レンガ外壁に塗装は必要?不要なケースや塗装の費用・最適なタイミングも紹介


「レンガ外壁はメンテナンス不要って本当?」「レンガ風の外壁には塗装が必要なのかな?」「塗装費用はどれくらい?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

レンガ外壁は、種類によって塗装が欠かせないケースと、しなくても問題ないケースとがあります。

ただし、塗装が必要ない外壁にも定期的な点検とメンテナンスは欠かせません。

この記事では、塗装が必要なレンガ外壁や不要なケース、メンテナンス方法などを紹介しています。

塗装が必要なタイミングや塗装費用も解説しているので、外壁塗装をすべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

レンガ外壁に塗装は必要?


レンガの外壁には
3つの種類があり、このうち外壁塗装が不可欠なのは「レンガ調サイディング」だけです。

本物のレンガ
レンガ風タイル
レンガ調サイディング

本物のレンガやレンガ風タイルは耐久性が高く、色あせやコケの発生、チョーキングなどの劣化症状が起こりにくいため、塗装で保護する必要はありません。

ただし、10年に1回程度はコーキング補修などのメンテナンスが必要です。

一方、レンガ調サイディングには防水機能が備わっていないため、長持ちさせるには定期的な塗装で雨や湿気から守ることが重要です。

レンガ調の外壁に塗装が必要なタイミング


レンガ調サイディングの外壁塗装は、
10~15年に1程度が目安とされています。

塗装が必要なタイミングは使用した塗料の種類によっても異なるため、以下の表を参考にしてみてください。

塗料の種類

耐用年数

アクリル

38

ウレタン

510

シリコン

715

フッ素

1215

無機

1520


塗料の種類がわからない場合には、新築時や前回塗装した際の書類を確認してみましょう。

塗装会社の無料点検を受けて判断してもらう方法もあります。

放置すると危険なレンガ調外壁の劣化症状


海沿いや日当たりのよい立地など、お住まいの環境によっては劣化が早まる可能性があります。

以下のような症状が出ている場合には、早めに点検を受けた方がよいでしょう。

・チョーキング
・カビ・コケ・藻の発生
・塗膜のひび割れ・はがれ
・外壁材の割れ・欠け・はがれ
・目地コーキングのひび割れ・はがれ

チョーキング


チョーキングとは、塗膜の経年劣化により塗料中の顔料が粉化し、外壁を触ると白い粉が付着する現象です。

緊急性はそれほど高くありませんが、外壁塗装にはベストなタイミングです。

カビ・コケ・藻の発生


カビ・コケ・藻の発生は、塗膜の防水機能が低下しているサインです。

放置していると見た目が悪いだけでなく、外壁の劣化を早める可能性があるため、そろそろ塗装を検討した方がよいでしょう。

塗膜のひび割れ・はがれ


経年劣化が進み塗膜にひび割れやはがれが起こると、雨水が外壁内部や屋内へ侵入する恐れがあります

雨もりが発生すると柱や梁が腐食し、建物の寿命を縮めることにもなりかねないため、早急に塗装が必要です。

外壁材の割れ・欠け・はがれ


外壁材自体に割れや欠け・はがれが起こっている場合、塗装では補修しきれない可能性が高いでしょう。

非常に緊急性の高い症状です。

防水シートや断熱材などが腐食している場合には下地から補修を行い、破損した部分のサイディングボードを交換する必要があります。

目地コーキングのひび割れ・はがれ


サイディングボードの継ぎ目(目地)のコーキングにひび割れやはがれが発生すると、すき間から雨水が入り込み、外壁の劣化や雨もりを引き起こします。

雨もりは建物の耐久性低下にもつながるため、すぐにでも補修を行いましょう

レンガ調外壁の塗装費用


レンガ調サイディング外壁の塗装費用は、一般的な
30坪戸建て住宅で60万~100万円程度が相場です。

坪数ごとの料金は、以下の表を参考にしてみてください。

延べ坪数

塗装費用

20

40万~70万円

30

60万~100万円

40

80万~130万円

50

100万~160万円

60

120万~190万円

70

140万~230万円


料金は塗料の種類によっても大きく変動します。

耐用年数が長いほど価格も高くなりますが、そのぶん塗装回数を減らせるため、トータルのメンテナンス費用を抑えられる可能性があります。

塗料の種類

費用相場(㎡)

耐用年数

アクリル

1,0001,800

38

ウレタン

1,5002,500

510

シリコン

1,8003,500

715

フッ素

3,0005,000

1215

無機

4,5005,500

1520


「この先何年住む予定か」「次回の塗装をいつにするか」など、状況に応じて最適な塗料を選びましょう。

レンガ調外壁におすすめの塗装方法


せっかくのレンガ調デザインを損なうことなく、塗装する方法を
2つご紹介します。

クリア塗装
2色塗り

クリア塗装


クリア塗装とは、無色透明の塗料で塗装する方法です。

色がつかないので、レンガ調のデザインを活かしながら外壁を保護できます。

ただし、外壁の汚れや色あせ、ひび割れ補修の跡などはカバーできないため、劣化が進行する前に塗装を行う必要があります

2色塗り


汚れ・修理跡を隠したい場合や、外壁の色を変えたい場合には、色のついた塗料で塗りつぶす方法もあります。

単色だとデザイン性が失われるため、2色の塗料を使って塗装するとよいでしょう

レンガの凹凸に合わせて色を変えることで、レンガ調外壁の立体感やデザイン性を損なうことなく汚れなどをカバーし、美しい外観を取り戻せます。

レンガやタイルの外壁にもメンテナンスは必須


本物のレンガやレンガ風タイルは塗装不要ですが、完全にメンテナンスフリーではありません。

劣化症状に応じて適切な補修を行うことで、家や外壁の寿命を長持ちさせられます。

レンガやタイルにひび割れや破損、はがれが起こった場合には、部分的に補修したり、交換したりする必要があります

また、タイルの継ぎ目にコーキング材を使用している場合は、7~10程度でひび割れやはがれなどの劣化症状が起こります。

定期的にコーキング補修を行いましょう。

コーキングの補修方法には「増し打ち」と「打ち替え」の2つがあります。

増し打ち

打ち替え

単価

5001,000/m

9001,500/m

30坪の費用

9万〜18万円

16万〜27万円

寿命

25

710


増し打ちとは、古いコーキングの上からコーキング材を補充する方法です。

打ち替えとは、古いコーキングをはがして新しく充填し直す方法です。

増し打ちの方が費用を安く抑えられますが、応急処置にしかならないため寿命が短く、頻繁に補修する必要があります。

よほどの理由がない限りは、打ち替えをおすすめします。

レンガやタイルにも外壁塗装できる?


「レンガやタイルに艶を出したい」「外観の印象を変えたい」などの理由で、塗装することは可能です。

ただし、塗膜の寿命はタイルやレンガほど長くないため、10年程度で劣化して外観が悪くなってしまいます。

一度塗装すると今後も
10~15年ごとに塗り替えが必要なため、よく検討した方がよいでしょう。

レンガの質感やデザインを活かして塗装するなら、クリア塗装がおすすめです。

まとめ


今回は、レンガ外壁に塗装が必要なケースと不要なケース、メンテナンス方法、塗装費用などをご紹介しました。

本物のレンガとレンガ調タイルの外壁には塗装が不要ですが、レンガ調サイディングには不可欠です。

また、塗装が必要ない外壁にも、下地やコーキング補修などの定期的なメンテナンスは欠かせません。

劣化が気になっている場合はもちろん、新築から10年以上経過している場合にも、一度点検を受けてみましょう。

ベストホームでは、外壁のプロが無料で点検を行い、ご自宅に最適なメンテナンス方法をご提案いたします。

岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

 

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