屋根のサビは放置すると危険!DIYで落とせる?補修方法や費用、予防策も解説


屋根のサビは見た目の問題だけでなく、建物全体の耐久性に深刻な影響を及ぼす可能性があります

軽度なサビであれば部分的な補修や屋根塗装で対応できますが、放置していると葺き替えなどの大掛かりな修繕が必要になるケースもあります。

高額な費用がかかるため、早めに対処することが大切です。

この記事では、屋根にサビが発生する原因や放置するリスク、補修費用などをご紹介します。

屋根のサビが気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

屋根にサビが発生する原因


・塗膜の経年劣化
・もらいサビ
・施工不良・手抜き工事
・傷や金属部品の劣化
・環境要因

塗膜の経年劣化


金属製の屋根材はそのままだとサビやすいため、塗膜で保護されています。

しかし、経年劣化により塗膜にひび割れやはがれが起こると、金属が露出してダイレクトに雨の影響を受け、サビが発生しやすくなります

塗膜の寿命は塗料の種類によって異なるため、以下の表を参考にしてみてください。

塗料の種類

耐用年数

アクリル

38

ウレタン

510

シリコン

715

フッ素

1215

無機

1520


ただし、屋根材の種類や周辺環境、お手入れの状況によっては、上記の目安より劣化が早まることもあります。

もらいサビ


もらいサビとは、他の金属からサビが移ってくる現象です。

屋根に設置している金属製品だけでなく、飛来物が原因となることもあります

【もらいサビの原因となるもの】
・照明
・アンテナ
・周囲の建物のサビ
・鳥が運んできた金属片 
・研磨作業で発生した鉄粉 など

施工不良・手抜き工事


新築やリフォームから
1年以内にサビが発生した場合は、施工不良もしくは手抜き工事の可能性が高いでしょう。

・塗料の選定ミス
・下地処理の不足
・塗装回数の不足
・防サビ剤の未塗布

などが考えられます。

施工不良や手抜き工事が原因の場合は、保証を受けられるはずです

保証書の期限や内容を確認し、速やかに施工会社へ連絡しましょう。

傷や金属部品の劣化


飛来物がぶつかったりして傷がつくと、そこからサビが広がる可能性があります。

またクギやビスなど、屋根に使われている金属部品の劣化が原因となることもあります

環境要因


海に近い地域では、塩害により屋根にサビが発生しやすい傾向があります。

塩害とは、海風で運ばれた塩分が屋根に付着し、塗膜の劣化や金属の腐食を引き起こす現象です。

また、日差しが強い地域や日当たりの良い立地では、紫外線や熱により塗膜の劣化が早まり、サビが発生しやすくなることもあります。

屋根のサビを放置するリスク


・屋根に穴があく
・雨もりが発生する
・家の寿命が短くなる

屋根に穴があく


サビは金属を腐食させます。

放っておくと屋根材に穴があいたり、破損したりする恐れがあります。

雨もりが発生する


サビて穴があいた部分から侵入した雨水が屋内にまで入り込むと、雨もりが起こります

湿気がたまるとカビやシロアリが発生しやすく、健康被害や建物の耐久性低下にもつながりかねません。

また、雨もり修理やカビの除去、シロアリ駆除には高額な費用がかかります。

家の寿命が短くなる


雨もりは鉄筋コンクリートや柱、梁などの構造部分にダメージを与え、建物全体の寿命にも影響します。

最悪の場合は建て替えが必要になることもあるため、早急に対処することが重要です。

屋根のサビを補修する方法と費用


補修方法はサビの進行具合によって異なります。

サビの状態を大きく3つの段階に分けて、補修方法や費用を見ていきましょう。

・軽度のサビ
・中度のサビ
・重度のサビ

軽度のサビ


屋根の表面にわずかなサビがある状態です。

サビを削り落とす「ケレン作業」を行い、サビ止めと防水塗装を施します。

部分的なサビ除去と塗装の費用は、数万
~10万円程度が目安です。

中度のサビ


屋根材の一部が腐食している状態です。

サビが進行している部分の屋根材の補修または交換と、屋根全体の塗装が必要なケースが多いでしょう。

費用の目安は
40万~70万円程度(30坪戸建て住宅の場合)です。

重度のサビ


屋根全体にサビが広がり、穴が空いているところもある状態です。

塗装をしても意味がないため、「カバー工法」か「葺き替え」により屋根材を交換します

カバー工法とは、傷んだ屋根の上から新しい屋根材を重ねる方法です。

既存の屋根の撤去・処分費用がかからないため葺き替えよりも安く抑えられますが、屋根の重みが増すことで耐震性に影響する可能性があります。

一方、葺き替えは傷んだ屋根を撤去して下地まで点検・補修を行い、新しい屋根材に交換する方法です。

費用は高くなりますが、屋根が完全に新しくなり耐震性にも影響しません。

屋根のダメージがひどく下地まで腐食している場合には、カバー工法が使えないため葺き替えを行います。

カバー工法の費用:60万~150万円程度
葺き替えの費用:70万~260万円程度

屋根に発生するサビの種類


ひと口に屋根のサビといっても、その種類はさまざまです。

サビの種類によって対処法が異なるため、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

主なサビの種類は以下の
4つです。

・赤サビ
・白サビ
・黒サビ
・青サビ

赤サビ


赤サビは、鉄や鋼などの金属が酸素と水分に反応して生じるもっとも一般的なサビです。

赤褐色のザラついた見た目が特徴で、金属を内側から腐食させる性質があります。

放置すると屋根材の強度が大幅に低下したり、穴が開いたりする恐れがあるため、発見したら早めに対処しましょう。

屋根のサビといえば、赤サビを指すことがほとんどです。

白サビ


白サビは、ガルバリウム剛板などの亜鉛メッキ剛板に発生しやすいサビで、白いチョークの粉のような見た目が特徴です。

短期的には屋根の強度低下への影響はほとんどありませんが、外観が気になる場合は専用の除去剤で落としましょう。

湿気の多い環境や結露が発生しやすい箇所で繁殖する傾向があります。

黒サビ


黒サビは、鉄が高温で酸化した際に発生する酸化鉄の一種です。

赤サビとは異なる良性のサビで、金属表面を覆う保護膜の役割をすることにより腐食を食い止めます。

ただし、屋根材に自然発生する黒い変色は、黒サビではなくカビや藻であるケースが多いため、専門家に判断してもらいましょう。

また、黒サビがはがれた部分には赤サビが発生することがあるため、定期点検などの経過観察は必要です。

青サビ


青サビは銅が酸化することで生じるサビで、緑青(ろくしょう)とも呼ばれます。

青緑色の見た目が特徴で、銅製の屋根材や雨どいなどに発生します。

黒サビと同様に金属の腐食を抑える効果があるため、必ずしもすぐに対処する必要はないでしょう。

ただし、青サビが雨水に溶け出すと外壁や庭、玄関まわりなどに広がり、外観が悪くなる可能性があります。

屋根のサビ除去~塗装の流れと工期


屋根のサビ除去と塗装を行う場合の工期は、一般的な大きさの住宅で
1週間10日程度が目安です。

【屋根のサビ除去~塗装の流れ】
足場設置

高圧洗浄

ケレン作業

下地補修

養生

下塗り(サビ止め塗装)

中塗り・上塗り

完了検査

足場撤去・清掃

それぞれの工程について、詳しく見ていきましょう。

足場設置


屋根上での作業には足場が不可欠です。

また、急勾配の屋根の場合は職人がすべって作業ができないため、屋根の上にも足場を組む必要があります。

金属の部材を組み立てる際に騒音が発生するので、トラブル回避のために近隣の方へは事前にスケジュールを伝え、あいさつをしておきましょう。

高圧洗浄


高圧洗浄機で屋根全体の汚れや古い塗膜、サビなどを洗い流します。

ご自身で高圧洗浄をする場合には水圧に注意しましょう。

塗膜や屋根材を傷つけたり、サビで穴があいた部分から浸水したりする恐れがあります。

ケレン作業


高圧洗浄で除去しきれなかった汚れやサビは、手作業で削り落とします。

汚れやサビ、古い塗膜などが残ったまま塗装すると、塗料が密着せず早々にはがれてしまう可能性があります。

下地補修


サビが進行して穴があいている場合には、部分的な補修や屋根材の交換が必要です。

クギの浮きなどがあれば打ち直しも行います。

雨もりが発生して防水シートや野地板まで傷んでいる場合には、塗装ではなく葺き替えが必要になるケースもあります。

養生


養生とは、塗装しない部分や汚れると困るものを保護する作業です。

外壁や窓ガラス、玄関ドア、エアコンの室外機などを、養生シートとテープで覆います。

下塗り(サビ止め塗装)


屋根塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの
3回塗りが基本です。

下塗り塗料には、サビを防ぐとともに中塗り・上塗り塗料の密着性を高める働きがあります。

屋根材や上塗り塗料の種類、屋根の状態などに応じて、最適なサビ止め塗料を選ぶことが重要です。

中塗り・上塗り


中塗り・上塗りでは基本的に同じ塗料を使用します。

2度塗り重ねることで塗膜の厚みを確保し、耐久性を高めます。

完了検査


塗装が完了したら、施工業者と施主さまとで仕上がり確認を行います。

塗り残しや汚れがないかしっかりと確認し、気になることがあればその場で伝えましょう。

足場を撤去してからでは、すぐに対応してもらえない可能性があります。

足場撤去・清掃


仕上がりに問題がなければ、足場を撤去して清掃を行います。

工事完了後は必ず保証書を受け取り、大切に保管しておきましょう。

万が一施工不良が起こっても、保証期間内であれば無償で対応してもらえる可能性があります。

屋根のサビはDIYで除去できる?


屋根のサビは
DIYでも除去できる可能性がありますが、高所作業には危険がともなうためおすすめできません。

軽度のサビを除去するにも、正しい知識やある程度の技術、専用工具などが必要です。

不適切な処置でサビが残ると短期間で再発したり、サビ止め処理や塗装が不完全だと逆に悪化したりするリスクもあります

また、経年劣化している場合は表面のサビだけでなく、屋根内部もダメージを受けている可能性が高いでしょう。

新築や前回の塗装から
10年以上が経過している場合には、一度プロの点検を受けてみることをおすすめします。

屋根のサビを予防する方法


屋根のサビは「発生する前に防ぐ」ことも大切です。

そこで、予防方法を
3つご紹介します。

・屋根を洗浄する
・定期的に点検を受ける
・適切なタイミングで屋根塗装を行う

屋根を洗浄する


汚れや塩分は塗膜の劣化や金属の腐食を引き起こす原因となるため、屋根を洗浄してきれいな状態に保つことが大切です。

付着したばかりの汚れなら、ホースの水でも洗い流せるでしょう。

高圧洗浄機を使用する場合は、水圧に注意が必要です。

強すぎると塗膜や屋根材に傷がつき、逆にサビが発生しやすくなることがあります。

定期的に点検を受ける


定期的に点検を受けて屋根の傷や劣化を早期に発見することで、サビの発生や屋根材の腐食、穴あきなどを防げます。

症状が軽いうちに補修すれば、メンテナンス費用もグッと抑えられる可能性が高いでしょう。

適切なタイミングで屋根塗装を行う


屋根塗装にはサビ止めと防水の効果があります。

塗膜が劣化してひび割れやはがれを起こす前に塗り替えることで、サビを防いで屋根材を長持ちさせましょう。

一般的に屋根塗装のタイミングは
10~15年に1回程度とされていますが、使用している塗料や周辺環境、お手入れ状況によっても異なります。

屋根のサビ除去·塗装の費用を安く抑えるコツ


・相見積もりをする
・自社施工の会社を探す
・地元の会社へ依頼する
・補助金や助成金を利用する

相見積もりをする


相見積もりとは、複数社の見積もりをとって比較することです。

1社だけの見積もりでは提示された金額や作業内容が妥当か判断が難しいため、23社へ依頼するとよいでしょう。

塗装会社やリフォーム会社なら、サビの除去だけでなく塗装についても相談できます。

相場と比較して極端に高い場合はもちろん、安い場合にも注意が必要です。

高すぎる場合には、不当な利益や高額な仲介手数料が上乗せされている可能性があります。

安すぎる場合には、手抜き工事や低品質な材料の使用、追加請求などのリスクが考えられます。

自社施工の会社を探す


大手のリフォーム会社やハウスメーカーでは屋根のサビ除去や塗装を外注しているケースが多く、
10~30%程度の仲介手数料が発生します。

一方、自社で職人を抱えている会社なら、仕上がりに直接影響しない余計な費用がかかりません。

ホームページのスタッフ紹介で、足場職人や塗装職人が在籍しているか確認してみましょう。

地元の会社へ依頼する


地元の会社へ依頼することで、遠方からの交通費や出張費を抑えられます。

また、地域の気候や特性もよく理解しているため、最適な塗料や工法を提案してもらえる可能性が高いでしょう。

何かトラブルが起こっても、すぐに駆けつけてもらいやすい点もメリットです。

補助金や助成金を利用する


屋根のサビ除去とあわせて屋根塗装も行う場合には、補助金や助成金を利用できる可能性があります。

対象となる工事内容や支給金額は自治体によって異なるため、役所の窓口やホームページなどでご確認ください。
残念ながら岡山市は対象外です。

まとめ|岡山市で屋根リフォームをするならベストホームへ!


今回は、屋根にサビが発生する原因や放置するリスク、補修費用などをご紹介しました。

サビを放置していると、屋根材の劣化や雨もりにつながる恐れがあります。

家の寿命を縮めることにもなりかねないため、早めに対処することが大切です。

ベストホームでは、屋根リフォームのプロが無料で点検を行い、お客さまのご自宅に最適なメンテナンス方法をご提案いたします

岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ

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