【モルタル外壁の塗装費用とタイミング】おすすめの塗料や塗装方法も紹介


「モルタルの外壁はいつ塗装すればいい?」「費用はどれくらいかかるんだろう?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

モルタル外壁はひび割れしやすいため、定期的な点検と塗装が欠かせません。

この記事では、モルタル外壁の塗装費用とタイミングをご紹介します。

おすすめの塗料や塗装方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

モルタル外壁の耐用年数と塗装のタイミング


モルタル外壁は約
30年もつとされていますが、塗膜の劣化を放置していると寿命が短くなる恐れがあります。

劣化が進んで塗装では補修しきれなくなると、カバー工法(重ね貼り)が必要になるため高額な補修費用がかかります。

外壁を長持ちさせてトータルのメンテナンス費用を抑えるには、定期的に点検を受け、適切なタイミングで塗装を行うことが大切です。

塗装が必要なタイミングのめやすは、塗料の種類によって異なります。

塗料の種類

耐用年数

アクリル

38

ウレタン

510

シリコン

715

フッ素

1215

無機

1520


ただし、お住まいの環境によっては、劣化が早まるケースもあるためご注意ください。

塗装が必要なモルタル外壁の劣化症状


以下のような症状が出ている場合には、耐用年数内でも一度プロの無料点検を受けてみた方がよいでしょう。

・チョーキング
・カビ・コケ・藻の発生
・幅0.3mm以上のひび割れ 
・塗膜のふくれ・はがれ
・外壁のふくれ・はがれ

チョーキング


チョーキング現象が発生し始める時期は、外壁塗装に最適なタイミングです。

チョーキングとは、経年劣化により塗膜の顔料が粉状になって表面に出てくる現象で、外壁に触ると手に白い粉がつきます。

放置していると劣化が進んで余計な補修費用がかかることもあるため、そろそろ塗装を検討した方がよいでしょう。

カビ・コケ・藻の発生


外壁にカビ・コケ・藻などが繁殖するのは、塗膜の防水機能が低下しているサインです。

見た目が悪いだけでなく、外壁の劣化を早めることにもなりかねません。

洗い流してもすぐに再発する場合は、塗装を検討した方がよいでしょう。

0.3mm以上のひび割れ 


0.3mm以上のひび割れからは、雨水が侵入する恐れがあります

防水シートなど外壁下地の腐食や、雨もりにつながりかねないため、すぐにでも補修が必要です。

下地や外壁自体がダメージを受けるとカバー工法による補修が必要になり、塗装よりも高額な費用がかかります。

また、雨もりが発生するとクロスの張り替えやカビの除去、柱や梁の補修などが必要になることもあります。

最悪の場合は建物の耐久性が低下し、建て替えが必要になることもあるため、できるだけ早くひび割れ補修と塗装を行いましょう。

塗膜のふくれ・はがれ


塗膜の劣化が進むと、ふくれやはがれが起こります。

特に塗膜がはがれた部分は防水機能が働いていないため、雨水が内部へ侵入し、外壁自体がダメージを受ける恐れがあります。

早めに塗装を行い、雨や湿気からモルタル外壁を守りましょう。

外壁のふくれ・はがれ


外壁内部に雨水が侵入すると、モルタル自体にふくれやはがれが起こります。

はがれたモルタルが落下してケガをする恐れもあるため、早急に補修を行いましょう。

外壁の下にある防水シートなども腐食している場合には、塗装だけでは補修しきれません

外壁をはがして下地補修を行った上で、塗装する必要があります。

モルタル外壁の塗装費用


一般的な
30坪戸建て住宅の場合、モルタル外壁の塗装費用は60万~100万円が目安です。

坪数ごとの塗装費用は、以下の表を参考にしてみてください。

延べ坪数

塗装費用

20

40万~70万円

30

60万~100万円

40

80万~130万円

50

100万~160万円

60

120万~190万円

70

140万~230万円


ただし実際の塗装料金は、塗料の種類や塗装方法、依頼する塗装会社などによっても変動します。

塗装費用を抑えるコツは「外壁塗装のお金がない時の対処法」の記事をご覧ください。

モルタル外壁の塗装方法3


モルタル外壁の塗装方法は、大きく分けて
3つあります。

ローラー塗装
吹き付け塗装
左官仕上げ

それぞれ仕上がりの特徴や、メリット・デメリットを見ていきましょう。

ローラー塗装


凹凸のあるローラーで、外壁の表面に模様を作る方法です。

渦巻き状や手作業風、花柄などさまざまな模様のローラーがあり、お好きなデザインを選べます。

塗装しやすいため、施工会社による仕上がりの差が出にくいでしょう。

また、吹き付け塗装と比べて塗料の飛散が圧倒的に少ないため、塗料がムダになりません

近隣住宅に迷惑がかからないこともメリットです。

ただ、吹き付け塗装よりも作業に時間がかかります。

吹き付け塗装


スプレーガンで外壁に塗料を吹き付ける方法です。

吹き付け塗装には、3つの種類があります。

・リシン仕上げ
・スタッコ仕上げ
・吹き付けタイル仕上げ

リシン仕上げ


小さな石材を含む塗料を吹き付けて模様を作る方法で、ザラザラした質感に仕上がります。

落ち着いたデザインで高級感があり、施工費用が安いことが特徴です。

ただ、塗膜が薄いためひび割れが起こることがあります。

スタッコ仕上げ


セメントや砂などを混ぜた塗料を吹き付けて模様をつける方法で、リシンに厚みを持たせたような仕上がりになります。

デザイン性が高く耐用年数が長いことが特徴ですが、使用する塗料の量が多いため、リシン仕上げの
3倍ほどの費用がかかります。

吹き付けタイル仕上げ


多くのモルタル外壁に使われているのが、吹き付けタイル仕上げです。

凹凸がありながら滑らかで艶のある仕上がりになり、耐久性が高くひび割れに強いことが特徴です。

左官仕上げ


左官職人が手作業で外壁の表面に模様を作る方法です。

味のある外観が人気ですが、ローラー仕上げと違い職人の腕次第で仕上がりが大きく左右されるため、技術力の高い施工業者へ依頼することが重要です。

モルタルの外壁塗装におすすめの塗料


モルタル外壁はひび割れやすいため、弾性塗料を使用するのがおすすめです。

弾性塗料には3つの種類があり、それぞれ工法が異なります。

単層弾性塗料
複層弾性塗料
微弾性塗料

単層弾性塗料


下塗りにシーラーを使用し、高弾性塗料で
2回上塗りをする方法です。

塗装回数が3回で済むため費用を抑えられますが、耐久性がやや低いことがデメリットです。

複層弾性塗料


①の上から、さらに
2回上塗りをする方法です。

下塗りにシーラーを使用し、高弾性塗料で2回中塗りをした上から上塗り塗料で2回塗装します。

上塗り塗料は、シリコンやフッ素などグレードの選択が可能です。

5回塗装することで塗膜が厚くなるため、耐久性は3つのうちで最高ですが、そのぶん多くの費用がかかります。

微弾性塗料


「微弾性フィラー」という弾性のある塗料で下塗りを行い、上塗り塗料で
2回塗装します。

②と同様に上塗り塗料のグレードを選べる点がメリットですが、下塗り塗料が「微弾性」のため耐久性が低いことが難点です。

モルタル外壁は凹凸が多いため、汚れが付着しやすく落としにくい傾向があります。

頻繁に掃除をしたくない場合は、汚れがつきにくく落としやすい防汚塗料を上塗り塗料として使用するのもおすすめです。

まとめ


今回は、モルタル外壁の塗装費用やタイミング、おすすめの塗料などをご紹介しました。

モルタル外壁は硬くひび割れしやすい傾向があります。

劣化症状が進行するほど補修費用も高くなるため、チョーキングやひび割れを発見したら早めに点検を受けましょう。

ベストホームでは、外壁のプロが無料で点検を行い、ご自宅に最適なメンテナンス方法をご提案しております。

岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。


 

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