するのは、塗料の種類です。

耐用年数が長いほど価格が高くなり、5倍以上の差がつくこともあります。

塗料の種類ごとの耐用年数と費用は、以下の表を参考にしてみてください。

塗料の種類

耐用年数

費用相場(㎡)

アクリル

38

1,0001,800

ウレタン

510

1,5002,500

シリコン

715

1,8003,500

フッ素

1215

3,0005,000

無機

1520

4,5005,500


塗装面積が140㎡で3,000円/㎡の塗料を使用した場合、塗料代の目安は42万円です。

なお、見積書には「坪単価」ではなく「平米単価」で記載されるのが一般的です。

坪単価で記載されている場合、正確な塗装面積や金額が算出されていない可能性が高いのでご注意ください。

同じ30坪の住宅でも、建物の階数や凹凸によって塗装面積は異なります。

塗装面積を適当に算出している場合、塗料の量が足りず施工不良を起こしたり、追加料金を請求されたりする可能性があります。

料金が割高になっていることもあるので、必ず平米単価で出してもらいましょう。

ご自宅の塗装面積を大まかに知りたい場合は、以下の計算式で算出できます。

延べ床面積 (坪数 × 3.3㎡) × 係数 (1.2~1.4)

係数を1.4とした場合、30坪の住宅の塗装面積は約140㎡となります。

(30坪×3.3㎡) ×1.4 = 138.6㎡

30坪の家の外壁塗装費用【内訳】


外壁塗装には多くの工程があり、塗料代以外にもさまざまな費用がかかります。

工事内容

平米単価

30坪の費用目安

足場

700 900

10万〜20

飛散防止ネット

100200

15,0003万円

養生

200400

3万〜6万円

高圧洗浄

150 300

2万〜4万円

コーキング

増し打ち

5001,000/m

9万〜18万円

コーキング

打ち替え

9001,500/m

16万〜27万円

下地補修

5001,000

7万〜14万円

下塗り

6001,000

8万〜14万円

中・上塗り

1,0005,500

14万〜77万円

付帯塗装

8001,200

3万〜10万円

諸経費

2030%程度

12万〜30万円


各項目を詳しく見ていきましょう。

・足場と飛散防止ネット
外壁塗装には足場が欠かせません。足場を設置して周囲を飛散防止ネットで覆うことで、職人が安全に作業できるだけでなく、塗料が敷地内や近隣の住宅に飛び散ることも防ぎます。

・養生
塗装しない部分や汚れると困るものは、養生シートとテープでカバーします。

・高圧洗浄
高圧洗浄により古い塗膜やホコリ、汚れなどを取り除き、塗料の密着性を高めます。

・コーキングの増し打ち/打ち替え
外壁の継ぎ目(目地)のコーキングが劣化している場合は、補修が必要です。増し打ちは古いコーキングの上からコーキング材を補充する方法で、打ち替えは古いコーキングをはがして新しく充填する方法です。

・下地補修
外壁にひび割れや凹凸がある場合は、塗装する前にコーキング材やパテで埋めて補修します。

・下塗り
下塗りは、外壁材と中塗り・上塗り塗料を密着させる接着剤のような役割をしています。塗装を長持ちさせるために欠かせません。

・中塗り・上塗り
同じ塗料を使って2回塗装します。外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。見積もりで2回塗りになっている場合は、手抜き工事の可能性があるため注意しましょう。
※塗料の種類によっては2回や4回塗りもあります

・付帯塗装
軒天や雨どいなど、外壁以外の部分を付帯部と言います。記載がない場合は見積もりに含まれていない可能性があるため、必ず確認しましょう。

・諸経費
諸経費には、現場までの交通費や現場管理費、廃材処理費、事務手数料、保険料、事業者の利益などが含まれます。

30坪の家の外壁塗装費用を安く抑える5つのコツ


① 相見積もりをする
② 自社施工の会社へ依頼する
③ 火災保険や助成金が使えるか確認する
④ 塗料のグレードを調整する
⑤ 屋根塗装も一緒にする

① 相見積もりをする


相見積もりとは、複数社の見積もりをとって比較することです。

1社だけの見積もりでは、提示された金額が妥当かどうか判断するのが難しいため、2~3社の見積もりを比較して選ぶとよいでしょう。

ただ、安ければ安いほどよいわけではありません

極端に安い場合は、手抜き工事や追加料金を請求されるトラブルにご注意ください。

内訳まで細かく確認し、相場とも比較して判断することが大切です。

② 自社施工の会社へ依頼する


大手のハウスメーカーやリフォーム会社では、外壁塗装を下請け会社へ外注していることが多く、仲介手数料が上乗せされています

一方、自社施工の会社なら余計な費用がかかりません。

仲介手数料の相場は10~30%なので、塗装費用が80万円の場合8万~24万円の節約になるでしょう。

③ 火災保険や助成金が使えるか確認する


台風や竜巻、落雷などの自然災害で外壁塗装が必要になった場合には、火災保険が使える可能性があります

適用条件は加入している保険によって異なるため、保険証券で確認するか、保険会社へ問い合わせてみましょう。

また、地域によっては外壁塗装に助成金・補助金が支給されることがあります。

自治体のホームページや窓口でご確認ください。
※残念ながら、岡山市は対象外です

④ 塗料のグレードを調整する


近々住み替えを検討している場合や、頻繁に外壁を塗り替えたい場合には、耐用年数が短く安い塗料を使用する方法もあります。

一方、これから長く住み続ける場合には、耐用年数の長い塗料を使ってトータルのメンテナンス費用を抑えることも可能です。

1回の塗料代は高くなりますが、塗装回数や足場代を減らせるため、大きな節約効果があります

塗料の耐用年数をもとに、60年間の塗料代+足場代を比較してみましょう。

(30坪の戸建て住宅・塗装面積140㎡の場合)

塗料の種類

塗装回数

足場+塗料代

シリコン

4

180万〜276万円

無機

3

249万〜291万円

アクリル

7

238万〜316万円

ウレタン

6

246万〜330万円

フッ素

4

248万〜360万円


もっとも単価が安いのはアクリル塗料ですが、60年間のメンテナンス費用が一番安いのはシリコン塗料です

実際に外壁塗装では、シリコン塗料がもっとも多く選ばれています。

⑤ 屋根塗装も一緒にする


トータルのメンテナンス費用を抑えるなら、屋根塗装と外壁塗装を一緒に行うのもおすすめです。

それぞれ足場が必要なので、同時に塗装することで1回分の足場代を節約できます

30坪の家の外壁塗装費用は60万~100万円、屋根塗装は40万~60万円が相場ですが、同時施工なら外壁塗装の費用+20万~40万円程度でできるでしょう。

どちらも塗装時期の目安は、10~15年に1回程度とされています。

同時にしておくことで、この先も同じタイミングで塗装が可能です。

まとめ


今回は、30坪の家の外壁塗装費用や内訳、安く抑えるコツをご紹介しました。

一般的な30坪の家の外壁塗装費用は、60万~100万円が相場です。

ただ、塗装費用は依頼する塗装会社によって大きく変動します。

安いほどよいわけではありませんが、仲介手数料など余計な費用が上乗せされていることもあるため、比較して納得した上で選ぶことが大切です

外壁塗装を検討しているなら、まずは自社施工の塗装会社2~3社の見積もりをとってみましょう。

ベストホームでは無料で外壁の点検・見積もりを行っております

岡山市にお住まいの方は、お気軽にご相談くださいませ。

 

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