プロが解説【外壁塗装のやり方7ステップ】塗料の選び方·費用目安·注意点も紹介


外壁塗装を自分でやってみたいけど、「手順がわからない」「どんな道具が必要なの?」「業者に依頼した場合との費用差はどれくらい?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

低い所や部分的な塗装であればDIYも可能です。

一方で、高所や広範囲の塗装は安全性・仕上がりの観点からおすすめできません。

失敗すると外観が悪くなるだけでなく、家の寿命を縮めることにもなりかねないため、慎重に検討しましょう。

この記事では、外壁塗装の手順や必要な道具、塗料の選び方などをわかりやすく解説します。

費用目安やプロに任せた場合との差も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

外壁塗装の塗り方は3種類


外壁塗装の方法には以下の
3種類があります。

・ハケ塗り
・ローラー塗装
・吹き付け塗装

それぞれ仕上がりや作業のしやすさが異なるため、塗装箇所や目的に応じて選択しましょう。

ハケ塗り


ハケ塗りは細かい作業に適しています。

窓まわりや凹凸部分など、ローラーが届きにくい箇所もていねいに仕上げられます。

ただし、広い面積をハケだけで塗ると時間がかかり、ムラも出やすくなるため、他の塗り方と組み合わせて使うのが一般的です。

DIYでも扱いやすい道具ですが、ムラなく均一に仕上げるには技術が必要です。

ローラー塗装


ローラー塗装は
DIYでもっともよく使われている方法です。

塗料の飛散が少ないため近隣への影響を最小限に抑えられ、広い面積も効率よく塗装できます。

ただし、凹凸が深い部分には塗料が入り込みにくいことがあるため、外壁の形状に合ったローラーを選ぶことが重要です。

吹き付け塗装


吹き付け塗装は、スプレーガンなどの機械を使って塗料を霧状に噴射する方法です。

広い面積を短時間で仕上げられ、凹凸のある外壁にも均一に塗装できることが大きなメリットです。

一方で、周囲に塗料が飛散するため養生の手間が増え、風向きや強さによってはご自宅の車や庭、近隣住宅などを汚してしまう恐れがあります。

専用機材が必要なこともあり、
DIYでは難易度が高いでしょう。

外壁塗装のやり方7ステップ


外壁塗装には塗料を塗る以外にもさまざまな工程があり、一つひとつの作業をていねいに行うことが仕上がりや耐久性に大きく影響します。

外壁塗装の流れは、大きく分けて以下の
7ステップです。

(足場設置)

① 高圧洗浄

② 下地補修

③ 養生

④ 下塗り

⑤ 中塗り

⑥ 上塗り

⑦ 養生撤去

(足場撤去)

2階以上の外壁塗装では、転落防止と仕上がりの品質確保のために足場が欠かせません。

足場の設置・撤去には国家資格が必要なため、専門業者へ依頼しましょう。

また、騒音や汚れなどで隣家から苦情を受けるケースがあるため、事前にスケジュールを伝え、あいさつをしておくことが重要です。

各工程の手順や注意点を見ていきましょう。

高圧洗浄


高圧洗浄は、外壁に付着した汚れ・コケ・古い塗膜などを洗い流す工程です。

汚れや古い塗膜が残っていると、塗料が密着せず短期間ではがれてしまうので、ていねいに作業を行いましょう。

外壁自体のひび割れやコーキングの劣化がある場合には、すき間から浸水する恐れがあるためご注意ください。

洗浄後は外壁が完全に乾いてから次の工程へ移ります。

下地補修


下地補修は、外壁のひび割れや欠け、コーキングの劣化などを補修する工程です。

0.3mm未満の細いひび割れは下塗り塗料で補修できますが、それ以上の場合はコーキング材やパテで埋める必要があります。

また、高圧洗浄で落としきれなかった汚れや古い塗膜、サビなどがあれば手作業で除去します。

養生


養生とは、塗装しない部分や汚れると困るものを保護する作業です。

窓ガラス・玄関ドア・エアコンの室外機・植栽などをビニールシートとマスキングテープでしっかりと覆っておきましょう。

エアコンの室外機にビニールシートを被せたまま使用すると、故障の原因になるためご注意ください

下塗り


外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの
3回塗装が基本です。

下塗りには、軽微なひび割れ補修や上塗り塗料の吸い込み防止、塗料の密着性アップなどの役割があります。

外壁の素材や状態に応じて適切なものを選び、塗り残しがないよう均一に塗装することが重要です。

また、乾燥が不十分な状態で次の工程へ進むと密着不良の原因となるため、メーカーの指定時間を必ず守りましょう。

中塗り


中塗りと上塗りでは基本的に同じ塗料を使用します。

2回塗り重ねることで塗膜の厚みを確保し、色ムラを防いで耐久性を高めることが目的です。

中塗りを省くと塗料本来の性能を発揮できなくなるため、必ず
2回に分けて塗装しましょう。

上塗り


中塗りが完全に乾いたら、最終仕上げとして上塗りを行います。

塗り残しや色ムラがないよう、特にていねいに作業を行いましょう。

養生撤去


上塗りの塗料が乾ききる前に、マスキングテープやビニールシートを慎重にはがします。

乾燥しきってから撤去すると塗膜ごとはがれることがあるため、タイミングが重要です。

外壁塗装に必要な道具・材料と費用目安


ローラーとハケを使った外壁塗装に必要な道具・材料と、費用目安をご紹介します。

【道具】
・脚立/足場
・高圧洗浄機
・ワイヤーブラシ
・スクレーパー
・コーキングガン
・ローラー
・ローラーバケット
・ハケ
・マスキングテープとビニールシート

道具代の目安は5万~10万円程度です。

脚立や高圧洗浄機はレンタルを利用すれば、もう少し安く抑えられるでしょう。

なお、2階以上の塗装で足場が必要な場合には、別途10万~20万円程度の足場代がかかります。

【材料】
・コーキング材
・下塗り塗料
・中塗り・上塗り塗料

材料費の目安は15万~25万円程度です。

失敗しない!外壁塗装の塗料の選び方


外壁塗装に使われる塗料には、大きく分けて「下塗り塗料」と「中塗り・上塗り塗料」の
2種類があります。

それぞれ外壁の素材や状態、求める耐久性に応じて適切な製品を選ぶことが重要です。

下塗り塗料の選び方


下塗り塗料には主に以下の
3種類があります。

・シーラー
塗料の吸い込みを抑えて密着性を高める効果があります。築年数が新しく比較的状態がよい外壁には、シーラーが適しています。

・フィラー
粘度が高い塗料で、細かな傷やひび割れを埋めて外壁表面をなめらかに整える効果があります。凹凸やひび割れが多く、傷みが目立つ外壁に向いています。

・プライマー
サビを防ぎ、上塗り塗料の密着性を高める働きをします。主にガルバリウム剛板などの金属系外壁材に使用されます。

選び方に迷ったら、使用する上塗り塗料のメーカーが推奨する下塗り材を選べば間違いないでしょう。

中塗り・上塗り塗料の選び方


中塗り・上塗り塗料は、グレードによって価格や耐久性が大きく異なります。

塗料の種類

耐用年数

費用相場(㎡)

アクリル

38

1,0001,800

ウレタン

510

1,5002,500

シリコン

715

1,8003,500

フッ素

1215

3,0005,000

無機

1520

4,5005,500


グレードの高い塗料ほど高価ですが、そのぶん長持ちするため塗装頻度を減らせます。

今回の塗装費用だけでなく、将来的なメンテナンスコストも考慮して選択することが重要です。

また、遮熱や断熱、防汚、防カビ・防藻といった特殊な機能をもつ塗料もあるので、立地環境に応じて選ぶとよいでしょう。

外壁塗装の費用相場【DIYとプロの差は3045万円】


外壁塗装をプロに依頼した場合の費用は、
302階建て住宅で60100万円程度が相場です。

一方、DIYでは材料と道具で2035万円、足場が必要な場合は合計で3055万円程度になるでしょう。

差額は30万~45万円程度です。

自分で外壁塗装をする場合の注意点


・塗料の選び方に注意する
・近隣住民に配慮する
・塗料の扱い方を守る
・塗装では補修できないケースがある
・安全面に注意する
・失敗すると高額な補修費用がかかることがある

塗料の選び方に注意する


モルタルやサイディング、
ALCなど、外壁の種類や状態によって適した塗料が異なります。

下塗り塗料と上塗り塗料との相性もあり、合わない塗料を使うと密着不良が起こって短期間ではがれる恐れがあります。

また、既存の塗膜によっては特殊な下塗り材が必要になるケースもあるため、注意が必要です。

近隣住民に配慮する


外壁塗装の
DIYでは、においや高圧洗浄機の騒音、塗料の飛散による汚れなどで、近隣住民とのトラブルに発展することがあります。

隣家へは事前にスケジュールを伝え、あいさつをしておくことが重要です。

特に吹き付け塗装は飛散範囲が広いため、風向きを考慮して慎重に作業を行い、強風の日は避けた方がよいでしょう。

塗料の扱い方を守る


塗料は使用前に十分に攪拌し、均一な状態にしてから使うことが大切です。

また、雨の日や気温
5℃以下、湿度85%以上の環境下では、塗料の密着不良や乾燥不足の原因となるためご注意ください。

乾燥時間や塗装回数を無視して作業を進めると、色ムラや塗膜のふくれ、はがれなどが起こりやすくなるので、必ずメーカーの規定を守りましょう。

塗装では補修できないケースがある


外壁の劣化が深刻な場合、塗装だけでは根本的な解決にならないことがあります。

以下のようなケースでは、カバー工法(重ね張り)や張り替えが必要です。

・外壁材自体が劣化している
・下地が腐食している
・雨もりしている など

これらの劣化症状を放置していると、カビ・シロアリの発生、柱・梁の腐食などが起こり、最悪の場合には建て替えが必要となる可能性があります。

外壁の劣化状態を正確に把握し、適切な補修を行うことが重要です。

安全面に注意する


高所作業には転落によるケガのリスクがともないます。

特に脚立を使う場合は十分に注意し、一人での作業は避けましょう。

また、溶剤系塗料はシンナーを含むため、換気が不十分な環境での作業は中毒の危険があります。

塗料が目に入る可能性もあるので、ゴーグル·マスク・ヘルメットを着用し、安全に作業を進めてください。

失敗すると高額な補修費用がかかることがある


DIY
で塗装に失敗した場合、塗り直しだけでなく、はがれた塗膜の除去や下地補修まで必要になる可能性があります。

特に塗料の選択ミスや乾燥不足による密着不良は、全面的なはがし作業が発生するケースがあるため、最初からプロに依頼するよりも高い費用がかかります。

少しでも不安を感じているなら、無理に
DIYしない決断をすることも大切です。

【まとめ】外壁塗装を自分でする前に!無料見積もりをしてみよう


今回は、外壁塗装の手順や必要な道具、費用目安などをご紹介しました。

低い位置の部分的な塗装であればDIYも可能です。

しかし、高所や広範囲の塗装、塗膜だけでなく外壁自体の劣化も気になっている場合は、失敗やケガのリスクが高いためプロに任せることをおすすめします。

ご自身で塗装する前に、まずは無料の点検と見積もりを依頼してみましょう。

相見積もりや地元の会社へ依頼することで、大幅に費用を抑えられる可能性があります。

べストホームでは外壁診断のプロが無料でていねいに点検を行い、見積もりを作成しております。

岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

外壁塗装の対応エリア


岡山市中区・岡山市東区・岡山市北区・岡山市南区

 

施工事例

お客様の声

お役立ち情報

お問い合わせ

お役立ち情報

  • ショールーム来店 お客様の理想の外装をご提案
  • 外壁屋根診断
  • 雨漏り診断
  • おすすめの塗料
  • イベント・チラシ情報
  • LINE簡単相談
  • 受賞歴紹介