【安い外壁材はモルタル・窯業系サイディング・トタン】DIYに使える8種類の外壁材の特徴を徹底解説

「外壁をDIYで張り替えたいけど、安くて扱いやすい外壁材はどれ?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、安い外壁材3選と、DIYに使える8つの素材の特徴・価格をわかりやすくご紹介します。
DIYの手順や必要な道具、プロに依頼した場合との差額も解説しているので、「どの外壁材を選べばよいかわからない」「DIYにかかる費用の目安を知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
安い外壁材は「モルタル・窯業系サイディング・トタン」
外壁材には主に8つの種類がありますが、中でも安いのは以下の3つです。
・モルタル
・窯業系サイディング
・トタン
ただし、安さだけで選ぶと頻繁に交換や塗り替えが必要になり、トータルのメンテナンスコストが高くなるケースもあります。
それぞれの外壁材の特徴やメリット・デメリットをよく理解した上で、ご自宅に最適なものを選びましょう。
DIYに使える外壁材8つの特徴と価格

外壁材の種類によって、耐用年数や費用、扱いやすさなどが大きく異なります。
まずは以下の表で比較してみてください。
|
外壁材の種類 |
耐用年数 |
費用目安(㎡) |
|
窯業系 |
20〜40年 |
3,000〜7,000円 |
|
金属系 |
20〜40年 |
4,000〜9,000円 |
|
樹脂系 |
20〜50年 |
8,000〜1万円 |
|
木質系 |
15〜40年 |
5,000〜8,000円 |
|
モルタル |
約30年 |
4,000〜6,000円 |
|
ALCパネル |
50〜60年 |
6,000〜1万円 |
|
タイル |
30〜40年 |
1万〜3万円 |
|
トタン |
10〜30年 |
1,500〜3,000円 |
それぞれの特徴を見ていきましょう。
窯業系サイディング
窯業系サイディングは価格と性能のバランスに優れた人気の外壁材で、国内の戸建て住宅の約75%に使用されています。
セメントと繊維を混ぜて板状に加工した素材で耐火性・耐震性が高く、タイル調や木目調など豊富なデザインから選べることが魅力です。
一方で、素材自体には防水性がないため定期的な塗装が欠かせません。
また、目地(外壁材同士のつぎ目)のコーキング補修も必要です。
DIYにおいては、丸ノコやサイディングカッターで切断でき、クギ打ちで固定するため比較的扱いやすい素材ですが、重量があるため高所での一人作業は危険です。
金属系サイディング
金属系サイディングは非常に軽いことが特徴です。
重量は窯業系サイディングの約4分の1程度で、建物への負担が少ないので既存外壁の上に重ね貼りする「カバー工法」にも向いています。
デメリットは、薄い金属板のため、風で飛んできた物やボールがぶつかると傷やへこみができやすいことです。
また、塗装がはがれるとサビの原因になるので、傷がついた部分は早めに補修し、10~15年に1回程度は外壁全体の塗り替えを行う必要があります。
DIYで切断した場合には、必ず断面に防サビ処理を施しましょう。
樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を主原料とした外壁材です。
素材自体に顔料が練り込まれているため傷がついても変色しにくく、塗り替えがほぼ不要な点が最大のメリットです。
耐用年数が20~50年と長く、長期的なメンテナンスの手間やコストを抑えたい方に向いています。
軽量で耐候性にも優れており、寒暖差の激しい地域でも性能を発揮しやすいでしょう。
デメリットとしては、日本ではあまり流通していないため、施工できる業者を見つけるのが難しいことが挙げられます。
また、取扱メーカーが限られており、色やデザインの選択肢が少ないことも難点です。
木質系サイディング
木質系サイディングは、スギやヒノキなどの天然木材を使用した外壁材です。
木ならではの温かみのある質感と自然な風合いが魅力で、断熱性が高く環境にやさしい素材としても注目されています。
デメリットは、天然素材であるがゆえに水分を吸収して反りや腐食、変色などが生じやすい点です。
他の外壁材と比べてメンテナンスサイクルが短く、3~5年ごとに塗り替えが必要になるケースが多いため、維持コストがかかります。
また、柱とサイディングの間に空気の流れ道を確保する「通気工法」を行う必要があり、DIYによる張り替えは非常に難易度が高いでしょう。
外壁材を直接貼ると、湿気がこもって建物の寿命を縮める恐れがあります。
モルタル
モルタルはセメント・砂・水を混ぜ合わせてつくる外壁材で、つぎ目がなく一体感のある仕上がりが特徴です。
窯業系や金属系サイディングのように、目地をコーキング材で埋める必要もありません。
デメリットは、振動や乾燥収縮によりひび割れが発生しやすいことです。
なお、モルタルそのものを一から塗るには左官技術が必要なため、初心者には難易度が高いでしょう。
ALCパネル
ALCパネルは、セメントなどの主原料に気泡を含ませた「軽量気泡コンクリート」です。
内部に無数の気泡があるためコンクリートでありながら軽量で、断熱性・遮音性・耐火性にも優れています。
耐用年数が50~60年と長く、高層ビルや大型の商業施設にも採用されるほど高性能な素材です。
一方で、他の外壁材と比べて価格が高く、素材自体が水を吸収しやすいため定期的な塗装が欠かせません。
またコンクリートよりは軽量ですが、ALCパネルは1枚でかなりの重量があるため、DIYによる施工はかなり難易度が高いでしょう。
タイル
タイルは、粘土や石材を高温で焼き固めた外壁材で、無機質素材ならではの高級感と耐久性の高さが魅力です。
紫外線や雨風による劣化が非常に少なく、基本的に塗装は不要です。
ただし、タイル一枚一枚を専用の接着材やモルタルで貼る必要があり、DIYには高度な技術と根気が必要です。
また、塗装が不要でも定期的な目地コーキングの補修は必要なため、メンテナンスフリーではありません。
トタン
トタンは鉄板を亜鉛でメッキした金属系の素材で、外壁材の中ではもっとも安価です。
軽量で加工しやすく、波型のものはホームセンターでも手軽に購入できます。
最大のデメリットはサビやすいことで、表面のメッキがはがれると急速に腐食が進み、穴が開いてしまうこともあります。
メンテナンス頻度が高く、定期的な塗装を怠ると10年もたないケースもあるのでご注意ください。
DIYによる施工はしやすいですが、断熱性が低く夏に室温が上昇して冷房効率に影響する可能性が高いため、住宅の外壁にはあまり向きません。
物置やガレージなどへの活用が有効です。
DIYで外壁材を張る手順

ここでは、もっとも人気の高い窯業系サイディングを例に、既存の外壁の上から新しい外壁材を張る「カバー工法」の手順をご紹介します。
① 高圧洗浄
外壁の汚れやコケを高圧洗浄機で洗い流します。表面の汚れをしっかり落とすことで、防水シートや新しい外壁材の密着性を高めます。ただし、外壁の状態によっては雨もりのリスクがあるため、慎重に判断しましょう。
② 下地補修
外壁にひび割れや欠けがある場合には、コーキング材などで補修を行います。
③ 防水シートの設置
既存の外壁の上に防水シートを設置します。内部の湿気を外に逃がすため、必ず「透湿」機能をもつ製品を使用しましょう。
④ 胴縁の設置
胴縁とは、サイディングボードを固定するための下地材です。「縦張り」と「横張り」2種類の設置方法がありますが、特にこだわりがなければ通気性の高い縦張りがおすすめです。
⑤ サイディングボード設置
サイディングボードを胴縁にクギか専用金具で固定していきます。ボードの水平を確認しながら慎重に作業し、必ず規定量のクリアランス(ボード同士のすき間)を確保しましょう。
⑥ 役物の設置
役物とは、コーナー部分·開口部まわり・軒裏など、特殊な形状に対応する専用部材のことです。サイディングボードを張り終えたあと、各部位に合わせた役物を取り付けます。
⑦ コーキング施工
サイディングボードのつぎ目・役物との接合部・開口部まわりをのすき間をコーキング材で埋め、防水処理を行います。マスキングテープで周囲を養生してからコーキング材を充填し、ヘラで均等に整えましょう。
DIYによる外壁材の張り替えに必要な道具と材料
窯業系サイディングをDIYで張る場合に必要な道具・材料と、おおよその費用目安をまとめました。
※延べ坪数30坪の戸建て住宅の場合
|
道具・材料 |
費用相場 |
|
外壁材 |
36万〜84万円 |
|
防水シート |
18万〜24万円 |
|
胴縁 |
6万〜10万円 |
|
コーキング材 |
6万〜10万円 |
|
役物 |
10万〜20万円 |
|
サイディング カッター |
5,000〜3万円 |
|
インパクト ドライバー |
1万〜3万円 |
|
高圧洗浄機 |
2万〜5万円 |
|
タッカー |
2,000〜5,000円 |
|
マスキングテープ |
500〜1,000円 |
|
脚立 |
1万〜3万円 |
|
インパクト ドライバー |
1万〜3万円 |
|
合計 |
82万〜166万円 |
工具や脚立、高圧洗浄機などは、レンタルを活用すれば費用を抑えられるでしょう。
なお、足場が必要な場合にはプロに依頼する必要があるため、別途10万~15万円の費用がかかります。
DIYが難しい場合はプロに任せよう!

外壁リフォームの方法には「カバー工法」と「張り替え」の2種類があります。
今回はカバー工法の手順をご紹介しましたが、外壁の劣化状態によっては張り替えた方がよいケースも少なくありません。
どちらの工法がよいのか迷った場合や、DIYが難しそうな場合には、まずプロの点検を受けてみることをおすすめします。
多くの業者では無料で外壁の状態を確認し、見積もりを行なっています。
プロに外壁リフォームを任せた場合の費用相場
一般的な30坪戸建て住宅の外壁リフォーム費用は、以下のとおりです。
|
補修方法 |
費用目安 |
|
カバー工法 |
150万〜240万円 |
|
張り替え |
180万〜300万円 |
DIYでカバー工法を行う場合、材料費や足場代込みで90万~180万円程度になるため、60万円ほど節約できるでしょう。
コスト面だけ見ればDIYの方がお得ですが、プロに任せれば施工不良や近隣トラブルなどのリスクが極めて低く、万が一問題が起こっても保証があるので安心です。
費用面だけでなく、仕上がりや耐久性、施工の手間なども含めて総合的に判断することが重要です。
まとめ|岡山市で外壁を張り替えるならベストホームへ!
今回は、安い外壁材3選とDIYに使える8つの素材の特徴、施工の流れ、必要な道具などをご紹介しました。
外壁材の中でも特に価格が安いのは以下の3つです。
・トタン
・モルタル
・窯業系サイディング
ただし外壁材選びでは、メンテナンスの頻度や施工のしやすさも重要なポイントです。
また外壁の劣化状態によっては上から外壁を張っただけでは不十分なケースも多いので、一度プロの点検を受けてから判断した方がよいでしょう。
外壁内部の劣化を見落とすと、住宅の寿命を縮める恐れもあります。
ベストホームでは外壁診断のプロが無料で点検を行い、最適な工法や外壁材をご提案いたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
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