【外壁塗装で詐欺被害に遭わないために知っておくべき7つの手口】悪徳業者を回避する注意点も解説
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カテゴリー:外壁塗装コラム
外壁塗装の業界には、残念ながら悪質な業者も存在します。
詐欺被害に遭わないためには、詐欺の手口や回避するコツを知っておくことが大切です。
そこでこの記事では、外壁塗装における詐欺の手口や悪質業者を回避するコツを解説します。
被害に遭った時の対処法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
外壁塗装で詐欺被害に遭わないために知っておくべき7つの手口
① 点検商法
②「火災保険で0円」
③ 手抜き工事
④ 高額料金や追加料金の請求
⑤ 大幅な値引き
⑥ 高額な違約金/キャンセル手数料の請求
⑦ 支払い後に連絡がつかなくなる
① 点検商法
突然の訪問で外壁の点検を行い、不安をあおって高額な工事を契約させる手口です。
実際には問題がないことが多く、中には点検を装ってわざと破損させる悪質なケースもあるため、点検自体を断った方がよいでしょう。
外壁の劣化に不安を感じている場合は、ご自身で信頼できる業者を探し、無料点検を依頼することをおすすめします。
②「火災保険で0円」
台風や落雷などの自然災害により外壁塗装が必要になった場合には、火災保険が適用される可能性があります。
ただし、適用条件や金額は加入している保険によって異なり、0円で塗装できるケースは稀です。
それにもかかわらず「火災保険を使えば無料で外壁塗装ができる」とうたって契約を促す業者は避けた方がよいでしょう。
中には故意に破損させて不正請求を行うなど、詐欺行為とみなされるケースもあります。
施主さまの関与を疑われる恐れもあるため、ご注意ください。
火災保険が使えるかどうかは、ご自身で保険会社へ直接確認されるのが確実です。
③ 手抜き工事
外壁塗装には多くの工程がありますが、一般の方にはあまり知られていません。
そのため、悪質業者は「下地処理をはぶく」「3回塗りが必要なのに2回しか塗装しない」など、気づかれないように手抜き工事をしていることがあります。
信頼できる施工会社であれば任せておいて問題ありませんが、不安な場合は外壁塗装の工程やスケジュールを把握しておき、逐一確認しましょう。
外壁塗装の工程について詳しくは、「外壁塗装の期間は何日かかる?」の記事をご覧ください。
④ 高額料金や追加料金の請求
悪質業者と契約してしまうと、相場とかけ離れた高額な料金を請求されたり、安い金額で契約した後に追加料金を請求されたりするケースがあります。
提示された金額が妥当かどうか判断するには、事前に相場を把握しておくことが大切です。
また、見積書を作成する際にはていねいに外壁の点検を行い、必要な工事や塗装面積を把握した上で金額を算出するため、追加料金が発生することはほとんどありません。
もし工事の途中で予期せぬ劣化が見つかった場合には、別途見積書を作成してもらい、納得した上で契約しましょう。
契約前に追加料金について確認しておくことも大切です。
⑤ 大幅な値引き
大幅な値引きを提案してくる業者にも注意しましょう。
はじめに高額な料金を提示し、割引することでお得感を出している可能性があります。
また、利益を出すため勝手に低品質な塗料に変えたり、手抜き工事をしたりするリスクも考えられます。
キャンペーンなどで値引き可能なのは、最大でも10%程度です。
例えば見積額が100万円の場合、数万~10万円の値引きであれば問題ないでしょう。
しかし「今なら半額」「足場代0円」などの大幅な値引きは、塗装会社が赤字になってしまうため不可能です。
⑥ 高額な違約金/キャンセル手数料の請求
解約しようとすると、高額な違約金やキャンセル料を請求されることがあります。
基本的に契約後すぐであれば、違約金やキャンセル料を請求されることはないでしょう。
しかし、解約期限を過ぎている場合やすでに材料を発注している場合には、キャンセル料がかかることもあります。
契約書に明記されている場合は支払う義務があるため、必ず契約前に確認しておきましょう。
ただし、金額については妥当性を確認する必要があります。
「違約金の金額が高すぎる」「契約書に記載されていなかった」などの場合には、支払う前に消費生活センター(国民生活センター)へ相談しましょう。
⑦ 支払い後に連絡がつかなくなる
契約したのが詐欺師だった場合、料金を支払った後に連絡がつかなくなり、塗装工事が行われないケースがあります。
外壁塗装の支払いは「塗装前と塗装後の分割払い」または「後払い」が一般的です。
「全額前払い」で請求されたら疑った方がよいでしょう。
詐欺だった場合、支払ったお金は返ってこない可能性が高いためご注意ください。
外壁塗装で詐欺に遭わないための注意点
詐欺被害に遭わないために、5つのポイントを押さえておきましょう。
・相見積もりをとる
・その場で契約や支払いをしない
・外壁塗装の費用相場を知っておく
・ホームページで実績を確認する
・口コミや評価をチェックする
相見積もりをとる
相見積もりとは、複数社の見積もりをとって比較することです。
1社だけでは提示された金額か判断するのが難しいため、2~3社へ依頼するとよいでしょう。
他社より極端に安い/高い場合や、見積書の内容が不明瞭な場合は、避けた方が無難です。
その場で契約や支払いをしない
その場ですぐに契約や支払いをせず、一度落ち着いて考えることも重要です。
特に全額を前金で支払うのはリスクが高いため、やめた方がよいでしょう。
優良業者であれば「少し検討したい」と伝えても快く待ってくれるはずです。
また「本当に外壁塗装が必要な状態なの?」と疑問に思ったら、ご自身で探して別の業者へも無料点検を依頼されることをおすすめします。
塗装会社はたくさんあるので、焦って契約する必要はありません。
外壁塗装の費用相場を知っておく
見積額や割引額が妥当かどうか判断するには、外壁塗装の費用相場を知っておくことが大切です。
一般的な30坪戸建て住宅の外壁塗装費用は、60万~100万円が目安です。
坪数ごとの費用相場は以下の表を参考にしてみてください。
延べ坪数 |
塗装費用 |
20坪 |
約40万~70万円 |
30坪 |
約60万~100万円 |
40坪 |
約80万~130万円 |
50坪 |
約100万~160万円 |
60坪 |
約120万~190万円 |
70坪 |
約140万~230万円 |
実際の料金は外壁の状態や塗装面積、使用する塗料の種類によっても変動します。
しかし、50万円以上の差があるなど、相場と極端にかけ離れている場合はご注意ください。
ホームページで実績を確認する
塗装工事の実績が豊富な会社は、信頼できる可能性が高いでしょう。
施工事例はホームページやSNSなどで確認できます。
検索しても会社の情報やホームページが出てこない場合には、注意しましょう。
ホームページがない=詐欺師ではありませんが、悪質業者が意図的に情報を隠していることも考えられます。
会社情報や施工事例、スタッフ紹介などが確認できる会社へ依頼した方が安心です。
口コミや評価をチェックする
Googleなどの口コミや評価をチェックしてみるのもおすすめです。
すべてを鵜呑みにする必要はありませんが、極端に悪い口コミや評価が多い場合には避けた方が無難です。
外壁塗装で詐欺被害に遭った時の対処法
「もしかして詐欺かも?」と思ったら、できるだけ早く解約の連絡をしましょう。
契約から8日以内であればクーリング・オフ制度を利用して無条件で契約を解除できます。
違約金やキャンセル料を支払う必要もありません。
なお、以下のような場合には、8日を過ぎてもクーリング・オフできる可能性があります。
・契約書を渡されていない
・契約書にクーリング・オフについて記載がない
・「クーリング・オフ対象外」と説明された
判断に迷ったら、消費生活センター(188番)に相談してみましょう。
ただし、ご自身で連絡して業者を呼び寄せた場合や、店舗を訪問して契約した場合はクーリング・オフの対象外です。
まとめ
今回は、外壁塗装における詐欺の手口や悪質業者を回避するコツ、被害に遭った時の対処法をご紹介しました。
詐欺被害に遭わないためには、ご自身で情報を集めて優良業者を探すことが大切です。
「今ならお得」「すぐに塗装しないと危険」などのあおり文句には特に注意しましょう。
ベストホームでは、外壁のプロが無料で診断を行い、見積書を作成しております。
契約を急かすことはありませんので、他社とも比較してみて納得のいく塗り替え工事にしましょう。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。