【屋根塗装の全12工程を完全ガイド】工事の日数や塗装中の注意点もわかりやすく解説


屋根塗装を考えているけど「どんな流れで進むの?」「何日くらいかかる?」など、疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

塗装工事中には生活に制限が出てくることもあるため、工程を把握しておくことは重要です。

この記事では、屋根塗装にかかる日数や日程、工事中の注意点などを紹介します。

これから屋根塗装をされる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

屋根塗装にかかる日数と工程


一般的な大きさの戸建て住宅の場合、屋根塗装にかかる日数は
10日~2週間程度が目安です。

各工程の所要日数は以下の表を参考にしてみてください。

工程

日数

近隣住民へのあいさつ

1日(12時間程度)

現場確認・事前準備

1日(1時間程度)

足場の設置

1

高圧洗浄

1

下地処理

1

養生

1

下塗り

1

タスペーサーの挿入
(必要に応じて)

1

中塗り

1

上塗り

1

完了検査

1日(1時間程度)

足場の撤去

1

引き渡し

1


ただし、天候によっては工程が変更になったり、日数が延びたりする可能性があります。

雨の日や気温が低すぎる日には塗装作業ができないこともあるため、梅雨の時期や台風シーズン、真冬は避けた方がよいかもしれません。

それぞれの工程について、詳しく見ていきましょう。

1. 近隣住民へのあいさつ


塗装工事中には、騒音や塗料の飛散、工事車両の駐車などで周辺の住宅に迷惑がかかる可能性があります。

特に隣接する家屋への影響は大きいため、工事の内容や日程の詳細を伝えてあいさつをしておくことが大切です。

事前のていねいな対応で、トラブルを未然に防げるでしょう。

基本的には塗装会社が行いますが、できれば施主さまも同行されることをおすすめします。

2. 現場確認・事前準備


建物の周囲に足場の設置や塗装作業の妨げになるものがないか確認し、必要があれば移動させます。

自転車や植木鉢など汚れると困るものは、事前に屋内にしまっておくとスムーズです。

他にも取り扱いに注意して欲しいものがあれば、塗装会社へ伝えておきましょう

3. 足場の設置


屋根塗装の際には建物の周囲に足場を組んで、飛散防止シートでおおいます。

作業員の安全確保と効率的な作業、水や塗料の飛散防止のため、足場は欠かせません。

足場の設置時には金属製のパーツを使用するので、騒音が発生します。

気になる場合は、外出するか耳栓を用意するなど、対策を考えておきましょう

4. 高圧洗浄


屋根の汚れやコケ、古い塗膜などを高圧洗浄機で除去します。

高圧洗浄は塗料の密着性を高めるために重要な工程です。

洗浄後は最低でも
24時間以上は乾燥させます。

窓やドアがあいていると室内が汚れる可能性があるので、注意しましょう。

5. 下地処理


高圧洗浄で落としきれなかった汚れや古い塗膜などの除去、破損か所の補修などを行います。

屋根の下地処理には、以下のような作業があります。

・ひび割れなどの補修
・クギの打ち直し
・コーキングの打ち替え
・サビの除去やサビ止め処理
・ケレン(塗装面の研磨) など

下地処理をていねいに行うことで、塗膜の機密性・耐久性が高まります。

6. 養生


養生とは、塗装しない場所や塗料で汚れると困る部分を保護することです。

窓や外壁、玄関ドア、エアコンの室外機などをシートとテープでおおいます。

車や自転車、植物などは可能であれば移動させるか、難しければカバーをかけます。

7. 下塗り


屋根塗装では下塗り・中塗り・上塗りの
3回塗りが基本です。

下塗りは、屋根と中塗り・上塗り塗料を密着させ、塗料の効果を最大限に引き出すために重要な工程です。

塗装後は
1日かけてしっかり乾燥させてから次の工程へ進みます。

8. タスペーサーの挿入(必要に応じて)


スレート屋根の塗装では、「縁切り」もしくは「タスペーサーの設置」が必要です。

縁切りとは、塗装後に屋根材が重なった部分の塗膜を切り離してすき間をつくり、雨水がスムーズに排水できるようにする作業です。

下塗り後にタスペーサーを設置し、屋根材が重なった部分に塗料が溜まらないようにする方法もあります。

9. 中塗り・上塗り


中塗りと上塗りでは、基本的に同じ塗料を使用します。

重ね塗りをすることで塗りムラをなくし、塗膜を厚くして耐久性を高めます。

中塗り後、上塗り後には、それぞれ
1日ずつ乾燥時間が必要です。

10. 完了検査


屋根塗装が完了したら、足場を解体する前に仕上がりの確認を行います。

・塗りムラがないか
・塗り忘れがないか
・養生のはがし忘れがないか
・汚れている所がないか

などをチェックし、気になるところがあればその場で伝えましょう

足場を撤去した後では、対応に時間がかかる可能性があります。

11. 足場の撤去


仕上がりに問題がなければ、足場を解体・撤去します。

設置時と同じく大きな音がするためご注意ください。

12. 引き渡し


すべてが完了したら引き渡しが行われます。

保証や今後の定期点検について確認し、保証書を発行してもらいましょう

保証書がないと万が一施工不良が起こった場合に補償してもらえない可能性があるため、大切に保管しておきます。

屋根塗装中の制限や注意点


屋根塗装中の生活には制限や注意点があるため、把握しておきましょう。

・窓を開けられない日がある
・洗濯物を外に干せない日がある
・エアコンが使えない可能性がある
・防犯対策の強化が必要
・在宅が必要な日がある

窓を開けられない日がある


高圧洗浄や塗装作業中は、窓を養生シートでおおっているため開けられません。

換気などで窓を開けたい場合には、塗装会社へ相談しておきましょう。

作業終了後に養生シートをはずして帰ってもらえる可能性があります。

洗濯物を外に干せない日がある


塗料や高圧洗浄の水で汚れるため、外に洗濯物を干すのは難しいでしょう。

塗装作業の合間でも塗料のにおいがつく可能性があるので、室内干しや浴室乾燥にするか、コインランドリーを利用することをおすすめします。

エアコンが使えない可能性がある


エアコンの室外機を養生シートでおおうと、使用できなくなってしまいます。

使いたい場合はあらかじめ相談しておきましょう。

メッシュシートなどで養生することで、塗装工事中も使用できます。

ただし、外気を取り込むタイプのエアコンの場合、塗料のにおいが気になる可能性があるためご注意ください。

在宅が必要な日がある


着工前の「現場確認」と、引き渡し前の「完了検査」の日には立ち会いが求められます。

スケジュールを確認し、予定を調整しておきましょう。

どうしても難しい場合には、塗装会社へ相談すれば変更してもらえる可能性があります。

防犯対策の強化が必要


屋根塗装の際には、足場と飛散防止シートで建物の周囲をおおっているため、外からの視線が遮断されます。

足場を伝って簡単に
2階へ侵入できてしまうので、センサーライトや補助錠を設置するなど、防犯対策の強化が必要です。

まとめ


今回は、屋根塗装の日数や工程、工事中の注意点などをご紹介しました。

一般的な大きさの住宅の場合、屋根塗装には102週間ほどかかります。

工程によっては日常生活が制限されることもあるため、日程も把握しておきましょう。

ベストホームでは、屋根塗装のプロが無料で点検を行い、必要な工事内容や工程をご案内いたします。

岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

 

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