外壁塗装の期間は何日かかる?流れや作業工程、工期の目安を解説
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カテゴリー:外壁塗装コラム
「外壁塗装にはどれくらいの日数がかかるんだろう?」「工事中の生活には制限があるのかな?」と疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、外壁塗装の工期や流れ、工事期間中に気をつけることなどを紹介します。
工期が延びる要因も解説しているので、外壁塗装を検討されている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
外壁塗装の期間は何日かかる?
一般的な30坪戸建て住宅の場合、外壁塗装の工期は7~10日程度が目安です。
しかし、着工までには業者探しや打ち合わせなどさまざまな工程があるため、外壁塗装を決めてから工事完了までには1~2か月ほどかかるでしょう。
また、春や秋などの繁忙期には依頼が集中するので、希望の日程で工事できない可能性があります。
「親戚が集まるお盆や年末までに外壁をきれいにしておきたい」など期限が決まっている場合には、早めに行動した方がよいでしょう。
外壁塗装の流れ
外壁塗装の大まかな流れは以下のとおりです。
① 業者探し(数日~1週間程度)
まずは塗装会社を探します。インターネットで検索したり、近隣で外壁塗装をされた方がいれば聞いてみたりするとよいでしょう。
② 外壁の診断・見積もり(数日~1週間程度)
気になる塗装会社へ連絡して、外壁診断と見積もりを依頼します。会社によって料金やサービスが異なるので、相見積もりを取ることがポイントです。
③ 契約
対応や提案内容、見積書などを比較して塗装会社を選び、契約を結びます。
④ 打ち合わせ(1日~1週間程度)
色やデザインなど、細かい打ち合わせを行います。事前に塗装会社の施工事例や近隣住宅の外壁をチェックするなどして、ある程度仕上がりをイメージしておくとスムーズです。
⑤ 近隣へのあいさつ(1日)
塗装工事中には作業音や塗料のにおいなどで迷惑をかける可能性があります。トラブルを避けるには、着工前に近隣住民へ日程を伝えてあいさつをしておくことが大切です。基本的には塗装会社が行いますが、施主さまも同行されたるケースもあります。
⑥ 塗装工事(1週間~10日程度)
外壁の塗装工事を行います。工期は、建物の階数や塗装範囲などによって変動します。
⑦ 完了・確認(1日)
塗装工事が完了したら仕上がりを確認します。塗り忘れや塗りムラがないかなどを塗装会社と一緒にチェックし、気になることがあれば伝えましょう。問題がなければ引き渡しとなります。
以上が外壁塗装の流れです。
続いて、塗装工事の工程を見ていきましょう。
外壁塗装の作業工程
塗装工事の工程は以下のようになっています。
・足場・飛散防止シートの設置(1日)
まずは外壁塗装に欠かせない足場を設置し、その周りをシートでおおいます。飛散防止シートには、高圧洗浄の水や塗料が庭や隣家へ飛散するのを防ぐ働きがあります。
・高圧洗浄(1日)
外壁の汚れや古い塗膜を高圧洗浄で洗い落とします。洗浄後は最低でも24時間以上乾燥させる必要があります。
・下地補修(1日~)
塗装前に、外壁のひび割れや劣化した目地コーキングなどの補修を行います。高圧洗浄で落としきれなかった汚れや古い塗膜、サビなどもけずり落とし、塗料が密着しやすい状態に整えます。
・養生(1日)
窓サッシや表札、玄関ドアなどの塗装しない部分や、植木や車など汚れると困るものを養生シートとテープで保護します。室内にしまえるものは入れておいた方がよいでしょう。
·下塗り(1日)
外壁塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。下塗り塗料は、外壁の細かいひび割れを補修するとともに、外壁と中塗り・上塗り塗料の密着度を高める接着剤の役割をしています。※塗料の種類によっては2回塗りや4回塗りのものもあります
・中塗り(1日)
中塗りと上塗りには、基本的に同じ塗料を使用します。下塗り塗料は透明か白色ですが、中塗りからは打ち合わせで選んだ色で塗装していきます。
・上塗り(1日)
同じ塗料を2度重ねることで塗りムラを補修し、塗膜の厚みを確保します。塗料の性能を最大限に発揮させるために重要な工程です。
・付帯部塗装(1~2日)
雨どいや軒天、破風板など、外壁以外の箇所を「付帯部」と言います。外壁塗装の際には、付帯部も一緒に塗装するケースがほとんどです。
・足場解体(1日)
塗装工事が完了したら施工業者と一緒に仕上がりの確認を行い、不備がなければ足場を解体します。
以上が一般的な外壁塗装工事の流れです。
なお、あわせて屋根塗装も行う場合には、プラスで3日ほどかかります。
外壁塗装の期間中の注意点
外壁塗装中には、以下のような点に注意しましょう。
・洗濯物が外に干せない時がある
・窓を開けて換気ができない時がある
・在宅が必要な時がある
・普段より防犯を意識する必要がある
洗濯物が外に干せない時がある
高圧洗浄中や塗装中には、水や塗料がはねる可能性があるため洗濯物が外に干せません。
乾燥機やコインランドリーを使用するなど、対策が必要です。
窓を開けて換気ができない時がある
窓に養生を行うと開けられなくなります。
浴室やキッチンなど換気したい箇所があれば、あらかじめ相談しておきましょう。
エアコンの室外機や換気扇は、メッシュカバーなどで覆うことで養生中でも使用可能です。
在宅が必要な時がある
外壁塗装中にずっと家にいる必要はありませんが、立ち合いが必要なタイミングが2回あります。
① 足場設置前の確認
家の周囲に足場設置の障害となるものがあれば、動かす必要があります。塗装業者が勝手に移動させるとトラブルにつながりかねないため、立ち合いが求められるでしょう。
② 工事完了後の確認
工事完了後には、必ず塗装業者と一緒に仕上がりを確認しましょう。足場を解体した後で気になる箇所があっても、対応に時間がかかる可能性があります。
普段より防犯を意識する
塗装工事中は足場を設置しているため、普段は入れない2階のベランダなどにも外から簡単に侵入できてしまいます。
泥棒に狙われやすくなるので、いつも以上に戸締りに注意しましょう。
センサーライトや窓用の補助錠などを設置するのも有効です。
外壁塗装にかかる日数が長くなる要因
条件によっては、塗装工事が長引くケースもあります。
・外壁の劣化がひどい
・天候が悪い・気温が低い
・塗装範囲が広い
外壁の劣化がひどい
ひび割れやはがれ、欠けなど、外壁の劣化症状がひどいと補修に時間がかかります。
コーキング材などによる補修が難しい場合には、外壁材の交換が必要になることもあるでしょう。
カバー工法や張り替え工事には、2週間~1か月ほどかかります。
天候が悪い・気温が低い
外壁塗装が可能な条件は、気温5℃以上・湿度85%以下です。
雨の日や気温が低すぎる日には塗料が乾きにくく、雨の中に含まれる不純物が塗料に混ざることで耐久性が低下する恐れもあります。
また、台風や強風の日にも塗装作業ができません。
足場がゆれて作業員に危険があったり、ホコリや飛来物が付着して仕上がりに影響したりする可能性があるためです。
塗装範囲が広い
屋根やベランダ、付帯部、門扉など、塗装する範囲が広くなるほど工事日数は長くなります。
ただ、まとめて塗装することで足場代や養生などが1回分で済むため、トータルのメンテナンス費用を節約できるでしょう。
まとめ
今回は、外壁塗装の工期や流れ、工事期間中に気をつけることなどをご紹介しました。
塗装工事にかかる日数は、外壁だけなら7~10日、屋根も一緒に行う場合は10日~2週間程度が目安です。
ただし、季節や天候、外壁の状態などによっては工期が長くなることもあります。
まずは外壁の診断を受けて、ご自宅の外壁塗装にかかる日数を確認してみましょう。
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岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。