【30坪住宅の屋根葺き替え工事】費用相場・工程・安く抑えるコツまで徹底解説

「30坪の家の屋根葺き替え費用はどれくらいなんだろう?」「できるだけ安く抑えたい」「工事には何日くらいかかる?」と、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、30坪住宅の葺き替え費用や安く抑えるコツ、工事の工程、日数などを紹介しています。
葺き替え工事で使われる屋根材6種類の特徴やメリット・デメリットも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
30坪住宅の屋根葺き替え費用と内訳
一般的な30坪戸建て住宅の屋根葺き替え費用は、100万~260万円が相場です。
ただし、実際の料金は屋根の状態や使用する屋根材の種類などによって変動します。
見積もりの際に提示された金額が妥当か判断できるよう、内訳も把握しておきましょう。
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内容 |
費用目安 (30坪) |
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足場 |
10〜20万円 |
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防水シート |
3万〜9万円 |
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下地補修 |
15万〜21万円 |
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屋根の撤去 |
9万〜18万円 |
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屋根の処分 |
9万〜18万円 |
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新しい屋根材 |
24万〜72万円 |
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棟板金 |
3万〜6万円 |
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諸経費 |
15万〜50万円 |
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合計 |
90万〜214万円 |
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諸経費には、現場までの交通費や現場管理費、事務手数料、保険料、事業者の利益などがまとめて記載されています。
なお、依頼した業者が屋根の葺き替え工事を外注している場合には、仲介手数料も含まれます。
屋根の葺き替え·葺き直し·カバー工法はどう違う?
屋根リフォームには、以下の3つの方法があります。
・葺き替え
・葺き直し
・カバー工法
それぞれにメリット・デメリットがあり、価格も大きく異なるため、よく理解した上で選択することが大切です。
葺き替えとは?
葺き替えは、既存の屋根材をすべて撤去して新しい屋根材に交換する工法です。
屋根材だけでなく野地板や垂木、防水シートといった屋根内部の状態も確認し、必要に応じて補修・交換を行います。
既存の屋根を撤去・処分する必要があるためカバー工法よりも費用は高くなりますが、強度低下や雨もりといったあらゆる屋根の問題を根本的に解決できることがメリットです。
葺き直しとは?
葺き直しは、既存の屋根材を一度すべて撤去して下地の補修・交換を行い、同じ屋根材を再度施工する方法です。
新しい屋根材の購入や廃材処理が不要なため、費用を大幅に安く抑えられます。
30坪住宅の葺き替えの費用が100万~260万円であるのに対して、葺き直しの費用は70万~110万円程度が相場です。
ただし、葺き直しができるのは屋根材自体の耐用年数が長い「日本瓦」のみです。
カバー工法とは?
カバー工法は、既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねて張る方法です。
屋根材の撤去・処分が不要なため工期が短く、費用を大幅に安く抑えられます。
しかし、屋根が二重になると建物への負荷が増すため、選択肢が軽量な金属系サイディングに限定されます。
重心が高くなることで地震の揺れが増幅され、耐震性が低下する恐れもあります。
また、下地が劣化している場合や過去にカバー工法を行なっている場合には、カバー工法が選択できません。
費用面だけで考えれば魅力的ですが、長く住む予定の場合は葺き替えを選択した方がよいでしょう。
30坪住宅の屋根葺き替え費用に影響する8つの要因

・建物の高さ
・既存屋根の撤去費用
・屋根材の種類
・屋根の面積
・屋根の勾配
・屋根の劣化状態
・立地
・施工会社
建物の高さ
建物が高くなるほど、より頑丈な足場が必要になります。
また、足場を設置する面積も増すため、材料費や組み立て・解体費用が高くなる傾向があります。
2階建てと3階建てでは、10万~20万円ほどの差になるでしょう。
既存屋根の撤去費用
以前にカバー工法を行っている場合は、2重の屋根を解体して廃材を処分する必要があります。
通常の1.5~2倍程度の撤去費用がかかるでしょう。
また、アスベストを含むスレート屋根を撤去する際には、飛散防止対策や処分費用として20万~40万円の追加料金がかかります。
屋根材の種類
屋根の葺き替え費用にもっとも大きく影響するのが、屋根材の種類です。
どの屋根材を選ぶかによって、材料費や施工費用が異なります。
例えば、スレートは4,000円/㎡~ですが、日本瓦は1万2,000円/㎡を超えることもあり、その差は3倍以上です。
また、重い屋根材を使用する場合は、下地の補強工事が必要になることもあるため、さらに多くの費用がかかります。
屋根の面積
同じ坪数の家でも、建物の形状やデザインによって屋根の面積が異なります。
面積が大きくなるほど材料費や施工費が増えるため、費用が高くなります。
30坪戸建て住宅の屋根面積の目安は55~65㎡程度です。
ご自宅のおおまかな屋根面積は「1階の床面積×1.5」で求められます。
例えば、1階の床面積が40㎡だった場合、40×1.5=60㎡となります。
屋根の勾配
勾配がきつくなるほど屋根の面積は大きくなります。
また、勾配が6寸を超えると職人がすべって作業ができないため、屋根の上にも足場の設置が必要です。
施工面積と足場の面積が増えるため、材料費や施工費が通常よりも高くなります。
屋根の劣化状態
下地の野地板や垂木の劣化が進んでいる場合には、補修や交換が必要となり、費用が増加します。
雨もりが発生している屋根では、水分や湿気で下地が腐食している可能性が高いでしょう。
軽微な補修なら15万~20万円程度で済みますが、全体的に交換する場合には50万円以上かかるケースもあります。
立地
道路の幅が狭い場合は、手作業で材料や廃材を搬入·搬出する必要があるため、追加料金が発生する可能性があります。
また、離島や山奥などでは、資材の運搬費や出張費、宿泊費などがかかることも考えられます。
施工会社
屋根の葺き替え工事は、以下のようにさまざまな会社が請け負っています。
・工務店
・リフォーム会社
・屋根塗装会社
・ハウスメーカー など
それぞれ料金体系が異なるため、比較検討することが重要です。
金額だけでなく「屋根の葺き替え工事の経験が豊富か」も確認して選びましょう。
30坪住宅の葺き替えにはどんな屋根材がおすすめ?種類別の費用と特徴

屋根の葺き替え工事では、カバー工法と比べて選択できる屋根材の種類が豊富です。
ただ、基本的には今と同じか、より軽い屋根材を選んだ方がよいでしょう。
屋根を軽くすることで建物の重心が下がり、地震時の揺れを軽減できるためです。
例えば、日本瓦からガルバリウム剛板などの金属屋根に葺き替えると、10分の1程度にまで軽量化できます。
屋根材ごとの価格と耐用年数は、以下の表を参考にしてみてください。
|
屋根材 |
単価 (㎡) |
50坪の費用相場 |
|
日本瓦 |
9,000〜1万2,000円 |
100万〜130万円 |
|
軽量瓦 |
7,000〜1万2,000円 |
75万〜130万円 |
|
ガルバリウム |
6,000〜9,000円 |
65万〜100万円 |
|
スレート |
4,000〜8,000円 |
45万〜90万円 |
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アスファルト |
6,000〜8,000円 |
65万〜90万円 |
|
トタン |
5,000〜6,000円 |
55万〜65万円 |
各屋根材の特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。
日本瓦
日本瓦の最大のメリットは、耐久性が高いことです。
塗装も不要で、メンテナンス次第では100年以上使い続けられます。
割れや欠けが起こった場合に、部分的な補修ができることもメリットです。
しかし、非常に重いため、スレートやアスファルトシングル、金属などの軽い屋根材から瓦への葺き替えはできません。
建物が屋根の重さに耐えられず、倒壊する恐れがあるためです。
軽量瓦
軽量瓦はセメントや樹脂などを原料としており、日本瓦より軽量でありながら耐久性も高いことが魅力です。
日本瓦から軽量瓦へ葺き替えることで、屋根の重さを3分の2~半分程度に軽減できます。
建物への負荷が減って重心が下がるため、地震の揺れも軽減できるでしょう。
和風の外観を維持しながら、耐震性も高めたい方に向いています。
ガルバリウム剛板
ガルバリウム剛板は、非常に軽量で耐震性に優れています。
施工しやすく耐久性も高いことから、多くの住宅の屋根リフォームで選ばれています。
ただ、薄い金属板のため衝撃に弱く、へこみやすいことが難点です。
傷やへこみを放置するとサビが発生する可能性があるため、早めに補修を行う必要があります。
スレート
スレートはコロニアルやカラーベストとも呼ばれており、軽量で建物への負担が少なく価格も安いため、多くの住宅で使われています。
色やデザインが豊富なことも特徴です。
ただ、非常に薄い素材のため、経年劣化や衝撃によりひび割れや欠けが発生しやすい傾向があります。
また、ガルバリウムやセメント瓦に比べて耐用年数が短く、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。
アスファルトシングル
アスファルトシングルはガルバリウム剛板に次いで軽く、柔軟性が高いため地震によるひび割れが起こりにくい屋根材です。
複雑な形状の屋根にも対応可能で、カラーバリエーションやデザインが豊富なことも特徴です。
ただ、カビやコケが生えやすく強風に弱いため、立地によってはメンテナンスに手間がかかる可能性があります。
トタン
トタン屋根は軽量で価格が安く、施工も簡単ですが、断熱性や遮音性が低く、サビやすいことが難点です。
耐用年数も短いため現在ではあまり使われることがなく、ガルバリウム剛板に置き換わってきています。
ただ、長く住み続ける予定がないなどの理由で費用を最小限に抑えたい場合には、選択肢の一つとなり得ます。
30坪住宅の屋根葺き替えの見積もりでチェックすべき14項目

1. ていねいに屋根の点検を行っているか
2. 「建設許可」があるか
3. 見積額が相場からかけ離れていないか
4. 具体的な製品名や単価が記載されているか
5. 「坪」ではなく「平米」で記載されているか
6. 諸経費が多すぎないか
7. 打ち合わせの内容が反映されているか
8. 屋根葺き替え工事の経験が豊富か
9. 保証やアフターサービスがあるか
10. クーリング·オフについて説明はあったか
11. 追加料金の有無
12. キャンセル料はかかるか
13. 極端な値引きをしていないか
14. 契約を急かさないか
1. ていねいに屋根の点検を行っているか
適切な見積もりを出すには、屋根の状態を正確に把握することが不可欠です。
5~10分程度の目視だけで見積もりを出す業者や、そもそも点検を行わない業者は避けた方が賢明です。
工事が始まってから深刻な劣化症状が見つかって追加料金を請求されたり、施工不良を起こしたりする恐れがあります。
2. 「建設業許可」があるか
500万円未満の工事は建設業許可がなくても請け負えますが、取得するには一定の実績や資本、誠実性などが求められるため、信頼性を判断する目安となります。
許可を取得しているかどうかは、業者のホームページや国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で確認できます。
3. 見積額が相場からかけ離れていないか
屋根葺き替え工事の費用は、一般的な30坪戸建て住宅で100万~260万円が相場です。
ここから大きく外れていないかを確認しましょう。
極端に高い場合はもちろん、安い場合にも注意が必要です。
高すぎる場合には、不当な利益や高額な仲介手数料が上乗せされている可能性があります。
安すぎる場合には、手抜き工事や追加請求、低品質な材料の使用といったリスクが考えられます。
4. 具体的な製品名や単価が記載されているか
「屋根葺き替え工事 一式」などのように詳細がわからない場合は必ず内訳を確認し、見積書に記載してもらいましょう。
信頼できる見積書には、使用する屋根材の製品名やメーカー名、単価、施工面積などが明記されています。
製品名がわかれば、ご自身で価格や性能を調べて適正かどうかを判断できます。
5. 「坪」ではなく「平米」で記載されているか
屋根葺き替え工事では、施工面積を「平米」で記載するのが一般的です。
同じ坪数の住宅でも、屋根の形状や勾配によって面積が異なるためです。
「坪」表記の場合、業者が実際の面積を正確に把握できていないために途中で材料が不足したり、あいまいな計算で過剰請求されたりする恐れがあります。
6. 諸経費が多すぎないか
諸経費には現場までの交通費や出張費、現場管理費、事務手数料、保険料、事業者の利益などがまとめて記載されます。
目安は工事費全体の10~30%程度です。
大幅に超えている場合は、不当な利益や高額な外注費が上乗せされている可能性があるため、どのような費用が含まれているのか尋ねてみましょう。
あいまいな回答で納得できない場合は、別の業者を探した方がよいかもしれません。
7. 打ち合わせの内容が反映されているか
見積書は工事の内容を証明する重要な書類です。
打ち合わせの内容が正確に反映されているか、必ず確認しておきましょう。
口頭での約束が書面に残っていないと、「言った、言わない」のトラブルになることがあります。
8. 屋根葺き替え工事の経験が豊富か
屋根の葺き替えは、非常に専門性の高い工事です。
ホームページやSNSで施工件数・施工事例・口コミなどをチェックし、経験豊富な業者へ依頼しましょう。
経験の浅い業者に依頼すると、施工不良による雨もりや再工事のリスクが高まります。
9. 保証やアフターサービスがあるか
工事後の保証についても確認しておきましょう。
万が一施工不良が起こっても、保証期間内であれば無償で補修してもらえる可能性があります。
保証期間は業者によって異なりますが、5~10年程度が一般的です。
また、定期点検などのアフターフォローがあるかも重要なポイントです。
劣化症状を早期発見・早期対処することで、将来的な補修コストを安く抑えられます。
10. クーリング・オフについて説明はあったか
訪問販売や電話勧誘で契約した場合、8日以内であればクーリング・オフ制度により無条件で解約できます。
業者には説明と契約書への記載義務がありますが、悪質業者は故意に行わなかったり、「屋根の葺き替えは対象外です」と嘘の説明をしたりすることがあります。
このような業者は避けた方が無難です。
なお、ご自身で業者を呼び寄せた場合や、店舗に出向いて契約した場合は対象外です。
11. 追加料金の有無
事前にしっかりと点検している場合、追加料金が発生することはほとんどありません。
しかし、葺き替え工事では、まれに屋根をはがした後で予期せぬ下地の劣化が見つかることがあります。
万が一追加料金が発生した場合には、必ず見積書を別途作成してもらい、納得した上で契約を結ぶことが大切です。
12. キャンセル料はかかるか
キャンセル料の有無や、発生するタイミング、金額の目安について把握しておくことも重要です。
一般的に、材料の発注後や職人の手配後にはキャンセル料が発生する可能性があります。
契約書に明記されているかも確認しておきましょう。
13. 極端な値引きをしていないか
「足場代0円」「今なら半額」といった値引きを提案された場合には要注意です。
適正価格で見積もりを出している優良業者は、大幅な値引きをする余裕がありません。
できたとしても総額の5~10%程度が限度でしょう。
極端な値引きができる業者は、最初に高額な金額を提示していたり、手抜き工事や低品質な材料の使用で利益を出そうとしていたりする可能性があります。
14. 契約を急かさないか
「この価格で工事できるのは今だけ」「すぐに葺き替えをしないと危険」など、契約をせかす業者に注意しましょう。
屋根の葺き替えは高額な工事のため、他社と比較したり家族と相談したりする時間を十分に取ることが大切です。
信頼できる業者なら快く待ってくれるはずです。
30坪住宅の屋根を葺き替えるタイミング

屋根の葺き替えが必要なタイミングは、既存の屋根材の種類によって異なります。
|
屋根材 |
耐用年数 |
|
日本瓦 |
50〜100年 |
|
軽量瓦 |
30〜50年 |
|
セメント瓦 |
30〜40年 |
|
ガルバリウム |
25〜35年 |
|
スレート |
15〜25年 |
|
アスファルト |
15〜25年 |
|
トタン |
10〜20年 |
日本瓦は50年以上もちますが、スレートやアスファルトシングルは25年程度で寿命を迎えます。
ただし、上記は定期的に洗浄や塗り替えを行なっていた場合の目安です。
メンテナンス状況や立地環境によっては劣化が早まり、耐用年数内でも屋根材がダメージを受けている可能性があります。
屋根の葺き替えが必要な劣化症状
以下のような劣化症状が出ている場合には、葺き替えを検討した方がよいでしょう。
・広範囲に広がるコケや藻
・広範囲に広がるサビ
・屋根材の浮きや反り
・屋根材のひび割れや欠け
・雨もりの発生
広範囲に広がるコケや藻
広範囲に広がるコケや藻は、屋根材の防水機能が低下しているサインです。
コケや藻が付着した屋根は常に湿った状態になるため、急速に劣化が進みます。
塗装で補修できる可能性もありますが、屋根材自体の劣化が進行している場合は葺き替えを行った方がよいでしょう。
広範囲に広がるサビ
部分的なサビであれば除去+塗装で対処できますが、広範囲に広がっている場合は葺き替えが必要です。
放置していると屋根材に穴があき、雨もりにつながる恐れがあります。
屋根材の浮きや反り、ズレ
屋根材の浮き・反りは、経年劣化や下地の変形によって生じます。
すき間から雨水が入り込んで下地の腐食や雨もりにつながる恐れがあるので、部分補修で対応できないほど広範囲に及ぶ場合は葺き替えを行いましょう。
また、棟板金の浮きや瓦のズレが起こると強風時に屋根材が飛散する危険があるため、早急に対処が必要です。
屋根材のひび割れや欠け
スレートや瓦はひび割れ・欠けが起きやすい傾向があります。
物がぶつかって一部だけが割れている場合は部分交換で対処できますが、複数箇所に症状が出ている場合は屋根材全体が寿命を迎えているサインです。
放置しているとすき間から雨水が浸入する恐れがあるため、早急に葺き替えを行った方がよいでしょう。
雨もりの発生
雨もりが発生して天井や壁にシミ・水滴ができている場合は、屋根材だけでなく下地や防水シートまで腐食している可能性が高いでしょう。
時間が経つほど被害が広がり、湿気で柱や梁が腐食したり、カビやシロアリが発生したりするリスクが高くなります。
すぐにでも専門業者の点検を受け、葺き替えを行うことをおすすめします。
30坪住宅の屋根葺き替え工事にかかる日数
30坪住宅の屋根葺き替え工事にかかる日数は、1週間~10日程度が目安です。
天候や屋根の状態、職人の人数などによって変動しますが、一般的なスケジュールは以下のとおりです。
1日目:足場・飛散防止ネットの設置
2~3日目:既存の屋根材を撤去
4日目:下地補修
5日目:防水シートの設置
6~8日目:新しい屋根材を設置
9日目:役物を設置
10日目:完了検査・廃材撤去
11日目:足場の解体・清掃
梅雨や台風シーズンには、雨や風の影響で大幅に工期が延びる可能性があります。
できるだけ短くしたい場合は、春や秋など天候が安定している時期がおすすめです。
各工程の詳細を見ていきましょう。
足場・飛散防止ネットの設置
足場と飛散防止ネットは、職人の安全確保と近隣への廃材・ほこり飛散防止に不可欠です。
足場材には鉄製の板やパイプが使われるため、設置の際には騒音が発生します。
トラブルを回避するために近隣へは事前にスケジュールを伝え、あいさつを済ませておきましょう。
既存の屋根材を撤去
既存の屋根材をはがして廃材を搬出します。
屋根の撤去時にも騒音や粉塵が発生するため、注意が必要です。
特に古いスレート屋根を撤去する際にはアスベストが飛散する恐れがあるので、絶対に窓を開けないようにしましょう。
下地補修
下地(野地板や垂木)の状態を確認し、必要に応じて交換や補修を行います。
下地をしっかり整えることが、屋根を長持ちさせる重要なポイントです。
予期せぬ劣化が見つかった場合には、追加費用が発生する可能性があります。
防水シートの設置
補修した下地の上に防水シートを設置します。
防水シートは雨水の浸入を防ぐ最後の砦です。
耐用年数が短いと数年で交換が必要になるため、葺き替え時には耐用年数の長いものを選びましょう。
新しい屋根材を設置
防水シートの上に新しい屋根材を施工します。
この工程が工事全体の中でもっとも長く、屋根材の種類や面積、勾配などによって変動しますが、2~3日はかかるでしょう。
役物を設置
屋根材の施工が完了したら、仕上げに役物を取り付けます。
役物とは、屋根の頂上や端・軒先などに設置する専用部材のことです。
屋根材のすき間から雨水が侵入するのを防ぎ、見た目を美しく整えます。
完了検査・廃材撤去
工事が完了したら、施主さまと業者とで仕上がりの確認を行います。
打ち合わせ通りに施行されているか、汚れや屋根材のズレはないかなど細部までチェックし、気になることがあればその場で遠慮なく伝えましょう。
足場の撤去後では、すぐに対応してもらえない可能性があります。
足場の解体・清掃
仕上がりに問題がなければ、足場を撤去して清掃を行います。
工事完了後には保証書を受け取り、大切に保管しておきましょう。
30坪住宅の屋根葺き替え費用を安く抑えるコツ

・相見積もりをする
・自社施工の会社を探す
・外壁と一緒にメンテナンスをする
・適切なタイミングでメンテナンスを行う
・火災保険を利用する
・補助金や助成金を利用する
相見積もりをする
相見積もりとは、複数社の見積もりをとって比較することです。
1社だけの見積もりでは提示された金額や屋根材の種類、工法などが妥当か判断が難しいため、2~3社へ依頼するとよいでしょう。
金額だけでなく、実績や信頼性、保証、アフターフォローなどさまざまな点を考慮して選ぶことが重要です。
自社施工の会社を探す
大手のリフォーム会社やハウスメーカーでは、屋根の葺き替え工事を外注している可能性が高く、10~30%程度の仲介手数料が上乗せされます。
一方、自社施工の会社では余計な費用がかかりません。
町の工務店や地域に密着した屋根リフォームの会社を探し、ホームページで職人が在籍しているか確認してみましょう。
外壁と一緒にメンテナンスをする
外壁のメンテナンス時期も近づいている場合は、同時に補修を行うことで足場や養生などの重複費用が1回分で済みます。
別々に行うより10万~数十万円の節約になるでしょう。
また、工期の短縮も期待できるため、日常生活への影響も最小限に抑えられます。
適切なタイミングでメンテナンスを行う
劣化症状を放置してダメージが進行すると、屋根だけでなく建物全体の補修が必要になる可能性があります。
雨もり修理やカビの除去、シロアリ駆除、柱の交換などには高額な費用がかかるため、被害が拡大する前に食い止めることが重要です。
定期的にプロの点検を受け、適切なタイミングでメンテナンスを行いましょう。
火災保険を利用する
台風や落雷などの自然災害が原因で屋根の葺き替えが必要になった場合には、火災保険の対象となる可能性があります。
適用条件や金額は加入している保険によって異なるので、保険会社へ相談してみましょう。
補助金や助成金を利用する
自治体によっては、屋根の葺き替え工事に補助金や助成金を利用できるところがあります。
ホームページなどで対象かどうか確認し、必ず着工前に申請手続きを行いましょう。
※残念ながら、岡山市は対象外です
【Q&A】屋根の葺き替え工事でよくある質問

・住みながら屋根の葺き替え工事はできる?
・太陽光パネルを設置している屋根の葺き替えはどうする?
・屋根の葺き替えにおすすめの時期は?
・葺き替え工事中に洗濯物を外に干せる?
住みながら屋根の葺き替え工事はできる?
基本的には住みながら葺き替え工事を受けられます。
室内への影響は限定的なので、仮住まいに移る必要はほとんどありません。
ただし、1~2週間は騒音・振動・ほこりなどが発生する可能性があります。
太陽光パネルを設置している屋根の葺き替えはどうする?
太陽光パネルが設置されている屋根を葺き替える場合、一時的にパネルを取り外す必要があります。
取り外しや再設置は太陽光設備の専門業者が行うため、事前に連絡しておきましょう。
20万~30万円程度の追加費用が発生します。
屋根の葺き替えにおすすめの時期は?
屋根の葺き替え工事に向いている時期は春と秋です。
天候が安定しているため工期の遅れが少なく、施工不良も起こりにくいでしょう。
一方、梅雨や台風シーズンは雨や風による中断が多いため、避けた方が無難です。
また、親戚が多く集まる年末年始やお盆の前には予約が集中しやすいので、早めに相談しておくことをおすすめします。
葺き替え工事中に洗濯物を外に干せる?
葺き替え工事中は、基本的に洗濯物の外干しができません。
特に屋根材を撤去する際には細かい破片やほこりが飛散して洗濯物が汚れる恐れがあるため、コインランドリーや乾燥機、浴室乾燥などを利用した方がよいでしょう。
ただ、工程によっては外干しができる日があるかもしれないので、業者へ確認してみてください。
まとめ|岡山市で屋根塗装をするならベストホームへ!
今回は、30坪住宅の屋根葺き替え費用や安く抑えるコツ、おすすめの屋根材などをご紹介しました。
定期的に塗り替えなどのメンテナンスを行なっていても、多くの屋根材は新築から30年前後で寿命を迎えます。
ひび割れやサビ、はがれなどが発生している場合には、そろそろ葺き替えが必要です。
劣化症状を放置していると雨もりが発生し、最悪の場合には家の寿命を縮めることにもなりかねないため、まずは点検を受けてみましょう。
ベストホームでは、屋根リフォームのプロが無料で点検を行い、お客さまのご自宅に最適なメンテナンス方法をご提案いたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
屋根塗装の対応エリア
岡山市中区・岡山市東区・岡山市北区・岡山市南区
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