外壁塗装に足場は必須?費用相場や安く抑えるコツも解説|岡山市の外壁塗装ならベストホームへ
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カテゴリー:外壁塗装コラム
「見積もりを取ったら足場代が予想以上に高かった…」「足場は絶対に必要なの?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、外壁塗装には足場が必須です。
中には「足場代0円」をうたう業者も存在しますが、詐欺や手抜き工事、施工不良などのリスクもあるため注意しましょう。
この記事では、外壁塗装に足場が欠かせない理由や、設置費用の相場をご紹介します。
ご自宅の足場代を計算する方法や、費用を安く抑えるコツも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
外壁塗装に足場の設置が欠かせない3つの理由
① 安全を確保する
② 汚れを防止する
③ 施工の質を高める
① 安全を確保する
2階部分の外壁塗装など、高所作業には危険がともないます。
足場を設置することで職人が安全に移動や作業を行うことができ、道具の落下なども防げます。
② 汚れを防止する
高圧洗浄や塗装作業では、汚れた水や塗料が飛び散ります。
足場を設置して周囲を飛散防止ネットで覆うことで、ご自宅の庭や車、隣家などが汚れるのを防ぎます。
③ 施工の質を高める
足場なしで施工した場合、職人の姿勢が不安定になるため、きれいに塗装することが難しくなります。
見た目の問題だけでなく、塗料の機能性や耐久性を十分に発揮させるには、ムラなく均一に塗装することが重要です。
外壁塗装における足場代の相場と高くなる要因
2階建て住宅の足場設置にかかる費用は、10万~25万円程度が相場です。
ただし、以下のような場合は相場より高額になる可能性があります。
・3階建て以上の建物
3階建て以上の建物になるとより強固に足場を組む必要があり、単価が上がります。
・カーポートが外壁に隣接している
カーポートが外壁に隣接している場合、そのままでは足場が設置できないため、パネルの撤去費用がかかります。
・狭小地
狭小地では資材の運搬に手間がかかることから、足場代が高くなる傾向があります。
足場代の計算方法
足場代は「足場架面積 × 平米単価」で算出できます。
足場架面積:(建物の外周+8m)× 家の高さ
足場の平米単価:700~900円/㎡
足場は家の外周よりも少し大きめに作るため「建物の外周+8m」となっています。
例えば以下のような条件の場合、足場代の目安は14万4,000円です。
・家の外周:22m
・家の高さ:6m
・足場の平米単価:800円/㎡
( 22m + 8m ) × 6m × 800円 = 14万4,000円
外壁塗装では「足場代0円」に注意!
「足場代0円」をうたって契約を促す業者には注意しましょう。
足場代は塗装費用の約20%を占めています。
一般的な2階建て住宅でも20万円前後の費用がかかるため、無料にはできません。
また、高さ5m以上の足場設置には「足場の組み立て等作業主任者」という国家資格が必要です。
多くの塗装会社では専門業者へ外注しており、無料にすると赤字になってしまいます。
見積書で足場代が0円になっている場合は、他の項目に上乗せされている可能性が高いでしょう。
結果的に総額が割高になっているケースもあります。
外壁塗装に用いる足場の種類
・単管足場
・単管ブラケット足場
・くさび(ピケ)足場
・無足場工法
単管足場
鉄パイプを組み合わせて設置する足場です。
【メリット】
・狭い場所にも設置できる
・変わった形状の建物にも対応できる
【デメリット】
・2本のパイプ上で作業するため、安全性が低い
・道具や塗料缶を足場に置けず、作業効率が悪い
主に、狭すぎてくさび(ピケ)足場が組めない場合に使われます。
単管ブラケット足場
単管足場に足を乗せる板(ブラケット)を固定した足場です。
【メリット】
・単管足場と比べて安全性が高い
・ボルトをしめて組み立てるため、設置時の騒音が少ない
【デメリット】
・設置に時間がかかる
・ボルトがゆるむと揺れやすい
くさび(ピケ)足場
現在、外壁塗装の工事で主流になっているのがくさび(ピケ)足場です。
鉄パイプを支柱として、手すりや踏み板をくさびで固定して組み立てます。
【メリット】
・設置や解体の時間が短い
・作業しやすい
・揺れにくく安全性が高い
【デメリット】
・場所によっては設置できない
・ハンマーで叩いて固定するため、設置時の騒音が大きい
無足場工法(ロープアクセス工法)
足場を設置せず、屋上から垂らしたロープを伝って塗装する方法です。
【メリット】
・足場の設置費用を削減できる
・工期を短縮できる
【デメリット】
・屋根の形状によっては不可能
・塗装作業に時間がかかり、結果的に費用がかさむ可能性がある
基本的に、戸建て住宅の外壁塗装を無足場工法で行うことはありません。
「敷地が狭く隣家の敷地も使わせてもらえない」など、どうしても足場が設置できない場合に使用することがあります。
外壁塗装で足場を設置する際の注意点
・騒音トラブルを回避する
・破損や汚損トラブルに注意する
・防犯対策を強化する
騒音トラブルを回避する
足場の設置や撤去を行う際にはどうしても騒音が発生してしまいます。
ご自宅の工事でもストレスを感じることがあるため、隣家の方はなおさらです。
トラブルを回避するには、事前に外壁塗装のスケジュールを伝え、あいさつをしておくことが大切です。
基本的には塗装業者が行いますが、施主さまが同行されることもあります。
破損や汚損トラブルに注意する
外壁塗装を行う際には養生を行い、慎重に作業を行います。
しかし、塗料で車や庭木、外壁などが汚れたり、足場の設置時に建物に傷がついたりする可能性もゼロではありません。
万が一塗装工事中に汚れや破損が起こった場合には、施工会社が責任を負います。
しかし古い建物では塗装工事によってできた傷や汚れかどうか判断がつかないケースもあるため、不安があれば事前に写真を撮っておくとよいでしょう。
防犯対策を強化する
塗装工事中は建物の周囲を飛散防止シートで覆っており、外からの視線がさえぎられます。
また、足場をつたって普段は外から登れない2階のベランダへも簡単に侵入できてしまいます。
空き巣などの犯罪者に狙われやすくなるため、防犯対策を強化しましょう。
・足場の入り口を施錠する
・センサーライトを設置する
・窓の施錠を徹底する
・補助錠を設置する
などが有効です。
外壁塗装の足場代を安く抑えるコツ
・自社施工の会社を選ぶ
・相見積もりをとる
・屋根塗装と同時に施工する
自社施工の会社を選ぶ
塗装会社が足場の設置を専門業者へ外注している場合、10〜30%程度の仲介手数料が発生します。
一方、自社で足場を設置している会社では、余計な費用がかかりません。
ホームページなどで足場職人が在籍しているかを確認するか、見積もりの際に聞いてみるとよいでしょう。
相見積もりをとる
相見積もりとは、複数社の見積もりをとって比較することです。
1社だけでは提示された金額が妥当か判断が難しいため、2~3社へ見積もりを依頼するとよいでしょう。
ただし、足場代が相場より極端に安い場合や、無料になっている場合には注意が必要です。
「他の項目に上乗せされていないか」「総額が割高になっていないか」「足場を設置しない場合はどのように作業するのか」など、よく確認しておきましょう。
屋根塗装と同時に施工する
外壁塗装と屋根塗装は、どちらも10~15年に1回程度が目安とされています。
外壁塗装が必要な時期には屋根塗装も寿命を迎えている可能性が高いでしょう。
別々に塗装するとそれぞれ足場代がかかりますが、同時施工することで1回分(約10万~25万円)を節約できます。
まずは屋根と外壁の点検を受け、状態を確認した上で検討するとよいでしょう。
数年程度の差であれば、同時施工の方がお得になる可能性があります。
まとめ|岡山市の外壁塗装はベストホームへ
今回は、外壁塗装に足場が必要な理由や設置費用の相場、設置時の注意点などをお伝えしました。
塗装工事には足場が欠かせません。
設置には10万~25万円の費用がかかるため無料にはなりませんが、依頼する会社によっては安く抑えられる可能があります。
まずは地域の施工会社2~3社へ点検と見積もりを依頼してみましょう。
ベストホームでは外壁のプロが無料で点検を行い、見積書を作成しております。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。