【屋根塗装におすすめの塗料4種類の特徴・費用】後悔しない塗料選びのポイント8つとは?
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カテゴリー:外壁塗装コラム

「屋根塗装にはどんな塗料が向いてる?」「汚れにくくて長持ちする塗料がいいな」「費用はどれくらいかかるんだろう?」など、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
塗料選びは、仕上がりや耐久性、塗装費用などに影響する重要なポイントです。
そこでこの記事では、おすすめの塗料4種類とその特徴、費用相場などをご紹介します。
塗料選びで失敗しない8つのポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
屋根塗装におすすめの塗料4種類の特徴・費用相場
屋根塗装におすすめの塗料は、主に以下の4つです。
|
塗料の種類 |
耐用年数 |
費用相場(㎡) |
|
シリコン |
約7~15年 |
1,800~3,500円 |
|
フッ素 |
約12~15年 |
3,000~5,000円 |
|
無機 |
約15〜20年 |
4,500〜5,500円 |
|
遮熱塗料 |
約10〜20年 |
2,500〜5,000円 |
それぞれの特徴を見ていきましょう。
シリコン塗料
コストパフォーマンスを重視するなら、シリコン塗料が最適です。
価格と機能性のバランスに優れており、屋根塗装でもっとも選ばれています。
人気が高いため多くの塗料メーカーがさまざまな機能をもつ塗料を出しており、カラーバリエーションが豊富なことも特徴です。
ただし同じシリコン塗料でも、シリコンの含有率によって機能性が大きく異なります。
安いシリコン塗料はシリコン含有率が低く、耐久性も低い可能性が高いでしょう。
フッ素塗料
屋根の塗り替え頻度を減らしたいなら、フッ素塗料を選ぶとよいでしょう。
フッ素コーティングされたフライパンが汚れにくいように、防汚性が高く熱にも強いことが特徴です。
耐久性も高いため、頻繁に塗り替える必要がありません。
屋根は建物の中でもっとも熱や紫外線の影響を受けやすい部分なので、フッ素塗料の効果を実感しやすいでしょう。
無機塗料
汚れだけでなく、カビやコケ、色あせなども気になる場合は無機塗料がおすすめです。
有機物の含有量が少ないため、それをエサとして繁殖するカビやコケの発生を抑えられます。
最高レベルの防汚性・耐久性により、メンテナンスの手間を最小限に抑えながら美しい外観を長く保てます。
高価ですが寿命も長いため、長い目で見ればメンテナンス費用の節約になるでしょう。
遮熱塗料
遮熱塗料は、太陽光を反射して屋根の温度上昇を抑えられる塗料です。
熱は塗膜や屋根材の劣化を早めるため、温度上昇を抑えることで屋根を長持ちさせられます。
また、夏場の室温上昇を抑えることで、省エネや節電にもつながる可能性があります。
実際に、温度が高くなりやすい金属製の屋根や日当たりの良い立地では、特に効果を実感しやすいでしょう。
プロが選ぶ!屋根塗装の人気塗料ランキングTOP3

・リファイン500Si(アステックペイント)
・クールタイトSi(エスケー化研)
・サーモアイSi(日本ペイント)
リファイン500Si(アステックペイント)
価格:2,500~3,500円/㎡
耐用年数:15~18年程度
リファイン500Siは、アステックペイントの超低汚染シリコン塗料です。
同価格帯の塗料と比較して圧倒的に汚れに強く、防カビ・防藻性にも優れています。
汚れが付着しても雨水で簡単に洗い流されるため、手間をかけずにきれいな状態を長く維持できます。
クールタイトSi(エスケー化研)
価格:2,800~3,800円/㎡
耐用年数:6~8年程度
クールタイトSiは、エスケー化研が開発した遮熱シリコン塗料です。
比較的リーズナブルな価格設定でありながら、優れた遮熱効果を発揮します。
ただ、寿命が短いため塗り替えの頻度が多くなることが難点です。
サーモアイSi(日本ペイント)
価格:3,000~4,000円/㎡
耐用年数:8~12年程度
サーモアイSiは、日本ペイントの遮熱シリコン塗料です。
高い遮熱性をもち、耐久性や光沢保持性に優れています。
汚れも付着しにくいため、長く遮熱効果を維持できるでしょう。
屋根塗装の塗料選び8つのポイント

① 耐久性
② 汚れにくさ
③ 色あせにくさ
④ 屋根材との相性
⑤ 遮熱性
⑥ 断熱性
⑦ 色やデザイン
⑧ 艶感
① 耐久性
耐久性はもっとも重要なポイントです。
長く住む予定なら耐久性の高い塗料を選びましょう。
塗り替え頻度を減らすことで、トータルのメンテナンス費用を節約できます。
また、屋根と外壁を同時に塗装するなら、劣化が早い屋根をより耐久性の高い塗料で塗装するのがおすすめです。
次回も外壁と同じタイミングで塗装できるため、メンテナンス費用の節約になります。
なお、今回は屋根のみで次回は外壁塗装とタイミングを合わせたい場合には、あえて耐用年数の短い塗料を使用する方法もあります。
② 汚れにくさ
汚れにくさは、見た目だけでなく耐久性にも影響します。
排気ガスやホコリ、カビ、コケなどは塗膜の劣化を早める原因となるため、定期的に汚れを落とす必要があります。
めんどうなら、汚れが付着しにくく落としやすい「低汚染塗料」や、「防藻・防カビ塗料」などを選ぶとよいでしょう。
なお、屋根の色でも汚れの目立ちやすさが異なります。
汚れが目立ちにくい色はベージュや淡いグレー、ブラウンなどです。
一方で、黒や白はそれぞれ反対色の汚れが目立ちやすい傾向があります。
③ 色あせにくさ
色によって、色あせやすさや色あせの目立ちやすさに違いがあります。
鮮やかな赤や黄色、緑などの原色系は色あせやすく、色あせが目立ちやすいため注意が必要です。
一方で、白やベージュ、グレーなどは色あせにくい上に、色あせてもそれほど目立ちません。
日当たりのよい立地や紫外線が強い地域では特に色あせやすいため、色あせに強いカラーがおすすめです。
気に入った色が色あせしやすいカラーの場合は、耐久性の高い塗料や色あせに強い無機塗料を選ぶとよいでしょう。
④ 屋根材との相性
屋根材の種類によって、相性のよい塗料が異なります。
例えば、金属製の屋根には防サビ効果のある下地塗料が欠かせません。
温度が高くなりやすいため、遮熱塗料もおすすめです。
セメント瓦やモニエル瓦は経年劣化しやすく、耐久性の高いフッ素塗料や遮熱効果のある塗料が適しています。
なお、日本瓦(粘土瓦)の屋根には塗装が不要です。
また、薄くて割れやすいスレート屋根の塗装では、ひび割れに強い弾性塗料を選ぶとよいでしょう。
⑤ 遮熱性
屋根は建物の中でもっとも太陽の光を浴びやすい場所です。
屋根が熱くなると塗膜や屋根材の劣化が早まり、夏場の室温上昇にも影響する可能性があります。
室温が1℃下がるとエアコン代が10%減ると言われており、紫外線が強い地域や日当たりが良い立地では遮熱性も重要なポイントです。
また、明るい色の方が光を反射しやすいため、さらに遮熱効果を高められます。
⑥ 断熱性
夏場の暑さだけでなく冬場の室内の寒さも気になる場合は、断熱塗料がおすすめです。
断熱塗料は夏に外の熱を室内へ伝えにくく、冬は室内の暖気を外へ逃がしにくいことが特徴です。
一年を通して快適な室温を維持しやすくなるでしょう。
⑦ 色やデザイン
屋根の色やデザインは外観の印象に影響します。
外壁の色との相性や、全体のバランスを意識して配色を決めましょう。
カラーシミュレーションを活用し、仕上がりのイメージを確認しておくことで失敗を回避しやすくなります。
また、ご自宅だけでなく、周辺環境や近隣住宅との調和を考慮することも大切です。
⑧ 艶感
塗料の艶レベルには「艶消し・3分艶・5分艶・7分艶・艶あり」の5種類があります。
建物のデザインやお好みに合わせて選びましょう。
光沢のある屋根は新築のような新しさや高級感を演出し、汚れが付着しにくいことが特徴です。
一方、マットな質感の屋根は落ち着いた印象を与えますが、艶あり塗料と比べて汚れが付着しやすい傾向があります。
ただし、すべての塗料で5つの艶レベルから選べるわけではありません。
艶消しタイプがない塗料や、艶レベルが3種類しかない塗料などもあります。
まとめ|岡山市で外壁塗装をするならベストホームへ!
今回は、屋根塗装におすすめの塗料4種類とその特徴や費用、塗料選びで失敗しないためのポイントなどをご紹介しました。
塗料の種類によって価格や機能が大きく異なります。
色や艶感も重要なポイントなので、特徴をよく理解した上で最適な塗料を選びましょう。
ベストホームでは、屋根塗装のプロが無料で点検を行い、お客さまのご要望に合わせて最適な塗料をご提案いたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
屋根塗装の対応エリア
岡山市中区・岡山市東区・岡山市北区・岡山市南区
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