外壁塗装コラム
レンガ外壁に塗装は必要?不要なケースや塗装の費用・最適なタイミングも紹介
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カテゴリー:外壁塗装コラム
「レンガ外壁はメンテナンス不要って本当?」「レンガ風の外壁には塗装が必要なのかな?」「塗装費用はどれくらい?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
レンガ外壁は、種類によって塗装が欠かせないケースと、しなくても問題ないケースとがあります。
ただし、塗装が必要ない外壁にも定期的な点検とメンテナンスは欠かせません。
この記事では、塗装が必要なレンガ外壁や不要なケース、メンテナンス方法などを紹介しています。
塗装が必要なタイミングや塗装費用も解説しているので、外壁塗装をすべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
レンガ外壁に塗装は必要?
レンガの外壁には3つの種類があり、このうち外壁塗装が不可欠なのは「レンガ調サイディング」だけです。
① 本物のレンガ
② レンガ風タイル
③ レンガ調サイディング
本物のレンガやレンガ風タイルは耐久性が高く、色あせやコケの発生、チョーキングなどの劣化症状が起こりにくいため、塗装で保護する必要はありません。
ただし、10年に1回程度はコーキング補修などのメンテナンスが必要です。
一方、レンガ調サイディングには防水機能が備わっていないため、長持ちさせるには定期的な塗装で雨や湿気から守ることが重要です。
レンガ調の外壁に塗装が必要なタイミング
レンガ調サイディングの外壁塗装は、10~15年に1回程度が目安とされています。
塗装が必要なタイミングは使用した塗料の種類によっても異なるため、以下の表を参考にしてみてください。
塗料の種類 |
耐用年数 |
アクリル |
約3~8年 |
ウレタン |
約5~10年 |
シリコン |
約7~15年 |
フッ素 |
約12~15年 |
無機 |
約15〜20年 |
塗料の種類がわからない場合には、新築時や前回塗装した際の書類を確認してみましょう。
塗装会社の無料点検を受けて判断してもらう方法もあります。
放置すると危険なレンガ調外壁の劣化症状
海沿いや日当たりのよい立地など、お住まいの環境によっては劣化が早まる可能性があります。
以下のような症状が出ている場合には、早めに点検を受けた方がよいでしょう。
・チョーキング
・カビ・コケ・藻の発生
・塗膜のひび割れ・はがれ
・外壁材の割れ・欠け・はがれ
・目地コーキングのひび割れ・はがれ
チョーキング
チョーキングとは、塗膜の経年劣化により塗料中の顔料が粉化し、外壁を触ると白い粉が付着する現象です。
緊急性はそれほど高くありませんが、外壁塗装にはベストなタイミングです。
カビ・コケ・藻の発生
カビ・コケ・藻の発生は、塗膜の防水機能が低下しているサインです。
放置していると見た目が悪いだけでなく、外壁の劣化を早める可能性があるため、そろそろ塗装を検討した方がよいでしょう。
塗膜のひび割れ・はがれ
経年劣化が進み塗膜にひび割れやはがれが起こると、雨水が外壁内部や屋内へ侵入する恐れがあります。
雨もりが発生すると柱や梁が腐食し、建物の寿命を縮めることにもなりかねないため、早急に塗装が必要です。
外壁材の割れ・欠け・はがれ
外壁材自体に割れや欠け・はがれが起こっている場合、塗装では補修しきれない可能性が高いでしょう。
非常に緊急性の高い症状です。
防水シートや断熱材などが腐食している場合には下地から補修を行い、破損した部分のサイディングボードを交換する必要があります。
目地コーキングのひび割れ・はがれ
サイディングボードの継ぎ目(目地)のコーキングにひび割れやはがれが発生すると、すき間から雨水が入り込み、外壁の劣化や雨もりを引き起こします。
雨もりは建物の耐久性低下にもつながるため、すぐにでも補修を行いましょう。
レンガ調外壁の塗装費用
レンガ調サイディング外壁の塗装費用は、一般的な30坪戸建て住宅で60万~100万円程度が相場です。
坪数ごとの料金は、以下の表を参考にしてみてください。
延べ坪数 |
塗装費用 |
20坪 |
約40万~70万円 |
30坪 |
約60万~100万円 |
40坪 |
約80万~130万円 |
50坪 |
約100万~160万円 |
60坪 |
約120万~190万円 |
70坪 |
約140万~230万円 |
料金は塗料の種類によっても大きく変動します。
耐用年数が長いほど価格も高くなりますが、そのぶん塗装回数を減らせるため、トータルのメンテナンス費用を抑えられる可能性があります。
塗料の種類 |
費用相場(㎡) |
耐用年数 |
アクリル |
1,000~1,800円 |
約3~8年 |
ウレタン |
1,500~2,500円 |
約5~10年 |
シリコン |
1,800~3,500円 |
約7~15年 |
フッ素 |
3,000~5,000円 |
約12~15年 |
無機 |
4,500〜5,500円 |
約15〜20年 |
「この先何年住む予定か」「次回の塗装をいつにするか」など、状況に応じて最適な塗料を選びましょう。
レンガ調外壁におすすめの塗装方法
せっかくのレンガ調デザインを損なうことなく、塗装する方法を2つご紹介します。
① クリア塗装
② 2色塗り
① クリア塗装
クリア塗装とは、無色透明の塗料で塗装する方法です。
色がつかないので、レンガ調のデザインを活かしながら外壁を保護できます。
ただし、外壁の汚れや色あせ、ひび割れ補修の跡などはカバーできないため、劣化が進行する前に塗装を行う必要があります。
② 2色塗り
汚れ・修理跡を隠したい場合や、外壁の色を変えたい場合には、色のついた塗料で塗りつぶす方法もあります。
単色だとデザイン性が失われるため、2色の塗料を使って塗装するとよいでしょう。
レンガの凹凸に合わせて色を変えることで、レンガ調外壁の立体感やデザイン性を損なうことなく汚れなどをカバーし、美しい外観を取り戻せます。
レンガやタイルの外壁にもメンテナンスは必須
本物のレンガやレンガ風タイルは塗装不要ですが、完全にメンテナンスフリーではありません。
劣化症状に応じて適切な補修を行うことで、家や外壁の寿命を長持ちさせられます。
レンガやタイルにひび割れや破損、はがれが起こった場合には、部分的に補修したり、交換したりする必要があります。
また、タイルの継ぎ目にコーキング材を使用している場合は、7~10年程度でひび割れやはがれなどの劣化症状が起こります。
定期的にコーキング補修を行いましょう。
コーキングの補修方法には「増し打ち」と「打ち替え」の2つがあります。
増し打ち |
打ち替え |
||
単価 |
500〜1,000円/m |
900〜1,500円/m |
|
30坪の費用 |
9万〜18万円 |
16万〜27万円 |
|
寿命 |
2〜5年 |
7〜10年 |
増し打ちとは、古いコーキングの上からコーキング材を補充する方法です。
打ち替えとは、古いコーキングをはがして新しく充填し直す方法です。
増し打ちの方が費用を安く抑えられますが、応急処置にしかならないため寿命が短く、頻繁に補修する必要があります。
よほどの理由がない限りは、打ち替えをおすすめします。
レンガやタイルにも外壁塗装できる?
「レンガやタイルに艶を出したい」「外観の印象を変えたい」などの理由で、塗装することは可能です。
ただし、塗膜の寿命はタイルやレンガほど長くないため、10年程度で劣化して外観が悪くなってしまいます。
一度塗装すると今後も10~15年ごとに塗り替えが必要なため、よく検討した方がよいでしょう。
レンガの質感やデザインを活かして塗装するなら、クリア塗装がおすすめです。
まとめ
今回は、レンガ外壁に塗装が必要なケースと不要なケース、メンテナンス方法、塗装費用などをご紹介しました。
本物のレンガとレンガ調タイルの外壁には塗装が不要ですが、レンガ調サイディングには不可欠です。
また、塗装が必要ない外壁にも、下地やコーキング補修などの定期的なメンテナンスは欠かせません。
劣化が気になっている場合はもちろん、新築から10年以上経過している場合にも、一度点検を受けてみましょう。
ベストホームでは、外壁のプロが無料で点検を行い、ご自宅に最適なメンテナンス方法をご提案いたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
コンクリート外壁に塗装は必要?塗装するメリットや劣化を放置するリスク、塗装費用も解説
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カテゴリー:外壁塗装コラム
「コンクリートの外壁に塗装は必要なのかな?」「塗装するとせっかくの質感が損なわれそう…」「費用はどれくらいかかるんだろう?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装には100万円前後の費用がかかるため、できるだけ頻度は減らしたいですよね。
ただ、外壁だけでなく建物の耐久性にまで影響する劣化症状が出ている場合、点検や補修を行わずに放置しておくのは危険です。
この記事では、コンクリート外壁の最適な塗装時期や、見過ごせない劣化症状、塗装費用の目安などを解説します。
おすすめの塗料や塗装方法も紹介しているので、外壁塗装すべきか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
コンクリート外壁に塗装は必要?
結論からお伝えすると、コンクリートの外壁には塗装が不可欠です。
※コンクリートとよく似た素材にモルタルがあります。モルタル外壁については、「モルタル外壁の塗装費用とタイミング」の記事をご覧ください。
【コンクリート外壁に塗装が必要な3つの理由】
・きれいな外観を保つため
・外壁の防水機能を維持するため
・建物の耐久性を高めるため
きれいな外観を保つため
コンクリート外壁はデザインがシンプルなため、汚れや変色、ひび割れなどの経年劣化が目立ちます。
面積が広い外壁が汚れていると、建物全体の印象も悪くなってしまうでしょう。
外壁塗装を行うことで、新築のような美しい外観を取り戻せます。
外壁の防水機能を維持するため
コンクリート外壁は、そのままだとひび割れやすく水にも弱いため、塗膜で保護することで防水機能を維持しています。
しかし、塗装の効果が続くのは10年程度です。
経年劣化により塗膜の防水機能が失われると、コンクリートに水が染み込んだり、ひび割れができたりして、外壁がもろくなってしまう恐れがあります。
外壁の交換が必要になると塗装の2~3倍の費用がかかるため、定期的に塗り替えを行い、外壁の防水機能を維持することが大切です。
建物の耐久性を高めるため
塗膜の劣化は屋内での雨もりにもつながります。
外壁からの雨もりは気づきにくく、発見した時には柱や梁、鉄筋部分まで腐食しているケースもあるため、特に注意が必要です。
躯体部分がダメージを受けると建物の耐久性が低下し、最悪の場合には建て替えが必要になることもあります。
家の寿命を長持ちさせるためにも、定期的な外壁塗装が欠かせません。
塗装が必要なコンクリート外壁の劣化症状
コンクリート外壁の塗装目安は、10~15年に1回程度とされています。
しかし、実際に塗装が必要なタイミングは、塗料の種類や外壁の状態、お住まいの環境などによっても変動します。
塗料ごとの塗装時期の目安は、以下の表を参考にしてみてください。
塗料の種類 |
耐用年数 |
アクリル |
約3~8年 |
ウレタン |
約5~10年 |
シリコン |
約7~15年 |
フッ素 |
約12~15年 |
無機 |
約15〜20年 |
ただし、耐用年数はあくまで目安です。
以下のような劣化症状が出ている場合には、一度プロの点検を受けた方がよいでしょう。
・カビ・コケ・藻の発生
・水染み
・外壁のひび割れ
・爆裂・欠損
カビ・コケ・藻の発生
経年劣化により塗膜の防水機能が低下すると、カビ・コケ・藻などが発生しやすくなります。
外観が悪いだけでなく、外壁の劣化にもつながりかねないため、そろそろ塗装を検討した方がよいでしょう。
水染み
コンクリートは本来、水を吸収しやすい素材です。
そのため、塗膜の防水機能が低下している部分には、雨水が浸透してシミができることがあります。
水分や湿気は外壁を劣化させる原因になるので、早めに塗装を行いましょう。
外壁のひび割れ
幅0.3mm以上のひび割れには特に注意が必要です。
すき間から雨水が侵入して外壁内部の鉄筋がサビたり、室内で雨もりが発生したりする恐れがあるため、早急にひび割れ補修と塗装を行いましょう。
細いひび割れの場合、緊急性はそれほど高くありませんが、数年以内には塗装を検討することをおすすめします。
爆裂・欠損
雨水が外壁内部に侵入して鉄筋にサビが発生すると、膨張してコンクリートの爆裂や欠損を引き起こします。
放置しているとさらに外壁がもろくなり、建物の耐久性や耐震性にも影響を与える可能性があるため、すぐにでも補修が必要です。
コンクリート外壁におすすめの塗料・補修方法
コンクリート外壁には、以下のような塗料や塗装方法がおすすめです。
・撥水材
・弾性塗料
・クリア塗装
・コンクリート再現工法
撥水材
コンクリート特有の質感を活かしつつ外壁を保護したい場合には、撥水材がおすすめです。
ただし、耐久性はそれほど高くないため、撥水材だけでは5~7年程度しか持たないでしょう。
塗料価格の相場は1,500~2,000円/㎡程度です。
クリア塗装
撥水材の上から保護効果の高いクリア塗装を行うことで、より耐久性を高められます。
無色透明のクリア塗料を使用するため、コンクリートの質感を損なうことなく外壁の防水機能を高められます。
ただし、補修あとや色ムラ、汚れなどはカバーできないので、外壁が劣化する前に塗装することが重要です。
価格は塗料のグレードによって大きく異なります。
塗料の種類 |
耐用年数 |
費用相場(㎡) |
アクリル |
約3~8年 |
1,000~1,800円 |
ウレタン |
約5~10年 |
1,500~2,500円 |
シリコン |
約7~15年 |
1,800~3,500円 |
フッ素 |
約12~15年 |
3,000~5,000円 |
無機 |
約15〜20年 |
4,500〜5,500円 |
一般的に耐用年数が長いほど高価ですが、そのぶん塗装頻度を減らせるため、トータルのメンテナンス費用は安く抑えられる可能性があります。
弾性塗料
硬いコンクリート外壁にはひび割れが起こりやすいため、弾性塗料も向いています。
塗膜がひび割れに追従することで補修効果が得られ、雨水の侵入を防ぎます。
伸縮性が高いことから、ひび割れ予防にも期待ができるでしょう。
ただし、弾性塗料で塗りつぶすとコンクリート特有の質感は失われます。
価格は2,800~4,000円/㎡程度が相場です。
コンクリート再現工法
コンクリート再現工法とは、スポンジや特殊ローラーを使って塗装することでコンクリートの質感は維持しながら、補修あとや色ムラなどをカバーする方法です。
高度な技術が必要なため施工業者が限られますが、新築時のような外観を取り戻せるでしょう。
価格はクリア塗装と同じく塗料のグレードによって異なり、1,000~5,500円/㎡程度が相場です。
コンクリート外壁の塗装費用
一般的な30坪戸建て住宅の場合、コンクリート外壁の塗装費用は60万~100万円が目安です。
坪数ごとの費用相場は、以下の表でご確認ください。
延べ坪数 |
塗装費用 |
20坪 |
約40万~70万円 |
30坪 |
約60万~100万円 |
40坪 |
約80万~130万円 |
50坪 |
約100万~160万円 |
60坪 |
約120万~190万円 |
70坪 |
約140万~230万円 |
ただし、実際の塗装料金は、依頼する会社や使用する塗料、外壁の状態によっても変動します。
正確な料金が知りたい場合には、塗装会社へ無料見積もりを依頼しましょう。
費用を安く抑えるコツについて詳しくは、「外壁塗装のお金がない時の対処法」をご覧ください。
まとめ
今回は、コンクリート外壁の劣化症状や適切な塗装のタイミング、費用相場などを紹介しました。
コンクリート外壁は独特な質感がおしゃれですが、ひび割れやすく雨や湿気にも弱いため、長持ちさせるには定期的な塗装が欠かせません。
新築から10年以上が経過している場合や、ひび割れや水染みなどの劣化症状が気になっている場合には、一度点検を受けてみることをおすすめします。
ベストホームでは、外壁のプロが無料で点検を行い、ご自宅に最適な補修方法や塗料をご提案いたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
【ALC外壁のベストな塗装時期と費用相場】放置すると危険な劣化症状やおすすめ塗料も紹介
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カテゴリー:外壁塗装コラム
ALC外壁は耐久性が高く、50年程度はもつとされています。
しかし、塗装のタイミングを逃すと、塗膜が劣化して外壁材がダメージを受け、早々に交換が必要になってしまうこともあります。
外壁の交換には塗装の2~3倍の高額な費用がかかるため、定期的に塗装を行い、外壁を雨や紫外線のダメージから守ることが大切です。
この記事では、ALC外壁のベストな塗装時期や費用相場、放置すると危険な劣化症状を解説します。
おすすめの塗料も紹介しているので、外壁塗装を検討されている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ALC外壁に塗装が必須の理由
ALC外壁には定期的な塗装が不可欠です。
ALCパネルは軽くて丈夫な外壁材ですが、無数の気泡があるため雨水や湿気を吸い込みやすい特徴があります。
外壁の防水機能を高めるためには、適切なタイミングで塗装を行い、塗膜でコーティングすることが重要です。
塗膜が劣化すると外壁内部や室内まで雨水が浸透し、雨もりやカビ・シロアリの発生、建物を支える柱や梁の腐食につながる恐れがあります。
最悪の場合には建て替えが必要になるケースもあるため、経年劣化で塗膜の機能が低下する前に塗装を行いましょう。
ALC外壁の塗装時期の目安
ALC外壁の塗装時期は、10~15年に1回程度が目安です。
ただし、塗膜の劣化のスピードは使用している塗料の種類によって異なります。
塗料の種類 |
耐用年数 |
アクリル |
約3~8年 |
ウレタン |
約5~10年 |
シリコン |
約7~15年 |
フッ素 |
約12~15年 |
無機 |
約15〜20年 |
また、海沿いや紫外線の強い地域など、お住まいの環境によっては劣化が早まる可能性もあります。
耐用年数内でも、外壁の状態が気になる場合には点検を受けた方がよいでしょう。
放置すると危険なALC外壁の劣化症状
以下のような劣化症状が出ている場合には、外壁塗装が必要です。
・チョーキング
・コケや藻の発生
・塗膜のひび割れ・ふくれ
・塗膜のはがれ
・ALCパネルのひび割れ
・ALCパネルの割れ・欠け・はがれ
・雨もり
チョーキングやコケ・藻の発生は、塗膜の防水効果が切れているサインです。
外壁塗装には最適なタイミングと言えるでしょう。
また、塗膜のはがれや外壁材の割れ・欠け・はがれなどは特に緊急性の高い症状のため、早急が必要です。
ALCパネル自体の破損や雨もりが発生している場合は、外壁内部までダメージを受けていることが多く、塗装では補修しきれない可能性が高いでしょう。
一方、軽度の色あせや小さなひび割れは、それほど緊急性が高くありません。
ただし、劣化し始めているサインなので、数年以内には外壁塗装を検討することをおすすめします。
ALC外壁の塗装におすすめの塗料
ALCパネルは寿命が長い外壁材のため、耐用年数の長い塗料を使用するのが一般的です。
外壁塗装に使用される塗料の中で特におすすめなのが、シリコン・フッ素・無機塗料です。
塗料の種類 |
耐用年数 |
費用相場(㎡) |
シリコン |
約7~15年 |
1,800~3,500円 |
フッ素 |
約12~15年 |
3,000~5,000円 |
無機 |
約15〜20年 |
4,500〜5,500円 |
耐用年数が長い塗料ほど価格も高くなりますが、塗装の頻度が減るためトータルのメンテナンス費用を節約できる可能性があります。
外壁材の寿命や、あと何年住む予定かなどの状況に応じて、適切な塗料を選ぶとよいでしょう。
各塗料の特徴を解説していきます。
シリコン塗料の特徴
外壁塗装でもっともよく使われているのがシリコン塗料です。
価格と機能性のバランスがよく人気が高いため、製品数や色の種類が豊富でたくさんの選択肢の中から選べます。
1ランク上のフッ素塗料と近い耐久性ながら、価格は3分の2程度に抑えられるでしょう。
フッ素塗料の特徴
フッ素塗料は非常に優れた耐久性が特徴で、一般住宅だけでなく大型ビルや商業施設などの塗装にもよく使われています。
汚れが付着しにくく落ちやすいため、頻繁に掃除をしなくても塗装したてのきれいな外観を長く維持できるでしょう。
防カビ・防藻効果により、カビやコケ、藻などが発生しにくいこともメリットです。
無機塗料の特徴
無機塗料は有機物からできている他の塗料と異なり、無機物が主な原料です。
そのため、経年劣化による色あせやチョーキングが起こりにくく、有機物を栄養にして繁殖する藻やコケも発生しにくいことが特徴です。
また、無機物には静電気が発生しにくいので、空気中のホコリや汚れを寄せ付けず、水となじみやすい性質により汚れても雨で簡単に洗い流されます。
高価ですが、汚れにくく耐用年数も長いことから、外壁のメンテナンスに手間をかけたくない方におすすめの塗料です。
ALC外壁の塗装費用
ALC外壁の塗装費用は、一般的な30坪戸建て住宅で60万~100万円程度が相場です。
坪数ごとの料金目安は、以下の表を参考にしてみてください。
延べ坪数 |
塗装費用 |
20坪 |
約40万~70万円 |
30坪 |
約60万~100万円 |
40坪 |
約80万~130万円 |
50坪 |
約100万~160万円 |
60坪 |
約120万~190万円 |
70坪 |
約140万~230万円 |
ただし、実際の料金は外壁の状態や塗料の種類、依頼する塗装会社などによって異なります。
正確な金額が知りたい場合には、塗装会社へ無料見積もりを依頼しましょう。
ALC外壁にはコーキング補修も必須
ALC外壁を長持ちさせるには、目地のコーキング補修も必須です。
コーキングとは、ALCパネル同士の継ぎ目(目地)を埋めるゴム状の素材で、寿命は7~10年と外壁塗装よりも短くなっています。
劣化するとひび割れやはがれが起こり、すき間から外壁内部や屋内へ雨水が侵入するため、適切なタイミングで補修を行うことが大切です。
コーキング補修の方法には「増し打ち」と「打ち替え」の2つがあります。
増し打ちとは、既存のコーキングの上からコーキング材を補充する方法です。
一方、打ち替えとは、既存のコーキングをはがして新たに充填し直す方法です。
それぞれの耐用年数と費用は、以下の表を参考にしてみてください。
増し打ち |
打ち替え |
||
単価 |
500〜1,000円/m |
900〜1,500円/m |
|
30坪の費用 |
9万〜18万円 |
16万〜27万円 |
|
耐用年数 |
2〜5年 |
7〜10年 |
コーキング補修のみ行う場合は、足場代として別途10万~20万円の費用がかかります。
外壁塗装と一緒に行うことで、1回分の足場代を節約できるでしょう。
外壁塗装が間に合わなかった場合の対処法
塗膜の劣化を放置して外壁材にまでダメージが進行している場合、塗装では補修できません。
「カバー工法」か「張り替え」を検討しましょう。
カバー工法とは、既存の外壁の上から新しい外壁材を重ねる方法です。
張り替えとは、既存の外壁を撤去して下地を補修し、新しい外壁材に交換する方法です。
防水シートや断熱材など外壁の下地まで劣化している場合には、カバー工法が使えないため張り替えを行います。
費用はそれぞれ以下のとおりです。
工事内容 |
30坪住宅の費用相場 |
カバー工法 |
150万〜240万円 |
張り替え |
180万〜300万円 |
外壁塗装なら60万~100万円程度で済みますが、カバー工法や張り替えには外壁塗装の2~3倍の費用がかかります。
トータルのメンテナンス費用を抑えるためにも、定期的な塗装で外壁を長持ちさせましょう。
まとめ
今回は、ALC外壁のベストな塗装時期や費用相場、放置すると危険な劣化症状などをご紹介しました。
ALCは耐久性の高い外壁材ですが、そのままでは雨水や湿気を吸収しやすいため、定期的に塗装して塗膜で保護することが大切です。
新築や前回の塗装から10年以上経っている場合には、一度点検を受けた方がよいでしょう。
ベストホームでは、外壁のプロが無料で点検を行い、ご自宅に最適なメンテナンス方法をご提案いたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
【モルタル外壁の塗装費用とタイミング】おすすめの塗料や塗装方法も紹介
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カテゴリー:外壁塗装コラム
「モルタルの外壁はいつ塗装すればいい?」「費用はどれくらいかかるんだろう?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
モルタル外壁はひび割れしやすいため、定期的な点検と塗装が欠かせません。
この記事では、モルタル外壁の塗装費用とタイミングをご紹介します。
おすすめの塗料や塗装方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
モルタル外壁の耐用年数と塗装のタイミング
モルタル外壁は約30年もつとされていますが、塗膜の劣化を放置していると寿命が短くなる恐れがあります。
劣化が進んで塗装では補修しきれなくなると、カバー工法(重ね貼り)が必要になるため高額な補修費用がかかります。
外壁を長持ちさせてトータルのメンテナンス費用を抑えるには、定期的に点検を受け、適切なタイミングで塗装を行うことが大切です。
塗装が必要なタイミングのめやすは、塗料の種類によって異なります。
塗料の種類 |
耐用年数 |
アクリル |
約3~8年 |
ウレタン |
約5~10年 |
シリコン |
約7~15年 |
フッ素 |
約12~15年 |
無機 |
約15〜20年 |
ただし、お住まいの環境によっては、劣化が早まるケースもあるためご注意ください。
塗装が必要なモルタル外壁の劣化症状
以下のような症状が出ている場合には、耐用年数内でも一度プロの無料点検を受けてみた方がよいでしょう。
・チョーキング
・カビ・コケ・藻の発生
・幅0.3mm以上のひび割れ
・塗膜のふくれ・はがれ
・外壁のふくれ・はがれ
チョーキング
チョーキング現象が発生し始める時期は、外壁塗装に最適なタイミングです。
チョーキングとは、経年劣化により塗膜の顔料が粉状になって表面に出てくる現象で、外壁に触ると手に白い粉がつきます。
放置していると劣化が進んで余計な補修費用がかかることもあるため、そろそろ塗装を検討した方がよいでしょう。
カビ・コケ・藻の発生
外壁にカビ・コケ・藻などが繁殖するのは、塗膜の防水機能が低下しているサインです。
見た目が悪いだけでなく、外壁の劣化を早めることにもなりかねません。
洗い流してもすぐに再発する場合は、塗装を検討した方がよいでしょう。
幅0.3mm以上のひび割れ
幅0.3mm以上のひび割れからは、雨水が侵入する恐れがあります。
防水シートなど外壁下地の腐食や、雨もりにつながりかねないため、すぐにでも補修が必要です。
下地や外壁自体がダメージを受けるとカバー工法による補修が必要になり、塗装よりも高額な費用がかかります。
また、雨もりが発生するとクロスの張り替えやカビの除去、柱や梁の補修などが必要になることもあります。
最悪の場合は建物の耐久性が低下し、建て替えが必要になることもあるため、できるだけ早くひび割れ補修と塗装を行いましょう。
塗膜のふくれ・はがれ
塗膜の劣化が進むと、ふくれやはがれが起こります。
特に塗膜がはがれた部分は防水機能が働いていないため、雨水が内部へ侵入し、外壁自体がダメージを受ける恐れがあります。
早めに塗装を行い、雨や湿気からモルタル外壁を守りましょう。
外壁のふくれ・はがれ
外壁内部に雨水が侵入すると、モルタル自体にふくれやはがれが起こります。
はがれたモルタルが落下してケガをする恐れもあるため、早急に補修を行いましょう。
外壁の下にある防水シートなども腐食している場合には、塗装だけでは補修しきれません。
外壁をはがして下地補修を行った上で、塗装する必要があります。
モルタル外壁の塗装費用
一般的な30坪戸建て住宅の場合、モルタル外壁の塗装費用は60万~100万円が目安です。
坪数ごとの塗装費用は、以下の表を参考にしてみてください。
延べ坪数 |
塗装費用 |
20坪 |
約40万~70万円 |
30坪 |
約60万~100万円 |
40坪 |
約80万~130万円 |
50坪 |
約100万~160万円 |
60坪 |
約120万~190万円 |
70坪 |
約140万~230万円 |
ただし実際の塗装料金は、塗料の種類や塗装方法、依頼する塗装会社などによっても変動します。
塗装費用を抑えるコツは「外壁塗装のお金がない時の対処法」の記事をご覧ください。
モルタル外壁の塗装方法3つ
モルタル外壁の塗装方法は、大きく分けて3つあります。
① ローラー塗装
② 吹き付け塗装
③ 左官仕上げ
それぞれ仕上がりの特徴や、メリット・デメリットを見ていきましょう。
① ローラー塗装
凹凸のあるローラーで、外壁の表面に模様を作る方法です。
渦巻き状や手作業風、花柄などさまざまな模様のローラーがあり、お好きなデザインを選べます。
塗装しやすいため、施工会社による仕上がりの差が出にくいでしょう。
また、吹き付け塗装と比べて塗料の飛散が圧倒的に少ないため、塗料がムダになりません。
近隣住宅に迷惑がかからないこともメリットです。
ただ、吹き付け塗装よりも作業に時間がかかります。
② 吹き付け塗装
スプレーガンで外壁に塗料を吹き付ける方法です。
吹き付け塗装には、3つの種類があります。
・リシン仕上げ
・スタッコ仕上げ
・吹き付けタイル仕上げ
リシン仕上げ
小さな石材を含む塗料を吹き付けて模様を作る方法で、ザラザラした質感に仕上がります。
落ち着いたデザインで高級感があり、施工費用が安いことが特徴です。
ただ、塗膜が薄いためひび割れが起こることがあります。
スタッコ仕上げ
セメントや砂などを混ぜた塗料を吹き付けて模様をつける方法で、リシンに厚みを持たせたような仕上がりになります。
デザイン性が高く耐用年数が長いことが特徴ですが、使用する塗料の量が多いため、リシン仕上げの3倍ほどの費用がかかります。
吹き付けタイル仕上げ
多くのモルタル外壁に使われているのが、吹き付けタイル仕上げです。
凹凸がありながら滑らかで艶のある仕上がりになり、耐久性が高くひび割れに強いことが特徴です。
③ 左官仕上げ
左官職人が手作業で外壁の表面に模様を作る方法です。
味のある外観が人気ですが、ローラー仕上げと違い職人の腕次第で仕上がりが大きく左右されるため、技術力の高い施工業者へ依頼することが重要です。
モルタルの外壁塗装におすすめの塗料
モルタル外壁はひび割れやすいため、弾性塗料を使用するのがおすすめです。
弾性塗料には3つの種類があり、それぞれ工法が異なります。
① 単層弾性塗料
② 複層弾性塗料
③ 微弾性塗料
① 単層弾性塗料
下塗りにシーラーを使用し、高弾性塗料で2回上塗りをする方法です。
塗装回数が3回で済むため費用を抑えられますが、耐久性がやや低いことがデメリットです。
② 複層弾性塗料
①の上から、さらに2回上塗りをする方法です。
下塗りにシーラーを使用し、高弾性塗料で2回中塗りをした上から上塗り塗料で2回塗装します。
上塗り塗料は、シリコンやフッ素などグレードの選択が可能です。
5回塗装することで塗膜が厚くなるため、耐久性は3つのうちで最高ですが、そのぶん多くの費用がかかります。
③ 微弾性塗料
「微弾性フィラー」という弾性のある塗料で下塗りを行い、上塗り塗料で2回塗装します。
②と同様に上塗り塗料のグレードを選べる点がメリットですが、下塗り塗料が「微弾性」のため耐久性が低いことが難点です。
モルタル外壁は凹凸が多いため、汚れが付着しやすく落としにくい傾向があります。
頻繁に掃除をしたくない場合は、汚れがつきにくく落としやすい防汚塗料を上塗り塗料として使用するのもおすすめです。
まとめ
今回は、モルタル外壁の塗装費用やタイミング、おすすめの塗料などをご紹介しました。
モルタル外壁は硬くひび割れしやすい傾向があります。
劣化症状が進行するほど補修費用も高くなるため、チョーキングやひび割れを発見したら早めに点検を受けましょう。
ベストホームでは、外壁のプロが無料で点検を行い、ご自宅に最適なメンテナンス方法をご提案しております。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
タイルに外壁塗装は不要?補修が必要な3つの症状とメンテナンス方法を解説
投稿日:
カテゴリー:外壁塗装コラム
「タイルには外壁塗装が必要ないって本当?」「ずっと放置でいいのかな?」「色を変えたいけど、タイルに塗装できるの?」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
タイル外壁は耐久性が高く、メンテナンスの手間も少ないことが魅力ですが、施工方法や状態によっては補修が必要になるケースもあります。
この記事では、タイル外壁の劣化症状やメンテナンス方法、費用などについてご紹介します。
メンテナンス費用を安く抑えるコツも解説しているので、外壁の劣化が気になっている方や、塗装すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
タイルに外壁塗装は不要?
結論からお伝えすると、タイルの外壁に塗装は不要です。
タイルは土や石、砂などで形成された無機質の外壁材のため、紫外線や風雨による劣化や変色、色あせが起こりにくい傾向があります。
また、有機物を栄養にして繁殖するカビやコケ、藻などが発生しにくく、汚れにくいことも特徴です。
一般的な外壁材の耐用年数が20~40年程度であるのに対して、タイル外壁は塗装しなくても40年以上もつとされています。
ただし、塗装が必要なくても10年に1回程度はメンテナンスが必要です。
タイル外壁にメンテナンスが必要な3つのケースと補修方法・費用
タイル外壁の施工方法には「湿式」「乾式」の2つがあります。
湿式:タイルの接着に「モルタル」を使用
乾式:タイルの接着に「弾性接着剤」を使用
モルタルは乾燥すると硬くなるため、下地やタイルの変形に追従できずひび割れを起こし、タイルの浮きやはがれにつながります。
一方、弾性接着剤は伸縮性が高いため、下地やタイルの動きに追従して浮きやはがれを起こしにくいことが特徴です。
施工期間が短く費用も安く抑えられることから、最近では乾式が主流ですが、古い建物では湿式で施工されている可能性があります。
湿式工法は特に経年劣化によるひび割れが起こりやすいため、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
以下のような劣化症状が出ている場合には、早急に補修を行いましょう。
① 下地の劣化
② コーキングの劣化
③ タイルのひび割れや破損
それぞれの症状や補修方法、費用を見ていきましょう。
① 下地の劣化
湿式工法で施行されている場合は、経年劣化によりモルタル下地にひび割れが発生します。
ひび割れ部分から雨水が侵入するとタイルの浮きやはがれ、雨もりにつながる恐れがあるため、早めにプロの点検を受けた方がよいでしょう。
外壁からの雨もりは発見に時間がかかるので、気づいた時には柱や梁まで腐食しているケースがあります。
家の寿命を縮めることになりかねないので、放置するのは危険です。
軽度なひび割れであれば、樹脂によるひび割れ補修とモルタルの増し打ちで補修できるでしょう。
劣化の範囲が広い場合や、タイルが浮いている場合には、一度タイルをはがしてモルタルで張りなおす必要があります。
モルタル下地の補修費用は、4,000~7,000円/㎡が目安です。
② コーキングの劣化
目地や窓サッシの周りなどには、すき間を埋めるためにコーキングが施されています。
コーキングの寿命は7~10年程度とされており、劣化するとひび割れやはがれが起こります。
すき間から外壁内部や屋内へ雨水が侵入する恐れがあるため、早急に補修が必要です。
コーキングの補修方法には、「増し打ち」と「打ち替え」の2つがあります。
増し打ち:古いコーキングの上からコーキング材を補充する
打ち替え:古いコーキングをはがしてコーキング材を充填する
増し打ち |
打ち替え |
||
単価 |
500〜1,000円/m |
900〜1,500円/m |
|
30坪の費用 |
9万〜18万円 |
16万〜27万円 |
|
寿命 |
2〜5年 |
7〜10年 |
増し打ちの方が費用は安く抑えられますが、寿命が短いため応急処置にしかなりません。
「数年以内に売却予定」などの特別な理由がなければ、打ち替えをおすすめします。
③ タイルのはがれやひび割れ
タイルは丈夫な素材ですが、強い衝撃を受けると割れ・欠けが起こることがあります。
放置していると割れた部分から雨水が侵入し、タイルの浮きやはがれ、雨もりなどにつながるため、早急に補修が必要です。
範囲が広ければすべて張り替える方法もありますが、基本的には損傷を受けた部分だけ新しいタイルに交換すれば問題ないでしょう。
ただし、まったく同じタイルが手に入るとは限らないため、色の差ができる可能性があります。
張り替え工事の費用相場は以下のとおりです。
・部分張り替え:500~1,000円/㎡
・総張り替え:1万~3万円/㎡
タイル外壁に塗装は可能?メリット・デメリット
タイル外壁は塗装できないわけではありません。
塗装することで傷や汚れを隠したり、色を変えたりすることは可能です。
ただし、一度塗装すると今後も定期的に塗り替える必要があるため、慎重に検討した方がよいでしょう。
塗料にはそれぞれ耐用年数があり、寿命が近づくにつれて色あせや変色、はがれなどが発生し、外観が悪くなっていきます。
塗料の種類 |
耐用年数 |
アクリル |
約3~8年 |
ウレタン |
約5~10年 |
シリコン |
約7~15年 |
フッ素 |
約12~15年 |
無機 |
約15〜20年 |
美しい外観を保つには、10~15年ごとに外壁塗装が必要です。
タイル外壁のメンテナンスはどこに依頼する?費用を安く抑えるコツ
タイル外壁のメンテナンスは、家を建てたハウスメーカーやリフォーム会社、外壁塗装会社などへ依頼するのが一般的です。
ただし、依頼する会社によって費用が大きく異なるため、ご注意ください。
メンテナンス費用を安く抑えるコツを3つご紹介します。
① 地域密着の施工会社を選ぶ
② 相見積もりをとる
③ 火災保険や助成金を利用する
① 地域密着の施工会社を選ぶ
大手のハウスメーカーやリフォーム会社では、外壁のメンテナンスを下請け会社へ外注していることが多く、10~30%程度の仲介手数料が上乗せされています。
一方、地域密着の施工会社は自社で職人を抱えている可能性が高く、余計な費用がかかりません。
現場までの交通費や出張費なども抑えられるので、お住まいの近くにある施工会社へ依頼するとよいでしょう。
② 相見積もりをとる
1社だけに見積もりを依頼すると、提示された金額が妥当なのか判断するのが難しいですよね。
2~3社の見積もりをとり、内訳までチェックして比較することが大切です。
ただし、安ければ安いほどよいわけではありません。
相場と比べて極端に安い場合は、手抜き工事や詐欺の可能性もあるため、避けた方がよいでしょう。
きちんと外壁の診断をした上で見積書を作成し、外壁の状態や必要な工事についてていねいに説明してくれるかどうかも重要な判断ポイントです。
③ 火災保険や助成金を利用する
台風や火災、落雷などで外壁が破損した場合には、火災保険が利用できる可能性があります。
加入している保険によって適用条件や範囲が異なるため、保険証券を確認してみましょう。
また、地域によっては外壁塗装に助成金が使えるところがあります。
お住まいの地域が対象かどうかは、自治体のホームページで確認するか、依頼する施工会社へお問い合わせください。
※岡山市は残念ながら助成金の対象外です
まとめ
今回は、タイル外壁のメンテナンス方法や費用、安く抑えるコツなどをご紹介しました。
基本的には、タイル外壁に塗装は不要です。
ただし、家の寿命を長持ちさせるには、定期的な点検や目地補修などのメンテナンスが欠かせません。
新築から10年以上が経過している場合や、ひび割れなどの劣化症状が気になっている場合には、一度点検を受けてみることをおすすめします。
ベストホームでは、外壁のプロが無料で点検を行い、最適なメンテナンス方法をご提案しております。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
サイディング外壁に塗装は必要?塗装時期の目安やおすすめの塗料、費用相場も解説
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カテゴリー:外壁塗装コラム
「サイディング外壁って塗装しないといけないの?」「どれくらいの費用がかかるんだろう?」「何年ごとにすればいい?」など、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
サイディング外壁にはさまざまな種類があり、中には塗装が不要なものもあります。
また、それぞれ塗装のタイミングや適した塗料が異なるため、ご自宅の外壁に合ったメンテナンスを行いましょう。
この記事では、サイディング外壁の塗装時期や、放置すると危険な劣化症状について解説します。
おすすめの塗料や塗装費用の相場も紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
サイディング外壁に塗装は必要?
サイディング外壁には4つの種類があります。
① 窯業系サイディング
② 金属系サイディング
③ 木質系サイディング
④ 樹脂系サイディング
このうち樹脂系サイディング以外の外壁には、定期的な塗装が必要です。
樹脂系サイディングは耐久性が非常に高く、施工にコーキングが使用されていないため、メンテナンスの手間がほとんどかかりません。
一方、窯業系や木質系サイディングは水に弱く、金属系サイディングはサビに注意が必要なので、塗膜で保護する必要があります。
塗膜が劣化すると外壁材自体がダメージを受け、交換が必要になるケースもあるため、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
塗装が必要な時期とサイディング外壁の劣化サイン
外壁塗装が必要な時期は、サイディングの種類によって異なります。
外壁材の種類 |
塗装頻度 |
窯業系サイディング |
7〜15年 |
金属系サイディング |
10〜15年 |
木質系サイディング |
3〜10年 |
実際に塗装が必要な時期は、塗料の種類やお住まいの環境などによっても変動します。
以下のような劣化症状が出ている場合には、一度プロの点検を受けてみた方がよいでしょう。
・カビ・コケ・藻
・チョーキング現象
・塗膜のはがれ・ひび割れ
・コーキングのはがれ・ひび割れ
塗膜やコーキングの劣化を放置していると、雨水が外壁内部や室内にまで浸透し、外壁の腐食や雨もりを引き起こす恐れがあります。
雨もりは柱・梁の劣化やカビ・シロアリの発生にもつながり、建物の寿命を縮めることになりかねません。
定期的に点検を受け、適切なタイミングで外壁塗装を行うことが大切です。
サイディング外壁にはコーキング補修も必要
サイディング外壁には塗装だけでなく、外壁のつぎ目(目地)のコーキング補修も必要です。
コーキングの寿命は塗膜より短く、7~10年程度が目安です。
目地コーキングにひび割れやはがれが起こると、すき間から外壁や建物内部へ雨水が侵入する恐れがあるため、早急に補修を行いましょう。
補修方法には、増し打ちと打ち替えの2つがあります。
増し打ち |
打ち替え |
||
単価 |
500〜1,000円/m |
900〜1,500円/m |
|
寿命 |
2〜5年 |
7〜10年 |
増し打ちとは、既存のコーキングの上からコーキング材を補充する方法です。
一方、打ち替えとは、既存のコーキングをはがして新しく充填し直す方法です。
費用は打ち替えの方が高くなりますが、増し打ちは寿命が短いため、よほどの理由がなければ打ち替えをおすすめします。
外壁塗装では補修できないサイディングの劣化症状
以下のようなケースは、外壁塗装では補修できないかもしれません。
・雨もりの発生
・外壁内部の劣化
・サイディングボードの変形
・サイディングボードのひび割れ
・サイディングボードの破損や欠損
屋内で雨もりが発生している場合には、すでに外壁内部まで雨水が浸透し、劣化している可能性が高いでしょう。
塗装をしても内部の劣化は修復できないため、サイディングボードをはがして下地補修を行う必要があります。
サイディングボード自体に損傷がある場合にも、塗装ではなく交換が必要です。
また、雨もりにより柱や梁が腐食したり、カビやシロアリが発生したりしている場合には、大がかりなリフォームが必要になるケースもあるでしょう。
サイディング外壁の交換方法
サイディングボードの交換方法は2つあります。
① カバー工法
② 張り替え
① カバー工法
カバー工法とは、既存の外壁材の上から新しい外壁材を重ねて張る方法です。
古い外壁の撤去費用がかからないため費用を抑えられますが、外壁内部が劣化している場合には使えません。
また、外壁材を重ねることで重みが増し、耐震性が低下する恐れがあるため、慎重に検討しましょう。
30坪戸建て住宅の施工費用:150~240万円程度
② 張り替え
張り替えとは、既存の外壁材を撤去して新しい外壁材に交換する方法です。
外壁材の撤去や廃材処理の費用がかかるため費用は高額ですが、外壁内部の劣化まで補修できます。
30坪戸建て住宅の施工費用:180万~300万円程度
サイディング外壁の塗装費用
サイディング外壁の塗装費用は、30坪戸建て住宅の場合60万~100万円が目安です。
坪数ごとの費用相場は、以下の表を参考にしてみてください。
延べ坪数 |
塗装費用 |
20坪 |
約40万~70万円 |
30坪 |
約60万~100万円 |
40坪 |
約80万~130万円 |
50坪 |
約100万~160万円 |
60坪 |
約120万~190万円 |
70坪 |
約140万~230万円 |
また、塗装費用は塗料の種類によっても異なります。
塗料の種類 |
耐用年数 |
費用相場(㎡) |
アクリル |
約3~8年 |
1,000~1,800円 |
ウレタン |
約5~10年 |
1,500~2,500円 |
シリコン |
約7~15年 |
1,800~3,500円 |
フッ素 |
約12~15年 |
3,000~5,000円 |
無機 |
約15〜20年 |
4,500〜5,500円 |
耐用年数が長いほど料金も高くなりますが、そのぶん塗装回数が減るためトータルの補修費用を節約できる可能性があります。
サイディング外壁の塗装費用の内訳
塗装費用の内訳は、以下のようになっています。
工事内容 |
費用相場 (㎡) |
|
足場 |
700〜 900円 |
|
飛散防止ネット |
100〜200円 |
|
養生 |
200〜400円 |
|
高圧洗浄 |
150〜 300円 |
|
コーキング増し打ち |
500〜1,000円/m |
|
コーキング打ち替え |
900〜1,500円/m |
|
下地補修 |
500〜1,000円 |
|
下塗り |
600〜1,000円 |
|
中・上塗り |
1,000〜5,500円 |
|
付帯塗装 |
軒天 |
800〜1,200円 |
雨どい |
800〜1,200円 |
|
諸経費 |
20〜30%程度 |
諸経費には現場管理費や廃材処理費、事務手数料、交通費、保険料、事業者の利益などが含まれています。
サイディング外壁の塗装におすすめの塗料
外壁の種類によって適した塗料が異なります。
・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・木質系サイディング
それぞれの特性に合ったおすすめの塗料をご紹介します。
窯業系サイディングの外壁におすすめの塗料
デザイン性の高い窯業系サイディングには、クリア塗料がおすすめです。
無色透明の塗料で塗装することで、外壁の色やデザインを損なうことなく外壁を保護して耐久性を高められます。
また、クリア塗料には下塗り塗料が不要なため、色付きの塗料と比べて塗装回数が少なく、費用が抑えられることもメリットです。
ただし、色あせや汚れ、ひび割れなどはカバーできないため、外壁が劣化する前に塗装する必要があります。
金属系サイディングの外壁におすすめの塗料
金属系サイディングはサビに弱いため、サビ止め効果のある下地塗料を使用しましょう。
また、気温により膨張・収縮しやすい傾向があるので、中塗り・上塗り塗料にはシリコン塗料やフッ素塗料がおすすめです。
木質系サイディングの外壁におすすめの塗料
木質系サイディングは水を吸い込むと腐食しやすいため、防腐効果のある塗料を選ぶとよいでしょう。
木材は膨張や収縮をくり返すため、伸縮性の高さも重要なポイントです。
木目のデザインを活かしたい場合には、クリア塗料もおすすめです。
劣化が気になる場合は、造膜タイプの塗料で塗りつぶすこともできます。
まとめ
今回は、サイディング外壁の塗装時期やおすすめの塗料、塗装費用の相場などをご紹介しました。
樹脂系サイディング以外の外壁には、定期的な塗装が欠かせません。適切な塗装のタイミングを逃すと、外壁の交換や家の建て替えが必要になることもあります。
塗膜や目地コーキングのひび割れ、はがれなどの劣化症状が出ている場合は、早めに点検を受けましょう。
ベストホームでは、外壁のプロがていねいに点検・診断を行い、それぞれのご自宅に最適なメンテナンス方法をご提案いたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
ガルバリウム剛板の外壁に塗装は必要?放置すると危険な劣化症状・塗装費用の相場も解説
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カテゴリー:外壁塗装コラム
「ガルバリウム剛板の外壁には塗装が必要なの?」「何年ごとに塗装すればいい?」「費用はどれくらいかかるんだろう?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
ガルバリウム剛板は耐久性の高い外壁材ですが、定期的に塗装などのメンテナンスは必要です。
塗膜の劣化を放置していると、外壁自体がダメージを受けて交換が必要になり、高額な費用がかかることもあるためご注意ください。
この記事では、ガルバリウム剛板の塗装のタイミングや、放置すると危険な劣化症状について解説します。
費用の目安も紹介しているので、外壁塗装を検討されている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ガルバリウム剛板の外壁に塗装は必要?
ガルバリウムの外壁には、定期的な塗装やコーキング補修が欠かせません。
ガルバリウム剛板は、鉄製の板をアルミと亜鉛でコーティングし、表面を塗装した外壁材です。
軽くて耐久性も高いことが特徴ですが、経年劣化により塗膜の機能が低下すると、サビや穴あき、雨もりなどが発生する恐れがあります。
そうなると外壁の交換や、最悪の場合には家の建て替えが必要になるケースもあります。
家や外壁の寿命を長持ちさせるには、定期的な塗装で外壁を保護することが重要です。
ガルバリウム剛板の外壁を塗装するメリット
・外壁の耐久性を維持できる
・新築のような外観を取り戻せる
・トータルのメンテナンス費用を抑えられる
外壁の耐久性を維持できる
ガルバリウム剛板の外壁は、30~40年もつとされています。
しかし、外壁材自体には防水機能がほとんどないため、塗装がはがれると雨の影響をダイレクトに受けて急速に劣化が進みます。
サビが発生して穴があいたり、もろくなったりすると、塗装では補修しきれず外壁自体の交換が必要になる可能性が高いでしょう。
外壁の耐久性を維持するには、定期的な塗装で雨から守ることが重要です。
新築のような外観を取り戻せる
時間の経過とともに、外壁表面には塗膜のはがれや色あせ、汚れ、サビなどが発生します。
外壁の面積は広いため、汚れや色あせが目立つと建物全体の美観が損なわれかねません。
古くなった塗膜をはがして塗り替えることで、新築のような美しい外観を取り戻せます。
また、色やデザインを変えれば、建物の印象を一新することも可能です。
トータルのメンテナンス費用を抑えられる
塗膜のひび割れやはがれを放置していると、雨水が外壁内部や室内まで侵入し、建物全体がダメージを受ける恐れがあります。
雨もりによりカビやシロアリが発生したり、柱や梁が腐食したりすると、高額な補修費用がかかります。
トータルのメンテナンスコストを抑えるなら、定期的に塗装を行い、外壁の防水機能を維持することが大切です。
ガルバリウム剛板の外壁を塗装するタイミング
ガルバリウム剛板の外壁塗装は、10~15年に1回程度が目安とされています。
ただし、使用している塗料の耐用年数によっても、塗装が必要な時期は異なります。
塗料ごとの耐用年数は、以下の表を参考にしてみてください。
塗料の種類 |
耐用年数 |
アクリル |
約3~8年 |
ウレタン |
約5~10年 |
シリコン |
約7~15年 |
フッ素 |
約12~15年 |
無機 |
約15〜20年 |
また、海沿いや紫外線の強い地域などの過酷な環境下や、外壁に傷がついた場合には、耐用年数内でも劣化が早まる恐れがあります。
早期に劣化症状を発見すれば補修費用を抑えられる可能性が高いので、定期的にプロの点検を受けた方がよいでしょう。
ガルバリウム剛板の外壁塗装が必要な劣化症状
以下のような劣化症状が出ている場合には、耐用年数内でも塗装が必要です。
・サビ
・外壁の傷
・チョーキング
・コーキングのひび割れ
・塗膜のひび割れ・はがれ
サビ
一度サビが発生すると、自然に消えることはありません。
放置していると徐々に周囲へ広がり、穴があいてしまうこともあります。
外壁に穴があくと外壁内部や室内へ雨水が侵入し、雨もりやカビ、シロアリの発生につながる恐れがあるため、早急にサビの除去と塗装を行いましょう。
海沿いの地域では潮風によりサビが発生することもあるため、特に注意が必要です。
外壁の傷
外壁に傷ができると、そこからサビが広がる可能性があります。
物をぶつけるなどして傷ついてしまった場合は、サビが発生する前に塗装会社へ相談しましょう。
部分補修なら、費用は1か所1万~6万円程度で済みます。
チョーキング
チョーキングとは、外壁に触ると白い粉がつく現象です。
経年劣化により塗料中の顔料が分解されると、粉状になって塗膜の表面に現れます。
チョーキングは塗膜の防水機能が低下しているサインです。
外観を損なうだけでなく、外壁を守る働きも低下しているため、そろそろ塗装を検討した方がよいでしょう。
コーキングのひび割れ
ガルバリウム剛板の外壁には、窓やドアの周囲に継ぎ目を埋めるためのコーキングが使用されていることがあります。
コーキングにひび割れやはがれが発生すると、すき間から雨水が侵入する恐れがあるため、早急に補修が必要です。
コーキングの寿命は塗装よりも短く、7~10年程度とされています。
補修方法には「増し打ち」と「打ち替え」の2つがあります。
増し打ち |
打ち替え |
||
単価 |
500〜1,000円/m |
900〜1,500円/m |
|
寿命 |
2〜5年 |
7〜10年 |
増し打ちとは、古いコーキングの上からコーキング材を補充する方法です。
一方、打ち替えとは、古いコーキングをはがして新しいコーキング材を充填する方法です。
増し打ちの方が費用を安く抑えられますが、寿命が短く応急処置にしかならないため、打ち替えの方がよいでしょう。
塗膜のひび割れ・はがれ
塗膜が劣化してひび割れやはがれが起こると、外壁や建物内部へ雨水が侵入する恐れがあります。
雨水や湿気により外壁材や柱、梁などが腐食すると、建物全体の耐久性が低下する原因になりかねません。
サビの発生にもつながるため、早急に塗り替えを行いましょう。
ガルバリウム剛板の外壁塗装にかかる費用
一般的な30坪戸建て住宅の場合、ガルバリウム剛板の外壁塗装にかかる費用は60万~100万円が目安です。
坪数ごとの料金目安は、以下の表を参考にしてみてください。
延べ坪数 |
塗装費用 |
20坪 |
約40万~70万円 |
30坪 |
約60万~100万円 |
40坪 |
約80万~130万円 |
50坪 |
約100万~160万円 |
60坪 |
約120万~190万円 |
70坪 |
約140万~230万円 |
ただし実際にかかる費用は、依頼する塗装会社や塗料の種類、塗装面積などによっても変動します。
ガルバリウム剛板の外壁塗装におすすめの塗料
温度変化により膨張・収縮しやすいガルバリウム剛板には、伸び縮みするシリコン塗料が最適です。
弾力性が高いため、塗膜のひび割れも防げます。
汚れがつきにくく耐久性が高いことから、メンテナンスの手間もあまりかかりません。
また、価格と機能性のバランスがよく人気が高いため、カラーバリエーションが豊富なことも魅力です。
まとめ
今回は、ガルバリウム剛板の外壁塗装が必要な時期や、放置すると危険な劣化症状、塗装費用の目安をご紹介しました。
ガルバリウム剛板は耐久性の高い外壁材ですが、10~15年に1回程度は塗装を行いましょう。
劣化を放置すると余計な補修費用がかかるので、定期的に点検を受けて早期に劣化症状を発見することが大切です。
ベストホームでは、外壁のプロが無料で診断を行い、お客さまのご自宅に最適なメンテナンスをご提案いたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
【外壁塗装でよくある12のトラブル】後悔しないための予防策・解決策も解説
投稿日:
カテゴリー:外壁塗装コラム
外壁塗装は家の美観を保ち、寿命を延ばす重要な工事です。
しかし「塗装したばかりなのにすぐはがれてきた」「高額な追加料金を請求された」「仕上がりがイメージと違った」などのトラブルも少なくありません。
回避するには、実際にあったトラブル事例を知っておくことが大切です。
この記事では、外壁塗装でよくあるトラブルと予防策、解決策をご紹介します。
これから外壁塗装を検討される方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
外壁塗装でよくある12のトラブルと予防策・解決策
外壁塗装におけるトラブルは、大きく3つに分けられます。
① 契約時のトラブル
② 塗装工事中のトラブル
③ 塗装後のトラブル
それぞれトラブルの内容や予防策、解決策を見ていきましょう。
① 外壁塗装の契約トラブル
・実は相場よりかなり高額だった
・勢いに押されて契約してしまった
・キャンセルに違約金がかかると言われた
・悪質業者にお金をだまし取られた
実は相場よりかなり高額だった
塗装費用の相場はあまり知られていないため、塗装後に「実は相場よりかなり高額だった」ということがよくあります。
このようなトラブルを避けるには、外壁塗装の費用相場を知っておくことが大切です。
坪数ごとの料金目安は、以下の表を参考にしてみてください。
延べ坪数 |
塗装費用 |
20坪 |
約40万~70万円 |
30坪 |
約60万~100万円 |
40坪 |
約80万~130万円 |
50坪 |
約100万~160万円 |
60坪 |
約120万~190万円 |
70坪 |
約140万~230万円 |
塗装費用は、使用する塗料の種類や外壁の状態などによっても異なりますが、相場と比べて50万円以上の差がある場合は要注意です。
1社だけの見積もりでは提示された金額が妥当なのか判断が難しいので、2~3社に依頼して比較してみるとよいでしょう。
また、大手のリフォーム会社やハウスメーカーでは外壁塗装を外注していることが多く、10~30%の手数料が上乗せされています。
費用を抑えるなら、地域の塗装会社へ依頼するのがおすすめです。
勢いに押されて契約してしまった
外壁塗装に限らず、訪問営業などで勢いに押されて「断りきれず契約してしまった」というケースはよくあります。
不本意な契約だった場合は、すぐに連絡して解約したい旨を伝えましょう。
訪問営業での契約なら、8日以内であればクーリングオフ制度を利用して解約できます。
ご自身で連絡して契約した場合にはクーリングオフの対象外ですが、契約後すぐなら解約できる可能性が高いでしょう。
このようなトラブルを回避するには、せかされたり割引を提案されたりしても、絶対にその場で契約しないことが大切です。
キャンセルに違約金がかかると言われた
塗装会社がすでに材料の発注や職人の手配などを行なっている場合には、キャンセル料や違約金が発生する可能性があります。
契約書に「工事予定日の7日前からキャンセル料が発生する」など記載があれば、支払うしかありません。
契約時には、キャンセル料がかかるタイミングを確認しておくことが大切です。
訪問営業の場合は、契約から8日以内であれば契約書に違約金の記載があってもクーリングオフ制度が適用され、無条件で解約できます。
悪質業者にお金をだまし取られた
契約したのが悪質業者や詐欺師だった場合、全額前払いを要求され、支払い後に連絡がつかなくなるケースがあります。
外壁塗装では「工事の前後での分割払い」か「工事完了後の一括払い」が一般的です。
「全額前払い」と言われた場合は、契約を見合わせた方がよいでしょう。
② 外壁塗装の工事中のトラブル
・近隣トラブルが起こった
・自宅の庭や車が汚れた
・追加料金を請求された
・手抜き工事をされた
近隣トラブルが起こった
外壁塗装中には、作業音や塗料のにおいなどが発生するため、近隣の方に迷惑がかかる可能性があります。
何の連絡もせず急に工事を始めてしまうとトラブルになりかねないので、事前に日程を伝えてあいさつをしておくことが大切です。
基本的には施工会社が行いますが、できれば施主さまも同行されることをおすすめします。
自宅の庭や車が汚れた
塗装時には注意していても塗料が飛散することがあるため、塗装前には車や庭木、花壇などを養生シートとテープで保護します。
しかし、中には細かいところまで養生を行わない塗装業者がいるので、ご自身でも確認された方がよいでしょう。
特に注意が必要なものについては事前に伝えておき、動かせるものは屋内にしまっておくことをおすすめします。
もし塗装後に汚れていることに気づいたら、すみやかに施工会社へ連絡して補償や清掃をしてもらいましょう。
追加料金を請求された
通常はしっかりと外壁診断を行なった上で見積書を作成するため、工事の途中で追加料金が発生することはまずないでしょう。
追加料金を請求された場合は必ず理由を確認し、納得できなければ支払う必要はありません。
対応に困ったら国民生活センターなどへ相談しましょう。
ただ、外壁の雨もり修理などでは想定以上の劣化が見つかり、まれに追加工事が必要になるケースもあります。
そのような場合には、しっかりと説明を受けて納得した上で別途見積もりを出してもらい、必ず契約書を交わしましょう。
手抜き工事をされた
必要な工程をはぶいたり、使用する塗料の量を減らしたりすることで、より多くの利益を確保しようとする悪質業者も存在します。
手抜き工事をしていないか確認するには、外壁塗装にかかる日数や工程を知っておくことが大切です。
一般的な大きさの戸建て住宅の場合、外壁塗装にかかる日数は7~10日程度が目安です。
【外壁塗装の工程】
・足場の設置
・高圧洗浄
・下地補修
・養生
・下塗り
・中塗り
・上塗り
・足場の解体
外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。
それぞれ最低でも1日ずつはかかるので、塗装の工程が2日で終了した場合には、手抜き工事の可能性があります。
ただし、塗料の種類によっては2回塗りや4回塗りのものもあるため、見積書で塗装回数を確認してみるとよいでしょう。
外壁塗装では手抜き工事かどうか分かりにくいので、信頼できる業者に依頼することが特に重要です。
③ 外壁塗装後のトラブル
・仕上がりがイメージと違った
・塗装されていない所がある
・施工不良が起こった
・施工会社が倒産した
仕上がりがイメージと違った
「仕上がりがイメージと違った」という失敗もよくあります。
しかし、塗装会社に過失がなければ、無償で塗り直してもらうのは難しいでしょう。
カタログだけで塗料の色を決めてしまうと、後悔することになりかねません。
色選びの際には、カラーシミュレーションで全体の配色をチェックしたり、大きな色見本を使って屋外で色味を確認したりすることが大切です。
同じ色でも面積や光によって見え方が異なるため、全体を塗装する前に一部だけ塗装してもらい、色をチェックするのが確実です。
対応してもらえるかどうか、施工会社へ相談してみるとよいでしょう。
塗装されていない所がある
見積書に記載がない箇所は塗装されません。
玄関ドアや門扉、雨どい、軒天など、外壁以外の部分も塗装したい場合は、打ち合わせの際に伝えておきましょう。
塗装会社との認識に違いがあったり、忘れられたりする可能性もあるため、打ち合わせの内容は見積書や契約書などの書面に残しておくことが大切です。
見積書を受け取ったら塗装か所に間違いがないか確認し、もれがあれば問い合わせましょう。
施工不良が起こった
塗装後すぐに塗膜のはがれや色あせが起こった場合は、施工不良の可能性があります。すみやかに施工会社へ連絡しましょう。
保証書の期間内であれば、塗り直してもらえる可能性があります。
ただし、ご自身で補修すると保証が適用されなくなる恐れがあるため、絶対に触らないようにしましょう。
また、保証を受けるには保証書が必要なので、塗装後には必ず保証書を発行してもらい、大切に保管しておいてください。
施工不良を回避するには、実績のある優良業者に依頼することが重要です。
施工会社が倒産した
施工会社が倒産すると、保証やアフターフォローを受けられなくなってしまいます。
ただ、塗装時にリフォーム瑕疵保険に加入している場合は、塗装会社が倒産しても保証を受けられる可能性があるので、問い合わせてみましょう。
外壁塗装の保証について詳しくは、「外壁塗装の保証期間と内容、適用されないケース」の記事をご覧ください。
創業から10年未満の会社は倒産のリスクが高いとされているため、地域で長年営業している塗装会社を選ぶとよいでしょう。
まとめ
今回は、外壁塗装でよくあるトラブルと予防策、解決策をご紹介しました。
トラブルを回避するには、悪質業者の特徴や料金相場などをよく理解した上で、塗装会社を選ぶことが重要です。
また、1社だけでは提案された内容や見積額が妥当なのか判断が難しいので、2~3社へ見積もりを依頼し、比較して選びましょう。
ベストホームでは、外壁のプロがていねいに診断を行い、お客さまのご自宅に最適な提案をいたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
外壁塗装で後悔しない【12の注意点と対処法】費用を抑えるコツも紹介
投稿日:
カテゴリー:外壁塗装コラム
外壁塗装には100万円前後の費用がかかるため「絶対に失敗したくない」「トラブルは避けたい」という方が多いでしょう。
残念なことですが、外壁塗装業界では高額請求や手抜き工事、詐欺などの被害が発生しているので、信頼できる塗装会社を選ぶことが重要です。
また、色選びの失敗や近隣トラブルにも注意しましょう。
この記事では、外壁塗装で後悔しない12の注意点と、対処法をご紹介します。
あらかじめ注意するポイントや料金相場を知っておくことで、失敗を回避できる可能性が高まるでしょう。
外壁塗装で後悔しない12の注意点
1. 突然の訪問営業には警戒する
2.「全額前払い」の業者は避ける
3. 外壁塗装の費用相場を知っておく
4.「足場無料」はあり得ない
5. 相見積もりをする
6. 見積書は内訳までチェックする
7. 契約内容は必ず書面に残す
8. 保証やアフターフォローを確認する
9. 汚れると困るものは避難させておく
10. 隣家に塗装スケジュールを伝えておく
11. カタログだけで色を決めない
12. 実績のある塗装会社へ依頼する
1. 突然の訪問営業には警戒する
突然の訪問営業には警戒した方がよいでしょう。
悪質業者や詐欺師の可能性があります。
特に、外壁の状態をよく確認せず「今すぐ外壁塗装をしないと大変なことになる」「この場で契約すれば割引する」など、不安をあおって契約をせかす業者には要注意です。
通常は30分~1時間ほどかけて外壁の診断を行い、状態を説明した上で必要な工事の提案や見積書の作成を行います。
契約をせかすこともないので、少しでもあやしいと感じたら絶対にその場で契約するのはやめましょう。
塗装会社選びで失敗しないためには、自ら情報収集して依頼することが大切です。
2. 「全額前払い」の業者は避ける
外壁塗装の支払いは「工事前と工事後に分割払い」か「全額後払い」が一般的です。
全額前払いを要求してくる業者は、避けた方がよいでしょう。
悪質業者や詐欺師だった場合、支払った後で連絡が取れなくなり、工事が行われないままお金だけ持ち逃げされる恐れがあります。
3. 外壁塗装の費用相場を知っておく
高額請求などのトラブルを回避するには、外壁塗装の費用相場を知っておく必要があります。
相場がわからなければ、提示された金額が妥当なのか判断できません。
一般的な30坪戸建て住宅の場合、外壁塗装の費用は60万~100万円程度が相場です。
坪数ごとの費用目安は、以下の表を参考にしてみてください。
延べ坪数 |
塗装費用 |
20坪 |
約40万~70万円 |
30坪 |
約60万~100万円 |
40坪 |
約80万~130万円 |
50坪 |
約100万~160万円 |
60坪 |
約120万~190万円 |
70坪 |
約140万~230万円 |
ただし、実際の料金は外壁の状態や塗装面積、使用する塗料の種類などによって変動します。
グレードの高い塗料を使用すると高額になるケースもあるので、相場と大幅に異なる場合は理由をたずねてみましょう。
優良業者であれば、しっかりと根拠を説明してもらえるはずです。
4. 「足場無料」はあり得ない
外壁塗装には足場の設置が欠かせません。
足場代は塗装費用の約20%を占めており、15万~25万円程度の費用がかかります。
中には「足場無料」をうたっている業者もありますが、無料で設置することはできないため、別の項目に上乗せされている可能性が高いでしょう。
ただし、足場を設置するスペースがない場合には、クレーンやゴンドラを使って作業することもあります。
その場合は足場代の代わりにゴンドラなどの費用が記載されているはずです。
5. 相見積もりをする
相見積もりとは、複数社の見積もりを取って比較することです。
塗装会社によって料金や提案内容、サービスなどが異なるため、1社だけで決めてしまうと後悔することになりかねません。
多すぎても比較が大変なので、2~3社に絞って外壁の点検・見積もりを依頼してみるとよいでしょう。
ただし、見積額は安いほどよいわけではありません。
他社と比べて極端に安い場合、手抜き工事や追加料金のリスクがあります。
相場と50万円以上の差がある場合は、理由を確認した方がよいでしょう。
費用を抑えるなら、大手のリフォーム会社やハウスメーカーを避けるのがポイントです。
塗装工事を外注しているケースが多いため、10~30%程度の仲介手数料が上乗せされ、料金が高額になる傾向があります。
地域の塗装会社なら、仲介手数料だけでなく遠方からの交通費もかからないので、安く抑えられる可能性が高いでしょう。
6. 見積書は内訳までチェックする
見積書は内訳まで細かくチェックしましょう。
以下のような場合には要注意です。
・塗料の製品名が記載されていない
・塗装面積が「坪数」で記載されている
・塗装回数の記載がない
・打ち合わせの内容が反映されていない
塗料の製品名が記載されていない
外壁塗装の費用は、使用する塗料によって大きく変動します。
製品名がわかればインターネット検索などで価格を確認できますが、記載がなければ高額な料金を請求されていても確認しようがありません。
記載がない場合は塗装会社へ問い合わせるか、別の会社へ依頼した方がよいでしょう。
塗装面積が「坪数」で記載されている
通常、塗装面積は「坪数」ではなく「㎡」で記載されます。
同じ坪数でも建物の形状によって塗装面積が異なるため、坪数からは必要な塗料の量が正確に計算できません。
塗料が足りなくなると施工不良につながりかねないので、㎡で算出してもらいましょう。
塗装回数の記載がない
外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。
「外壁塗装 一式」のように記載されている場合、中塗りをはぶくなど手抜き工事をされる可能性があるため、詳細を確認した方がよいでしょう。
※塗料の種類によっては2回塗りや4回塗りのものもあります
打ち合わせの内容が反映されていない
雨どいや軒天、破風板などの付帯部も塗装する場合は、見積書に記載があるはずです。
打ち合わせで伝えていても見積書に記載がない場合は、忘れられている可能性があります。
追加料金がかかることもあるため、必ず契約前に確認しておきましょう。
7. 契約内容は必ず書面に残す
契約内容は口約束ではなく、些細なことでも書面に残しておくことが重要です。
補修内容や塗装範囲、塗料の種類などが正確に記載されているか確認しましょう。
契約後に追加工事が発生した場合には、別途契約書を作成してもらう必要があります。
8. 保証やアフターフォローを確認する
外壁塗装では、プロが慎重に作業を行なってもまれに施工不良が起こることがあります。
保証があれば塗り直しなどの補修をしてもらえるので、契約前に保証範囲や期間を確認しておきましょう。
保証期間は3~10年程度が一般的です。
保証の内容は口約束ではなく「保証書」として書面に残してもらいましょう。
また、定期点検などのアフターフォローが充実しているかどうかも重要なポイントです。
点検により施工不良や劣化症状を早期に発見することで、外壁を長持ちさせられます。
9. 汚れると困るものは避難させておく
塗装工事中には、建物の周囲に塗料が飛散する可能性があります。
エアコンの室外機や植木などは養生シートをかけて保護しますが、動かせるものはできるだけ屋内や倉庫などに避難させておいた方がよいでしょう。
車や自転車を動かしたり、家の周りに停めたりする際にも注意が必要です。
10. 隣家に塗装スケジュールを伝えておく
工事中には作業音や塗料のにおいなどが発生するため、近隣の住宅に迷惑がかかる可能性があります。
何の連絡もせず工事を始めるとトラブルになることもあるので、事前にあいさつをして工事内容やスケジュールを伝えておくことが大切です。
基本的には塗装会社が行いますが、施主さまも同行された方がよいでしょう。
11. カタログだけで色を決めない
外壁塗装において、色選びは外観の印象を左右する重要なポイントです。
塗料のカタログだけで色を決めてしまうと「仕上がりがイメージと違う…」と後悔することになりかねません。
カラーシミュレーションや色見本などを活用して、慎重に検討しましょう。
12. 実績のある塗装会社へ依頼する
創業から10年未満の会社は倒産するリスクが高いとされているため、避けた方が無難です。
施工会社が倒産すると、保証が受けられなくなってしまいます。
また、悪い噂や口コミはすぐに広がるので、悪質業者は同じ地域で長く営業できません。
実績が豊富な会社なら安心ですし、施工技術にも期待できるでしょう。
倒産や施工ミス、高額請求などのトラブルを回避するには、地域で長く営業を続けている塗装会社を選ぶことが大切です。
Googleなどの評価や口コミも参考にするとよいでしょう。
まとめ
今回は、外壁塗装で後悔しないための12の注意点と、対処法をご紹介しました。
特に重要なのは業者選びです。
まずは、地域で長年営業している塗装会社2~3社へ見積もりを依頼し、対応や提案内容、見積書などを比較してみましょう。
見積書は内訳までチェックし、疑問点があれば契約前に確認しておくことが大切です。
ベストホームでは、外壁のプロがていねいに点検を行った上で、お客さまのご自宅に最適なメンテナンスをご提案いたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
外壁塗装の期間は何日かかる?流れや作業工程、工期の目安を解説
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カテゴリー:外壁塗装コラム
「外壁塗装にはどれくらいの日数がかかるんだろう?」「工事中の生活には制限があるのかな?」と疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、外壁塗装の工期や流れ、工事期間中に気をつけることなどを紹介します。
工期が延びる要因も解説しているので、外壁塗装を検討されている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
外壁塗装の期間は何日かかる?
一般的な30坪戸建て住宅の場合、外壁塗装の工期は7~10日程度が目安です。
しかし、着工までには業者探しや打ち合わせなどさまざまな工程があるため、外壁塗装を決めてから工事完了までには1~2か月ほどかかるでしょう。
また、春や秋などの繁忙期には依頼が集中するので、希望の日程で工事できない可能性があります。
「親戚が集まるお盆や年末までに外壁をきれいにしておきたい」など期限が決まっている場合には、早めに行動した方がよいでしょう。
外壁塗装の流れ
外壁塗装の大まかな流れは以下のとおりです。
① 業者探し(数日~1週間程度)
まずは塗装会社を探します。インターネットで検索したり、近隣で外壁塗装をされた方がいれば聞いてみたりするとよいでしょう。
② 外壁の診断・見積もり(数日~1週間程度)
気になる塗装会社へ連絡して、外壁診断と見積もりを依頼します。会社によって料金やサービスが異なるので、相見積もりを取ることがポイントです。
③ 契約
対応や提案内容、見積書などを比較して塗装会社を選び、契約を結びます。
④ 打ち合わせ(1日~1週間程度)
色やデザインなど、細かい打ち合わせを行います。事前に塗装会社の施工事例や近隣住宅の外壁をチェックするなどして、ある程度仕上がりをイメージしておくとスムーズです。
⑤ 近隣へのあいさつ(1日)
塗装工事中には作業音や塗料のにおいなどで迷惑をかける可能性があります。トラブルを避けるには、着工前に近隣住民へ日程を伝えてあいさつをしておくことが大切です。基本的には塗装会社が行いますが、施主さまも同行されたるケースもあります。
⑥ 塗装工事(1週間~10日程度)
外壁の塗装工事を行います。工期は、建物の階数や塗装範囲などによって変動します。
⑦ 完了・確認(1日)
塗装工事が完了したら仕上がりを確認します。塗り忘れや塗りムラがないかなどを塗装会社と一緒にチェックし、気になることがあれば伝えましょう。問題がなければ引き渡しとなります。
以上が外壁塗装の流れです。
続いて、塗装工事の工程を見ていきましょう。
外壁塗装の作業工程
塗装工事の工程は以下のようになっています。
・足場・飛散防止シートの設置(1日)
まずは外壁塗装に欠かせない足場を設置し、その周りをシートでおおいます。飛散防止シートには、高圧洗浄の水や塗料が庭や隣家へ飛散するのを防ぐ働きがあります。
・高圧洗浄(1日)
外壁の汚れや古い塗膜を高圧洗浄で洗い落とします。洗浄後は最低でも24時間以上乾燥させる必要があります。
・下地補修(1日~)
塗装前に、外壁のひび割れや劣化した目地コーキングなどの補修を行います。高圧洗浄で落としきれなかった汚れや古い塗膜、サビなどもけずり落とし、塗料が密着しやすい状態に整えます。
・養生(1日)
窓サッシや表札、玄関ドアなどの塗装しない部分や、植木や車など汚れると困るものを養生シートとテープで保護します。室内にしまえるものは入れておいた方がよいでしょう。
·下塗り(1日)
外壁塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。下塗り塗料は、外壁の細かいひび割れを補修するとともに、外壁と中塗り・上塗り塗料の密着度を高める接着剤の役割をしています。※塗料の種類によっては2回塗りや4回塗りのものもあります
・中塗り(1日)
中塗りと上塗りには、基本的に同じ塗料を使用します。下塗り塗料は透明か白色ですが、中塗りからは打ち合わせで選んだ色で塗装していきます。
・上塗り(1日)
同じ塗料を2度重ねることで塗りムラを補修し、塗膜の厚みを確保します。塗料の性能を最大限に発揮させるために重要な工程です。
・付帯部塗装(1~2日)
雨どいや軒天、破風板など、外壁以外の箇所を「付帯部」と言います。外壁塗装の際には、付帯部も一緒に塗装するケースがほとんどです。
・足場解体(1日)
塗装工事が完了したら施工業者と一緒に仕上がりの確認を行い、不備がなければ足場を解体します。
以上が一般的な外壁塗装工事の流れです。
なお、あわせて屋根塗装も行う場合には、プラスで3日ほどかかります。
外壁塗装の期間中の注意点
外壁塗装中には、以下のような点に注意しましょう。
・洗濯物が外に干せない時がある
・窓を開けて換気ができない時がある
・在宅が必要な時がある
・普段より防犯を意識する必要がある
洗濯物が外に干せない時がある
高圧洗浄中や塗装中には、水や塗料がはねる可能性があるため洗濯物が外に干せません。
乾燥機やコインランドリーを使用するなど、対策が必要です。
窓を開けて換気ができない時がある
窓に養生を行うと開けられなくなります。
浴室やキッチンなど換気したい箇所があれば、あらかじめ相談しておきましょう。
エアコンの室外機や換気扇は、メッシュカバーなどで覆うことで養生中でも使用可能です。
在宅が必要な時がある
外壁塗装中にずっと家にいる必要はありませんが、立ち合いが必要なタイミングが2回あります。
① 足場設置前の確認
家の周囲に足場設置の障害となるものがあれば、動かす必要があります。塗装業者が勝手に移動させるとトラブルにつながりかねないため、立ち合いが求められるでしょう。
② 工事完了後の確認
工事完了後には、必ず塗装業者と一緒に仕上がりを確認しましょう。足場を解体した後で気になる箇所があっても、対応に時間がかかる可能性があります。
普段より防犯を意識する
塗装工事中は足場を設置しているため、普段は入れない2階のベランダなどにも外から簡単に侵入できてしまいます。
泥棒に狙われやすくなるので、いつも以上に戸締りに注意しましょう。
センサーライトや窓用の補助錠などを設置するのも有効です。
外壁塗装にかかる日数が長くなる要因
条件によっては、塗装工事が長引くケースもあります。
・外壁の劣化がひどい
・天候が悪い・気温が低い
・塗装範囲が広い
外壁の劣化がひどい
ひび割れやはがれ、欠けなど、外壁の劣化症状がひどいと補修に時間がかかります。
コーキング材などによる補修が難しい場合には、外壁材の交換が必要になることもあるでしょう。
カバー工法や張り替え工事には、2週間~1か月ほどかかります。
天候が悪い・気温が低い
外壁塗装が可能な条件は、気温5℃以上・湿度85%以下です。
雨の日や気温が低すぎる日には塗料が乾きにくく、雨の中に含まれる不純物が塗料に混ざることで耐久性が低下する恐れもあります。
また、台風や強風の日にも塗装作業ができません。
足場がゆれて作業員に危険があったり、ホコリや飛来物が付着して仕上がりに影響したりする可能性があるためです。
塗装範囲が広い
屋根やベランダ、付帯部、門扉など、塗装する範囲が広くなるほど工事日数は長くなります。
ただ、まとめて塗装することで足場代や養生などが1回分で済むため、トータルのメンテナンス費用を節約できるでしょう。
まとめ
今回は、外壁塗装の工期や流れ、工事期間中に気をつけることなどをご紹介しました。
塗装工事にかかる日数は、外壁だけなら7~10日、屋根も一緒に行う場合は10日~2週間程度が目安です。
ただし、季節や天候、外壁の状態などによっては工期が長くなることもあります。
まずは外壁の診断を受けて、ご自宅の外壁塗装にかかる日数を確認してみましょう。
ベストホームでは、外壁のプロが無料で診断を行ない、見積書を作成しております。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。