【外壁塗装の費用を安く抑える12の方法】知らないと後悔する4つの注意点も解説
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カテゴリー:外壁塗装コラム
家の寿命を長持ちさせるために重要な外壁塗装ですが、一般的な大きさの戸建て住宅で100万円前後の費用がかかることも珍しくありません。
「できるだけ安く抑えたい」「でもトラブルや施工不良は絶対に避けたい」「どこへ依頼すればいいんだろう?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ちょっとしたコツを知っておくだけで、品質を落とすことなく費用を抑えることが可能です。
そこでこの記事では、外壁塗装の相場や、費用を安く抑える具体的な方法をご紹介します。
それぞれの方法のメリット・デメリットや注意点も解説しているので、参考にしてみてくださいね。
外壁塗装の費用相場
まずは相場を知っておきましょう。
外壁塗装の費用は、使用する塗料や塗装面積、依頼する施工会社など、さまざまな要因で変動します。
一般的な30坪戸建て住宅の場合は、60万~100万円程度になるでしょう。
坪数ごとの費用相場は、以下の表を参考にしてみてください。
延べ坪数 |
塗装費用 |
20坪 |
約40万~70万円 |
30坪 |
約60万~100万円 |
40坪 |
約80万~130万円 |
50坪 |
約100万~160万円 |
60坪 |
約120万~190万円 |
70坪 |
約140万~230万円 |
外壁塗装の費用を安く抑える12の方法
1. 相見積もりをとる
2. 地域の塗装会社へ依頼する
3. 火災保険を使う
4. 塗料のグレードを下げる
5. 塗料のグレードを上げる
6. 部分的に塗装する
7. 他の部分も一緒に塗装する
8. DIYで塗装する
9. 閑散期に依頼する
10. 助成金·補助金を利用する
11. 住宅ローン控除を活用する
12. 割引の相談をしてみる
1. 相見積もりをとる
相見積もりとは、複数社の見積もりをとって比較することです。
1社では提示された金額が妥当かどうかの判断が難しいため、2~3社に依頼してみましょう。
数十万円の差が出ることもあります。
2. 地域の塗装会社へ依頼する
大手のハウスメーカーやリフォーム会社では、外壁塗装を外注しているケースが多く、10~30%程度の仲介手数料が上乗せされています。
一方、地域に密着した塗装会社は自社で職人を抱えている可能性が高いため、余計な費用がかかりません。
遠方からの交通費や出張旅費などがかからないこともメリットです。
3. 火災保険を使う
台風や雷などの自然災害で外壁が損傷した場合、火災保険を使って修繕できる可能性があります。
適用される条件や金額は加入している保険によって異なるため、保険証券などでご確認ください。
4. 塗料のグレードを下げる
塗装費用は、使用する塗料のグレードによって大きく変動します。
塗料の種類 |
耐用年数 |
費用相場(㎡) |
アクリル |
約3~8年 |
1,000~1,800円 |
ウレタン |
約5~10年 |
1,500~2,500円 |
シリコン |
約7~15年 |
1,800~3,500円 |
フッ素 |
約12~15年 |
3,000~5,000円 |
無機 |
約15〜20年 |
4,500〜5,500円 |
今回の塗装費用を安く抑えたい場合は、塗料のグレードを下げることも検討してみるとよいでしょう。
また、劣化が進みやすい日当たりのよい部分はグレードの高い塗料を使用し、その他の部分にはアクリルやウレタン塗料を使用することもできます。
5. 塗料のグレードを上げる
一見矛盾するように思えますが、塗料のグレードを上げることで塗り替えの頻度を減らせます。
今回の塗装費用は高くなりますが、長期的に見ると節約になるでしょう。
例えば、耐用年数10年のウレタン塗料と20年の無機塗料で比較すると、50年間の塗装回数は以下のようになります。
ウレタン塗料:5回
無機塗料:2回
外壁塗装には100万円前後の費用がかかるため、1回の塗装費用が高くなったしても、頻度を減らすことで大きな節約効果が期待できます。
6. 部分的に塗装する
予算が限られている場合には、部分的に塗装する方法もあります。
例えば、日当たりのよい南側の外壁だけ塗装するなら、通常の半額程度で済むかもしれません。
ただし、部分塗装をするとどうしても他の面と色の差が出てしまいます。
また、数年後に他の部分も塗装が必要になった場合は、再度足場を設置することになるため、トータルのメンテナンス費用は高くなる可能性があります。
足場代は塗装費用の約20%を占めているので、慎重に検討しましょう。
7. 他の部分も一緒に塗装する
塗装工事には足場の設置や養生が欠かせません。
別々に塗装すると、そのつど余計な費用がかかります。
外壁が劣化しているということは、他の部分も劣化が進んでいる可能性が高いでしょう。
屋根や雨どい、ベランダなどもまとめて塗装することで、足場代などの経費を効率的に抑えられます。
8. DIYで塗装する
技術と時間があれば、DIYで塗装する方法もあります。
ただし、慣れていない場合は失敗するリスクが高いことを理解しておきましょう。
塗装会社へ依頼した場、施工不良が起こっても塗り直しをしてもらえますが、DIYではすべてが自己責任となってしまいます。
失敗した後で塗装会社へ依頼すると通常よりも高額な費用がかかるため、よほど自信がない限りはおすすめしません。
また、道具や材料を一式そろえるには意外とお金がかかります。
さらに、足場の設置は専門業者へ依頼する必要があるため、リスクに対して節約効果はそれほど高くないでしょう。
9. 閑散期に依頼する
塗装会社によりますが、閑散期には通常よりも安い価格で施工できる可能性があります。
外壁塗装の閑散期は、高温多湿の6~9月や、気温の低い12~2月です。
この時期は雨で塗装作業ができない日や、気温が低すぎて塗料が乾燥しない日が多く、工期や仕上がりに影響することもあるでしょう。
一方、気候が安定している3~5月や10~11月は繁忙期のため、価格が高くなる傾向があります。
10. 助成金・補助金を利用する
お住まいの地域によっては、外壁塗装に補助金や助成金が支給される可能性があります。
条件や金額は自治体によって異なるので、ホームページなどで確認してみましょう。
※残念ながら岡山市は対象外です
11. 住宅ローン控除を活用する
住宅ローン控除は「家を建てるときに利用できる制度」と思われている方も多いかもしれません。
しかし、以下のような条件を満たせば、外壁塗装でも住宅ローン控除を受けられる可能性があります。
・工事面積が50㎡以上
・塗装費用が100万円を超える
・ローン返済期間が10年以上
・年間の所得が3,000万円以下
他にも細かい条件がいくつかあり、申請の際には工事証明書などの書類も必要なため、塗装会社へ相談してみるとよいでしょう。
12. 割引の相談をしてみる
実際に値引きされるかどうかはわかりませんが、ダメ元でも交渉してみましょう。
・現金払いする
・近隣と同時施工する
・在庫塗料を使用する
・キャンペーン期間中に契約する など
条件によっては割引が期待できます。
ただし、極端な値引き交渉は避けた方がよいでしょう。
外壁塗装の費用を安く抑えたくてもNG!4つの注意点
ここまで塗装費用を安く抑える方法をご紹介してきましたが、安さにこだわりすぎるとトラブルにつながる恐れがあります。
以下の4つのポイントに注意しましょう。
・「足場無料」はありえない
・安すぎる見積額には要注意
・その場で契約しない
・外壁塗装を先延ばしにしない
「足場無料」はありえない
外壁塗装には足場が必須です。
足場代は塗装費用全体の約20%を占めているため、無料にはできません。
「足場代0円」になっている場合は、他の項目に上乗せされている可能性が高いでしょう。
安すぎる見積額には要注意
見積額は、安ければ安いほどよいわけではありません。
相場より極端に安い金額を提案された場合には、注意が必要です。
他社より安くするために必要な工程をはぶいたり、塗料のグレードを下げたりしている可能性があります。
見積書は金額だけでなく、塗料の製品名や工程がきちんと記載されているかも確認しましょう。
具体的な製品名や単価、量の記載がなく「一式」が多い場合は、詳細を問い合わせるか、避けた方が無難です。
その場で契約しない
突然の訪問営業で「今契約すれば大幅値引きする」などと言われても、その場で契約するのは絶対にやめましょう。
全額を前金で支払ってしまうのも危険です。
通常はクーリングオフ制度が適用されるため、8日以内であればキャンセルが可能です。
しかし、悪質業者だった場合には、入金後に連絡が取れなくなるケースがあります。
そうなるとお金を取り戻すことはかなり難しいでしょう。
「よく考えてから決めたい」と伝えても、良心的な塗装会社であれば快く待ってくれるはずです。
外壁塗装は先延ばしにしない
節約のために外壁塗装を先延ばしにするのは、本末転倒です。
塗膜の劣化を放置していると外壁材や下地までダメージを受け、塗装では補修しきれなくなる恐れがあります。
外壁の交換が必要になると、塗装の2~3倍程度の高額な費用がかかります。
補修方法法 |
費用目安 (30坪) |
塗装 |
60万〜100万円 |
カバー工法 |
150万〜240万円 |
張り替え |
180万〜300万円 |
まとまったお金を用意するのが難しい場合は、ローンなども検討してみましょう。
外壁塗装に使えるローンについて、詳しくは「外壁塗装でローンを組む方法と申請手順」の記事をご覧ください。
まとめ
今回は、外壁塗装の費用を安く抑える12の方法と、そのメリット・デメリットや注意点をご紹介しました。
特に重要なのは「相見積もりをとる」ことと「地域の塗装会社へ依頼する」ことです。
ただし、相場より極端に安い場合や大幅な値引き提案をされた場合は、手抜き工事や追加料金請求のリスク、悪徳業者の可能性があるため避けた方が無難です。
まずはお近くの塗装会社2~3社へ見積もりを依頼してみましょう。
ベストホームでは、外壁のプロが無料で点検を行い、お客さまのご自宅に最適な塗料や塗装方法をご提案いたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
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