【塗料不足で外壁・屋根の塗装ができない?高くなる?】今できる4つの対策も解説

「そろそろ外壁を塗り替えようかな」と考えていた矢先に、ニュースで耳にした「塗料やシンナー不足」「材料費の急騰」という話題。
不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、イラン情勢の影響で塗料や関連資材の供給が不安定になっており、日本の塗装業界はかつてない状況に直面しています。
この記事では、なぜ塗料が不足しているのか、外壁・屋根塗装にどんな影響が出るのか、そして今この時期に何をすべきかをわかりやすく解説しています。
「すぐにでも契約すべきか」「それとも様子を見るべきか」迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なぜ塗料が不足する?イラン情勢が外壁·屋根塗装に与える影響
2026年3月以降、イラン情勢の悪化が日本の塗装業界にも大きな打撃を与えています。
外壁や屋根の塗装に使われる塗料の多くが、石油を精製して得られる「ナフサ」を原料にしているためです。
また、ナフサは油性塗料を薄めるために欠かせないシンナーの原料でもあることから、特に油性塗料の値上がりや不足が懸念されています。
日本の原油輸入は約99.7%を海外に頼っており、そのうちおよそ90%がホルムズ海峡を経由して届きます。
イラン情勢の緊迫化でホルムズ海峡が通れなくなると、日本に入ってくる原油の量が一気に減少し、ナフサの確保が非常に難しくなるのです。
石油不足の影響を受けるのはシンナーや塗料だけではありません。
養生シートやテープ、コーキング材といった関連資材もほとんどが石油由来の製品のため、価格高騰や不足が予想されます。
水性塗料と油性塗料の違い
外壁塗装に使われる塗料には、大きく分けて「水性塗料」と「油性塗料」の2種類があります。
このうち石油不足の影響をより受けやすいのが、シンナーで薄めて使用する油性塗料です。
それぞれの特徴は、以下の表でご確認ください。
|
水性塗料 |
油性塗料 |
|
|
希釈剤 |
水 |
シンナー |
|
石油不足の |
小さい |
大きい |
|
価格 |
比較的安い |
比較的高い |
|
耐久性 |
高い |
非常に高い |
|
におい |
ほぼなし |
強い |
|
引火性 |
なし |
あり |
|
主な |
外壁 |
屋根 |
かつては「油性の方が長もちする」と言われていましたが、最近では技術の進歩により、水性塗料でも15~20年の耐候性をもつ製品が増えています。
ただし、外壁よりも紫外線・風雨の影響を受けやすい屋根や、特に密着性が求められる鉄部には、今でも油性塗料が使われるケースが多い傾向があります。
部分的に使い分ける方法もあるので、業者とよく相談してみましょう。
塗料が不足すると外壁・屋根塗装はどうなる?

・塗料の選択肢が減る
・塗装費用が高くなる
・塗装工事ができなくなる
塗料の選択肢が減る
塗料の供給が不安定になると、希望の色や機能を選べなくなる可能性があります。
特殊な色や機能をもつ塗料ほど入荷が遅くなる傾向があるため、強いこだわりがある場合は選択肢が豊富なうちに相談しておいた方がよいでしょう。
塗装費用が高くなる
すでに油性塗料を中心とした塗料の値上がりが始まっています。
大手メーカーがシンナー価格を75%値上げしたことをはじめ、塗料・副資材・物流コストのすべてが上昇しています。
短期間で元に戻る見込みは少なく、塗装費用は今後さらに値上がりする可能性が高いでしょう。
また、材料費が短期間で変動するため、見積書の有効期限が1か月→1~2週間に短縮されるケースも考えられます。
塗装工事ができなくなる
塗装会社が確保している塗料の在庫がなくなると、工事が遅れたり新規の受け付けが中止になったりすることが考えられます。
特に屋根や外壁塗装の劣化が進んでいる場合には、工事が先延ばしになることで建物の寿命や耐久性にまで重大な影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
塗料不足の今できる4つの対策
① 早めに相談する
② 外壁や屋根の劣化状態を正確に把握しておく
③ 色やデザイン性より防水機能の回復を優先する
④ 水性塗料を使って塗装する
① 早めに相談する
今後、塗装費用の値上がりや不足は必至です。
値上がり前の在庫がある今なら、塗料の種類を比較的自由に選べて費用も抑えられるでしょう。
塗料の確保は基本的に契約順で行われるため、先延ばしにするほど選択肢が狭まり、価格も高くなります。
特に色や艶、デザインにこだわりたい方、遮熱・防汚・防カビといった機能性の高い塗料を使用したい方には、選択肢が豊富なうちに確保しておくことをおすすめします。
焦って契約する必要はありませんが、相談は早いに越したことはありません。
② 外壁や屋根の劣化状態を正確に把握しておく
今すぐに塗装工事が必要かどうかは、お住まいの状態によって変わります。
軽微な色あせや汚れであれば、少し時期をずらしても問題ないでしょう。
部分的な補修で済むケースもあります。
しかし、幅0.3mm以上のひび割れや雨もりが発生している場合は、早急にメンテナンスが必要です。
イラン情勢がいつ安定するかは誰にもわからないため、まずはプロの点検を受け、建物の状態を正確に把握した上で塗装時期を判断することが重要です。
③ 色やデザイン性より防水機能の回復を優先する
外壁・屋根塗装のもっとも重要な目的は、お住まいを雨から守ることです。
依頼する業者によってはすでに塗料不足で希望の色やデザインが選べない可能性もありますが、防水機能の回復を最優先に考えましょう。
塗膜の劣化が進むと外壁材や屋根材が直接ダメージを受けて交換が必要となり、塗装の2~3倍の費用がかかる恐れがあります。
また、ひび割れ部分から雨水が侵入して雨もりが発生した場合には、壁紙のシミやカビ・シロアリの発生、柱・梁の腐食などにも対処が必要です。
最悪の場合には建て替えが必要になるケースもあるため、今回は手に入りやすい塗料で防水性を確保し、次回の塗り替えで外観にこだわるなど、柔軟に対応することが大切です。
④ 水性塗料を使って塗装する
現時点では、シンナーを必要としない水性塗料の方が油性塗料よりも流通が安定しており、値上がり幅も比較的小さい状況です。
また、近年の水性塗料は耐久性が大きく向上しており、外壁塗装では油性塗料と比べても遜色のない製品が増えています。
価格が安く臭いも少ないため、実際に多くの住宅で外壁塗装に水性塗料が使われています。
塗料不足や価格高騰の影響をできるだけ避けたい場合は、水性塗料を選ぶとよいでしょう。
ただ、塗装箇所や立地環境によっては油性塗料が向いているケースもあるので、塗装会社とよく相談して決めることが重要です。
なお、水性塗料にも石油由来の成分が含まれているため、中東情勢の悪化が長期化した場合には供給量や価格に影響が出る可能性があります。
水性塗料を使う場合でも、早めに予約しておいた方がよいでしょう。
外壁・屋根の塗装費用を安く抑える業者選びのコツ

塗装費用はどの業者へ依頼するかによっても大きく変動します。
以下の3つのポイントを押さえておくことで、施工品質を保ちながら余計な出費を大幅に減らせる可能性があります。
・相見積もりをする
・自社施工の会社を選ぶ
・地元の会社へ依頼する
相見積もりをする
相見積もりとは、複数社の見積もりをとって比較することです。
1社だけの見積もりでは提示された金額や塗料の種類、工法などが妥当か判断が難しいため、2~3社へ依頼してみることをおすすめします。
相場と比較して極端に高い場合はもちろん、安い場合にも注意しましょう。
一般的な30坪戸建て住宅の外壁塗装は60万~100万円、屋根塗装は40万~60万円程度が相場です。
高すぎる場合には、不当な利益や仲介手数料が上乗せされている可能性があります。
逆に安すぎる場合には、低品質な塗料の使用や手抜き工事、追加請求などのリスクが考えられます。
自社施工の会社を選ぶ
大手のリフォーム会社やハウスメーカーでは塗装工事を外注しているケースが多く、10~30%程度の仲介手数料が上乗せされます。
一方、自社で職人を抱えている会社なら、仕上がりに直接影響しない余計な費用がかかりません。
ホームページのスタッフ紹介などで、足場職人や塗装職人が在籍しているか確認してみましょう。
地元の会社へ依頼する
地元の会社へ依頼することで、遠方からの交通費や出張費を抑えられます。
また、地域の気候や特性をよく理解しているため、適切な塗料や工法を提案してもらいやすいでしょう。
【まとめ】今ならまだ間に合う!まずはお気軽にご相談ください
現時点では、塗料価格が上がる前に塗装工事ができる可能性があります。
塗料の種類も比較的自由に選べるでしょう。このタイミングで塗り替えておけば、今後10~15年程度は塗装費用の高騰を心配する必要がありません。
新築から10年以上が経過して劣化が気になっている場合には、まず点検を受けてみることをおすすめします。
建物の状態に応じて塗装の時期を検討しましょう。
ベストホームでは、外壁診断のプロが無料でていねいに点検を行い、ご自宅に最適なメンテナンス方法をご提案いたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
外壁・屋根塗装の対応エリア
岡山市中区・岡山市東区・岡山市北区・岡山市南区
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