2026年7月

【DIY外壁塗装に向く塗料の種類と選び方】必要な道具・よくある失敗例・注意点も解説


DIY
で外壁塗装を行いたいけれど、「どんな塗料を選べばいいのかわからない」「失敗しないか不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。

塗料にはさまざまな種類やグレードがあり、外壁の状態や立地環境によって最適なものが異なります。

選び方を間違えると数年で塗料がはがれたり、見た目が悪くなったりしてやり直しが必要になり、余計な出費につながることもあるためご注意ください。

この記事では、DIYに適した塗料の種類と選び方、必要な道具、よくある失敗例などをわかりやすく解説します。

ポイントを押さえて、後悔のない外壁塗装を行いましょう。

DIY外壁塗装に向く塗料の種類と選び方


外壁塗装の
DIYでもっとも重要なのが、塗料選びです。

外壁材の種類や劣化状態、住んでいる地域の環境に合った塗料を選ぶことで、仕上がりの美しさと耐久性を高められます。

塗料には大きく分けて「下塗り用」と「中塗り・上塗り用」の2種類があり、製品によって費用や耐久性、扱いやすさなどが異なります。

それぞれの特徴をよく理解した上で、ご自宅の外壁に最適な塗料を選びましょう。

下塗り塗料の種類と選び方


下塗り塗料には大きく分けて以下の
3種類があります。

・シーラー
・フィラー
・プライマー

それぞれ役割が異なるため、外壁の素材や状態に合ったものを選ぶことが重要です。

シーラー


シーラーは、下地に浸透して表面を固めることで中塗り・上塗り塗料の吸い込みを抑え、外壁との密着性を高める役割をする下塗り材です。

チョーキング(触ると手に白い粉がつく)現象や色あせなど、比較的軽い劣化症状の外壁に適しています。

シーラーには水性と油性があり、コンクリートやモルタルの外壁には水性タイプ、それ以外の外壁や劣化症状が進んでいる場合は油性タイプを使用します。

木部や木材の外壁には木部専用シーラーを用いましょう。

水のようにサラサラしていて扱いやすいため、DIY初心者にもおすすめです。

フィラー


フィラーは粘性の高い塗料で、ひび割れや凹凸を補修して均一に整える効果があります。

特にひび割れが発生しやすいモルタルやコンクリートの外壁には、伸縮性の高い「微弾性フィラー」がおすすめです。

車や地震の振動による建物の動きに追従し、ひび割れの発生を抑える働きがあります。

ただし、幅0.3mm以上のひび割れにはフィラーだけでは対応できません。

別途、コーキング材による補修が必要です。

プライマー


プライマーは、ガルバリウム剛板やトタンといった金属系の外壁材に適した接着剤です。

サビ止め効果をもつ製品も多くありますが、サビを落とす効果はないため、下塗りの前に除去しておく必要があります。

中塗り・上塗り塗料の種類と選び方


中塗り・上塗りでは基本的に同じ
塗料を使用します。

中塗り・上塗り塗料には「水性と油性」「
1液型と2液型」があり、グレードによっても耐久性や扱いやすさが大きく異なります。

遮熱性や防汚性などの特別な機能をもつ塗料もあるので、外壁の状態や立地環境に合ったものを選びましょう。

水性・油性とは?


水性塗料は水で薄めて使うタイプで、においが少なく扱いやすいため
DIY向きです。

塗料が飛んで汚れた場合や使った道具を洗浄する際にも、乾燥前であれば水で洗い落とせます。

乾燥後は耐水性も十分あり、現在の外壁塗装では主流となっています。

一方、油性塗料はシンナーで薄めるため臭気が強く、人体への影響や取り扱いに注意が必要です。

密着性や耐久性は油性のほうが優れていますが、初心者には水性塗料が断然扱いやすいでしょう。

1液型・2液型とは?


1
液型はそのまま使える塗料で、手軽さが魅力です。

DIYに向いており、ホームセンターでも簡単に手に入ります。

残った塗料は、密閉保管すれば半年
1年程度は使用できます。

2液型は主剤と硬化剤を使用する直前に混ぜ合わせる塗料で、塗膜の強度や耐久性が非常に高いことが特徴です。

その反面、混合比率を守って均一に攪拌(かくはん)し、決められた時間内に使い切る必要があるなど、初心者には難易度が高いでしょう。

残った塗料の再利用もできません。

グレードとは?


塗料のグレードとは耐久性のランクのことで、主成分となる樹脂の種類によって異なります。

塗料の種類

耐用年数

費用相場(㎡)

アクリル

38

1,0001,800

ウレタン

510

1,5002,500

シリコン

715

1,8003,500

フッ素

1215

3,0005,000

無機

1520

4,5005,500


一般的に耐用年数が長いほど価格も高くなりますが、そのぶん塗り替えの頻度を減らせるため、将来的なメンテナンスコストを抑えられる可能性があります。

今回の塗装費用だけでなく、長期的な視点でも考慮することが大切です。

迷ったら、価格と機能性のバランスが良いシリコン塗料がおすすめです。

特別な機能をもつ塗料


最近では、外壁の保護や美観の維持といった基本的な機能に加えて、悩みを解消してくれる機能性塗料も増えてきています。

ここでは、代表的な3種類の塗料をご紹介します。

・遮熱塗料
・低汚染塗料
・防カビ・防藻塗料

遮熱塗料


遮熱塗料には、太陽光を反射する働きがあります。

外壁や室内の温度上昇を抑えることで夏場の冷房効率が高まり、電気代を節約できる可能性があります。

また、熱は塗膜の劣化を早めるため、遮熱塗料を使用することで塗膜や外壁材を長持ちさせられるでしょう。

低汚染塗料


低汚染塗料とは、汚れが付きにくく、付着しても雨で自然に流れ落ちる性質をもつ塗料です。

排気ガスや砂ぼこりが多く外壁が汚れやすい立地では、特に効果を実感しやすいでしょう。

外壁洗浄や塗り替えの手間とコストを抑えながら、きれいな外観を長く保ちたい方におすすめです。

防カビ・防藻塗料


防カビ・防藻塗料は、カビ・コケ・藻などの繁殖を抑える成分が配合された塗料です。

湿気が多い立地や日当たりが悪い北側の外壁に適しています。

カビや藻を放置すると、外観が悪くなるだけでなく塗膜の劣化が早まる恐れがあります。

定期的に除去する手間をかけたくない場合は、防カビ塗料や防藻塗料を選ぶとよいでしょう。

外壁塗装のDIYに必要な道具と材料


外壁塗装の
DIYには、塗料以外にもさまざまな材料や道具が必要です。

・脚立/足場
・高圧洗浄機
・サンドペーパー
・養生テープとビニールシート
・バケツ
・塗料を撹拌する棒
・ローラーやハケ
・塗料用のトレー
・下塗り塗料
・中塗り・上塗り塗料
・コーキング材
・コーキングガン など

ほとんどがホームセンターや通販で入手できますが、足場の設置には国家資格が必要なため、専門業者へ依頼しましょう。

脚立や高圧洗浄機はレンタルも可能です。

外壁塗装のDIYにかかる塗料代とその他の費用


一般的な住宅の外壁塗装における塗料代の目安は、以下のとおりです。

延べ坪数30坪(外壁面積120㎡)の場合

塗料の種類

単価 ()

費用相場 (30)

アクリル

1,0001,800

12万〜22万円

ウレタン

1,5002,500

18万〜30万円

シリコン

1,8003,500

22万〜42万円

フッ素

3,0005,000

36万〜60万円

無機

4,5005,500

54万〜66万円


その他の材料や道具をそろえると5万~10万円ほどかかるため、合計金額は17万~76万円程度になるでしょう。

なお、足場の設置が必要な場合には別途10万~25万円程度の費用がかかり、合計すると27万~100万円となります。

プロに依頼した場合の相場が60万~100万円なので、足場が必要な高所の外壁塗装の場合、DIYの節約効果はわずかです。

足場が不要な場合には、25万~30万円ほど節約できるでしょう。

外壁塗装のDIYでよくある失敗例と注意点


DIY
は費用を抑えられる反面、失敗すると最初からプロに依頼した場合より高額な費用がかかることがあります。

よくある失敗例や注意点をご紹介しますので、しっかりと理解した上で検討しましょう。

・すぐに塗装がはがれた
・近隣トラブルが発生した 
・見た目が悪くなってしまった
・深刻な劣化症状を見逃していた
・予想以上に時間がかかった
・転落してケガをした

すぐに塗装がはがれた


古い塗膜や汚れを落としきれないまま塗装すると、新しい塗料がうまく密着せず短期間ではがれてしまいます。

また、新築時や前回の塗装で特殊な塗料が使われている場合には、通常とは異なる下塗り材が必要なケースがあります。

失敗後のリカバリーには通常よりも高額な費用がかかるため、自信がない場合は知識や経験が豊富な専門業者に任せた方が安心です。

近隣トラブルが発生した


高圧洗浄の水や塗料の飛散、においなどの影響で、近隣住民とトラブルになるケースも少なくありません。

必ず事前にスケジュールを伝えてあいさつを行い、時間帯にも十分に配慮しながら作業を進めましょう。

DIYでは謝罪や保証まですべてが自己責任となってしまいます。

見た目が悪くなってしまった


塗料が均一に混ざっていなかったり、乾燥時間を守らなかったりすると、塗りムラや光沢ムラが発生します。

塗料は気温や湿度の影響も受けやすいので、製品の仕様書に記載されている指示に従って適切に扱うことが重要です。

乾燥前に雨にあたると、塗料が流れたり白く変色したりすることもあるため、天候にも注意しましょう。

深刻な劣化症状を見逃していた


外壁内部の深刻な劣化症状を見逃してしまうと、外壁材や下地の腐食、雨もりなどの重大なトラブルに発展するリスクがあります。

新築から
1015年以上が経過している場合には、プロの点検を受けた上でDIYを行うか判断した方がよいでしょう。

最悪の場合には、外壁の張り替えや雨もり修理だけでなく、建て替えが必要になるケースもあります。

予想以上に時間がかかった


外壁塗装は、プロが毎日作業を行っても
23週間ほどかかります。

DIYでは3か月以上かかることも珍しくありません。

仕事や家事と並行しながら進めるとさらに工期が延びる可能性もあるので、事前に全体のスケジュールを確認し、余裕をもって無理のない計画を立てましょう。

転落してケガをした


高所作業中の転落事故は、命に関わる重大なリスクです。

脚立を使用する際は必ずヘルメットと滑り止め付きの靴を着用し、一人での作業は避けましょう。

2階以上の高所の外壁塗装では足場の設置を外注する必要があるため、DIYの節約効果はそれほど高くありません。

塗装も含めて専門業者に任せた方がよいでしょう。

DIYが難しい場合はプロに依頼しよう


低い場所の部分的な塗装なら
DIYでも対応可能です。

しかし、足場が必要な高所や、外壁全体を塗り替える広範囲の工事は、安全面でも仕上がりの面でもプロに任せた方が安心です。

相見積もりで複数社の金額を比較したり、自社施工の会社へ依頼したりすることで、工事の品質を保ちながら費用を安く抑えられる可能性があります。

まとめ|岡山市で外壁塗装をするならベストホームへ!


今回は、外壁の
DIY塗装に適した塗料の種類と選び方、よくある失敗例などをご紹介しました。

下塗り塗料も中塗り・上塗り塗料も、外壁の素材や状態、扱いやすさなどさまざまな条件を考慮した上で選ぶ必要があります。

塗料の種類や扱い方を間違えると、早々に塗り替えが必要になったり外壁材自体が劣化したりする恐れがあるため、少しでも不安がある場合は
DIYを避けた方がよいでしょう。

特に広範囲や高所の外壁塗装は、安全·品質の両面で大きなリスクが伴います。

ベストホームでは外壁のプロが無料で診断を行い、お客さまのご自宅に最適な塗料や工法をご提案いたします。

岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

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