【外壁塗装の塗料の種類と選び方のコツ5つ】機能・価格を徹底比較


外壁塗装に使われる塗料には、たくさんの種類があります。

それぞれ機能や価格が異なるため、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。

この記事では、外壁塗装でよく使われる5つの塗料の価格・特徴を徹底比較しています。

最先端の高機能塗料や選び方のコツも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

外壁塗装で使われる塗料5つの価格・特徴を徹底比較


外壁塗装でよく使われている塗料は、こちらの
5種類です。

塗料の種類

耐用年数

費用相場(㎡)

アクリル

38

1,0001,800

ウレタン

510

1,5002,500

シリコン

715

1,8003,500

フッ素

1215

3,0005,000

無機

1520

4,5005,500


それぞれの特徴や、メリット・デメリットを見ていきましょう。

アクリル塗料の特徴


アクリルは低価格で発色のよい塗料です。

アクリル塗料の最大のメリットは安さですが、汚れやすく耐久性が低いため、8年ほどで塗り替えが必要です。

屋根や外壁の塗装にはあまりおすすめできません。

ただ、頻繁に外壁塗装を行って外観のイメージを変えたい場合や、長く住む予定がない場合などには、アクリル塗料を使うこともあります。

ウレタン塗料の特徴


ウレタンは伸びがよく密着性の高い塗料で、光沢のある仕上がりが特徴です。

費用も比較的安く、雨どいやベランダの手すりなど、湾曲した部分の塗装に適しています。

ただ、シリコンやフッ素に比べて耐久性・防汚性が劣るため、10年に1回程度は塗り替えが必要です。

塗料代を節約したい場合は、雨どいや手すり、軒天などの付帯部を低価格のウレタン塗料にして、外壁や屋根にグレードの高い塗料を使用するなど、使い分けることもできます。

シリコン塗料の特徴


シリコンは、外壁塗装においてもっともよく使用されている人気の塗料です。

価格と機能性のバランスがよく、カラーバリエーションも豊富です。

ウレタン塗料よりも耐久性が高く、ホコリや汚れもつきにくいため、外壁や屋根の塗装に適しています。

ただ、伸縮性が低いため外壁のひび割れをカバーできず、塗膜にもひび割れが起きる可能性があります。

寒暖差が大きい地域や地震・振動の多い場所にお住まいの場合は、外壁にひび割れが発生しやすいため、伸縮性のある塗料がおすすめです。

フッ素塗料の特徴


フッ素塗料には水や汚れを弾く効果があります。

紫外線や酸性雨に強いため変色や色あせも少なく、外観の美しさを長く保てるでしょう。

耐久性を優先したい方におすすめの塗料です。

ただ、汚れを弾く特性により、次の塗り替えで塗料が密着しにくい可能性があります。

専用の下塗り剤が必要になることもあるので、次回の塗装についても確認しておくとよいでしょう。

無機塗料の特徴


無機塗料は
5種類の中でもっとも耐久性が高く、紫外線による塗膜の劣化や色あせが起きにくいことが特徴です。

無機物が主成分のため、有機物を栄養分として繁殖するコケや藻も発生しにくいでしょう。

日当たりが悪い立地や、手間をかけずに長く美観を保ちたい場合におすすめの塗料です。

ただ、塗膜が硬くひび割れを起こしやすいため、木材などの伸縮しやすい外壁には向かないケースもあります

また、フッ素塗料と同じく、次回の塗り替えに注意しましょう。

無機塗料の上には有機系塗料を塗装できないので、古い塗膜を削るか専用の下塗り剤が必要となります。

【最新】機能性に特化した外壁塗装のおすすめ塗料3


最近では、ニーズに合わせてさらに高機能な塗料も開発されています。

中でも人気の塗料を
3つご紹介します。

・遮熱・断熱塗料
・防汚塗料
・防水塗料

遮熱・断熱塗料


遮熱塗料は日光を反射し、熱が建物内部へ伝わるのを妨ぐことで室温の上昇を抑制します。

一方、断熱塗料は外からの熱を室内へ伝わりにくくするとともに、室内の熱が外へ逃げることも防ぎます。

最近では、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発した技術を応用した「遮断熱塗料ガイナ」が人気です。

ガイナは、遮熱性・断熱性・防音性にすぐれ、紫外線や風雨による劣化も起こしにくい高機能塗料です。

遮熱と断熱2つの効果をあわせ持つため、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を維持できます。

ガイナで外壁塗装することで、暖房やエアコン代の節約効果も期待できるでしょう。

防汚塗料


シリコンやフッ素は汚れを寄せつけにくい塗料ですが、さらに汚れにくさに特化した塗料があります。

交通量の多い道路沿いの家などでは、排気ガスの影響で家全体のくすみや雨筋が発生しやすく、お困りの方も多いのではないでしょうか。

外壁が汚れやすいと感じている場合には、防汚塗料を使うことで美しい外観を長く維持できる可能性があります。

「超低汚染リファイン」は、汚れに強いだけでなく遮熱性にもすぐれ、紫外線や風雨の影響も受けにくい優秀な塗料です。

防水塗料


防水塗料は伸縮性が高く、外壁自体がひび割れても塗膜がカバーするため、建物内への水の侵入を防げます。

外壁からの雨もりは家の寿命を縮める大敵です。

家を長持ちさせるには、外壁のひび割れから雨水が侵入するのを防ぐことが大切です

モルタルなど硬い素材の外壁はひび割れが起こりやすいため、特に伸縮性の高い塗料で塗装することをおすすめします。

「超防水EC-5000」は防水塗料の中でも伸縮率が非常に高く、遮熱性や耐久性にもすぐれています。

外壁塗装の塗料を選ぶ5つのポイント


価格
耐用年数
色や質感
機能
外壁の種類

価格


外壁塗装の塗料選びにおいて、価格は重要なポイントですよね。

塗料の価格は、グレードや機能によって
5倍以上の差がつくこともあります。

ただ、グレードの低い塗料を使えば1回の塗装費用は抑えられますが、そのぶん劣化も早いため頻繁に塗り替えが必要です。

塗装回数を減らすことも節約になるので、今回の塗装費用だけでなく、トータルのメンテナンス費用まで考慮して選ぶことをおすすめします

今の家にあと何年住むか、次回の塗装をいつにする予定かによっては、安い塗料で問題ないケースもあります。

耐用年数


耐用年数が長い塗料を使うことで、外壁塗装の費用や手間を減らせます。

50年間の塗装回数で比較すると、もっとも耐用年数の短いアクリル塗料は6回、耐用年数の長い無機塗料は2です。

外壁塗装には点検や見積もり、打ち合わせ、工事の日程調整、近隣へのあいさつ回りなど多くの手間がかかるため、頻度を少なくすることで負担を減らせます。

また、今回の塗装で塗料の耐用年数を調整することで、次回は屋根塗装の時期と合わせることも可能です。

屋根と外壁を同時に塗装することで、足場代が
1回分で済むため、節約効果も期待できます

色や質感


塗料の機能だけでなく、外観も重要ですよね。

配色やツヤの有無によって、家全体の印象が大きく変わります。

色選びでは、自宅だけでなく周辺との調和も考慮した方がよいでしょう。

地域によっては景観条例により、使用できない色もあるためご注意ください

また、黒は熱を集めやすく白は光を反射しやすいなど、色の持つ効果を意識して選ぶことも大切です。

黒い外壁はシックでおしゃれな印象ですが、夏場に室内が暑くなる可能性があります

面積の効果や明るさの影響にも注意して選びましょう。

機能


お住まいの環境に合った機能をもつ塗料を選ぶことで、塗装回数やメンテナンス費用、光熱費などを減らせる可能性があります。

・交通量の多い道路沿いなら汚れにくい防汚塗料
・地震や振動の多い所では伸縮性の高い防水塗料
・海沿いの地域では塩害に強い塗料
・日当たりのよい立地では遮熱・断熱塗料 など

外壁の種類


外壁の種類によっても、相性のよい塗料は異なります。

・モルタル
硬い外壁のためひび割れが起こりやすく、防水性能も低いので、伸縮性の高い防水塗料がおすすめです。汚れもつきやすいため、美観を重視する場合は防汚塗料という選択肢もあります。

・窯業系サイディング
サイディング外壁は目地のコーキングが劣化しやすいため、上から防水塗料で保護するとよいでしょう。

・金属系サイディング
金属系サイディングは傷がつくとサビが発生しやすいため、防サビ効果のある塗料がおすすめです。熱の影響を受けやすいので、熱膨れが発生する可能性がある弾力性の高い防水塗料は不向きです。

・ALC
小さな気泡が多く吸水性が高いため、雨水の侵入を防ぐ防水塗料がおすすめです。

まとめ


今回は、外壁塗装でよく使われる
8つの塗料の特徴と、選び方のコツをご紹介しました。

外壁の種類やお住まいの環境、求める機能などによって最適な塗料は異なります。

塗料選びで迷ったら、お住まいの地域の環境を理解している地元の塗装会社に相談するのがおすすめです

ベストホームでは、無料で外壁の点検を行い、見積書を作成しております。

岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

 

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