【屋根塗装の見積もりでチェックすべき12のポイント】費用相場や後悔しない業者選びのコツも紹介
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カテゴリー:外壁塗装コラム

屋根塗装を検討している方にとって、見積もりの内容を正しく理解することはとても重要です。
適正な価格で信頼できる業者へ依頼するには、「見積書のどこをチェックすべきか」を知っておく必要があります。
そこでこの記事では、屋根塗装の費用相場や、見積もりで確認すべき12のポイントをわかりやすく解説します。
後悔しない業者選びのコツも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
屋根塗装の費用相場
一般的な30坪戸建て住宅の屋根塗装の費用は、40万~60万円が目安です。
坪数ごとの費用相場は、以下の表を参考にしてみてください。
|
延べ坪数 |
塗装費用 |
|
20坪 |
約30万~40万円 |
|
30坪 |
約40万~60万円 |
|
40坪 |
約50万~80万円 |
|
50坪 |
約60万~100万円 |
|
60坪 |
約70万~120万円 |
なお、屋根塗装の費用にもっとも大きく影響するのは、使用する塗料の種類です。
|
塗料の種類 |
耐用年数 |
費用相場(㎡) |
|
ウレタン |
約5~10年 |
1,500~2,500円 |
|
シリコン |
約7~15年 |
1,800~3,500円 |
|
フッ素 |
約12~15年 |
3,000~5,000円 |
|
無機 |
約15〜20年 |
4,500〜5,500円 |
一般的に、耐用年数の長い塗料ほど価格が高くなります。
しかし、そのぶん塗り替えの頻度を減らせるため、トータルのメンテナンス費用を節約できる可能性があります。
屋根塗装の見積もりでチェックすべき12のポイント
1. 見積額は相場と比べて妥当か
2. 屋根を点検して見積書を作成しているか
3. 内訳が「一式」になっていないか
4.「3回塗り」になっているか
5. 塗料の製品名が記載されているか
6. 作業工程ごとに詳細が記載されているか
7.「縁切り/タスペーサー」の記載があるか
8. 足場代が無料になっていないか
9.「坪数」ではなく「平米数」が記載されているか
10. 塗装か所はすべて記載されているか
11. 追加請求はないか
12. 保証やアフターサービスはあるか
1. 見積額は相場と比べて妥当か
見積もり金額が相場と比べて極端に高い/安い場合は、注意が必要です。
依頼する施工会社や屋根の状態などによって多少は変動しますが、50万円以上の差がつくことはないでしょう。
安すぎる場合は、手抜き工事や追加請求、詐欺などのリスクが考えられます。
なお、以下のようなケースでは塗装費用が相場より高くなることもあります。
・屋根の劣化が激しい
・3階建ての以上の住宅
・屋根の形状が複雑
・屋根が急勾配
・アクセスが困難な立地 など
同じ坪数の住宅でも、急勾配や複雑な形状の屋根は塗装面積が増えるため、通常よりも塗料代が高くなります。
また、建物が3階建て以上になると職人の安全確保のためにより強度の高い足場が必要になり、足場の面積も増えるため、足場代が高額になります。
2. 屋根を点検して見積書を作成しているか
正確な見積書を作成するには、屋根の点検が不可欠です。
屋根材の種類や劣化状況、面積などを詳しく確認しなければ、適切なメンテナンス方法や見積額を提示できません。
「10分程度で点検が終わった」「屋根を点検せずに見積書を作成していた」などの業者は避けた方がよいでしょう。
工事が始まってから追加費用がかかったり、工期が大幅に延びたりする可能性があります。
3. 内訳が「一式」になっていないか
見積書に「屋根塗装 一式 100万円」のように記載されている場合は要注意です。
これでは塗装範囲や作業内容、使用する塗料の種類などが何もわかりません。
例えば、塗装範囲について業者との間に食い違いがあっても、見積書に記載がない場合は「工事内容に含まれません」と言われてしまえばそれまでです。
必ず内訳を記載してもらうか、別の業者へ依頼した方がよいでしょう。
4.「3回塗り」になっているか
屋根塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りが基本です。
3回塗装を行うことで、塗膜の厚みを確保して塗料の性能を最大限に発揮し、屋根を長持ちさせられます。
見積書に3回分の塗装の記載がない場合は、業者にその理由を確認しましょう。
ただし、塗料の種類によっては、2回塗りや4回塗りのものもあります。
5. 塗料の製品名が記載されているか
通常、見積書には塗料の製品名が記載されます。
「シリコン塗料」などのあいまいな表記の場合は、メーカー名や製品名まで確認しましょう。
製品名が明記されていれば、塗料の性能や価格を自分で調べることができるため、適正な見積もりかどうかを判断できます。
6. 作業工程ごとに詳細が記載されているか
屋根塗装の作業工程や各工程の単価、数量(面積)などが明記されているかも重要なポイントです。
主な工程と単価は、以下の表を参考にしてみてください。
|
工程 |
単価 (㎡) |
|
|
足場設置 |
700〜900円 |
|
|
飛散防止ネット設置 |
100〜200円 |
|
|
養生 |
200〜400円 |
|
|
高圧洗浄 |
150〜 300円 |
|
|
下地補修 |
500〜1,000円 |
|
|
(縁切り/タスペーサー) |
400〜600円 |
|
|
塗料 |
下塗り |
500〜900円 |
|
中・上塗り |
1,500〜5,500円 |
|
|
(付帯部塗装) |
軒天 |
800〜1,200円 |
|
雨どい |
800〜1,200円/m |
|
|
破風板 |
650〜800円/m |
|
|
鼻隠し |
650〜800円/m |
|
|
諸経費 |
20〜30%程度 |
|
諸経費には、現場までの交通費や現場管理費、事務手数料、保険料、事業者の利益などがまとめて記載されています。
依頼した会社が屋根塗装を外注している場合には、仲介手数料も含まれます。
7. 「縁切り/タスペーサー」の記載があるか
スレート屋根(コロニアル、カラーベストを含む)の塗装では、「縁切り」または「タスペーサーの設置」が不可欠です。
屋根材同士のすき間をふさぐ塗料を取り除いて、雨水と空気の通り道を確保することで、雨もりや屋根材の腐食を防ぎます。
条件によっては不要なケースもありますが、手抜き工事や知識不足で縁切りを行わない業者もいるため、必ず確認しておきましょう。
なお、瓦屋根や金属屋根では縁切り作業は不要です。
8. 足場代が無料になっていないか
ていねいで安全な作業を行うには、足場が欠かせません。
足場代の相場は10万円~25万円程度です。
これを無料にすることはできないため、「足場代無料」の場合は他の項目に上乗せされている可能性が高いでしょう。
実際の料金より割高になっていることもあるため、ご注意ください。
9. 「坪数」ではなく「平米数」が記載されているか
塗装費用の内訳は、坪数ではなく平米(㎡)で算出されるのが一般的です。
同じ坪数の建物でも、屋根の形状やデザイン、勾配などによって塗装面積が異なるためです。
坪数で記載されている場合には、必要な塗料の量が正確に算出できていない可能性があります。
不足すると施工不良を起こす恐れがあるため、必ず平米数で記載し直してもらいましょう。
10. 塗装箇所はすべて記載されているか
屋根だけでなく、外壁や付帯部(破風板・軒天・雨どいなど)を一緒に塗装される方も多いでしょう。
屋根以外も塗装する場合は、見積書に明記されているか確認しておくことが重要です。
打ち合わせの内容が反映されていなかった場合、見積書や契約書に記載がないことを理由に追加料金を請求される可能性があります。
11. 追加請求はないか
工事開始後の追加請求を避けるため、必ず見積もりの際に確認しておきましょう。
悪質な業者は、工事開始後に「予想以上に劣化が進んでいる」などの理由で追加料金を請求することがあります。
万が一追加工事が必要になった場合には、見積書を別途作成してもらい、納得した上で契約しましょう。
12. 保証やアフターサービスはあるか
工事後の保証期間と内容について、見積書や契約書に記載されているか確認しましょう。
無料点検などのアフターサービスが充実しているかも重要なポイントです。
一般的な保証期間は3~5年程度です。
こちらも口約束ではなく、必ず保証書を発行してもらいましょう。
ただし、20年を超える長期保証をうたう業者には注意が必要です。
塗料の耐用年数は最大でも20年程度なので、現実的ではありません。
後悔しない屋根塗装の業者選び

・相見積もりをとる
・自社施工の会社を選ぶ
・口コミや評価をチェックする
・地元で長く営業している会社へ依頼する
相見積もりをとる
相見積もりとは、複数社の見積もりを比較することです。
2~3社から見積もりをとることで、ご自宅の屋根塗装にかかる費用相場や工事内容を比較できます。
他社と比較して極端に安い/高い場合は、詐欺や手抜き工事などのリスクが高いため注意しましょう。
自社施工の会社を選ぶ
大手のリフォーム会社やハウスメーカーでは屋根塗装を外注しているケースが多く、10~30%程度の仲介手数料が上乗せされます。
一方、自社で職人を抱えている会社の場合は、仲介手数料がかかりません。
仕上がりには影響しない余計な費用なので、自社施工の会社へ依頼して節約しましょう。
口コミや評価をチェックする
インターネット上の口コミや評価、近隣で実際に屋根塗装をした人の声なども参考になります。
特に以下のような内容に注目するとよいでしょう。
・工事の仕上がり
・営業担当の対応
・職人の対応
・アフターサービス など
地元で長く営業している会社へ依頼する
地元で長年営業している会社は、地域の気候特性をよく理解しているため、適切な塗料や施工方法を提案してもらえる可能性が高いでしょう。
実績豊富な会社は、施工技術にも期待ができます。
一方で、悪質な業者は悪い噂や口コミが広がりやすく、同じ場所で長く営業を続けられません。
ホームページなどで創業年数や実績を確認し、信頼できる会社かどうかを判断しましょう。
まとめ|岡山市で屋根塗装をするならベストホームへ!
今回は、屋根塗装の費用相場や、見積もりで確認すべき12のポイント、後悔しない業者選びのコツなどをご紹介しました。
屋根塗装のトラブルを回避するには、見積書を細かくチェックして優良業者を見つけることが大切です。
まずは地元の塗装会社2~3社へ見積もりを依頼してみましょう。
ベストホームでは、屋根塗装のプロが無料で点検を行い、お客さまのご自宅に最適なメンテナンス方法をご提案いたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
屋根塗装の対応エリア
岡山市中区・岡山市東区・岡山市北区・岡山市南区
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