【太陽光パネルを設置している屋根の塗装方法3選】費用相場や安く抑えるコツも紹介
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カテゴリー:外壁塗装コラム
「太陽光パネルを設置している屋根は塗装できるの?」「外さないとダメなのかな?」「費用が高そう…」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、太陽光パネルを設置している屋根でも塗装は可能です。
ただし、太陽光パネルを傷つけてしまうと高額な補修費用がかかるため、塗装方法や業者選びには注意が必要です。
この記事では、太陽光パネルを設置している屋根の塗り替え方法や費用相場、注意点をご紹介します。
安く抑えるコツも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
太陽光パネルを設置した屋根に塗装が必要な理由
太陽光パネルの設置は屋根に負担がかかります。
塗膜の劣化により屋根の耐久性が低下すると、パネルを支えられなくなる恐れがあるため、定期的に塗装して屋根の強度を保つことが重要です。
屋根塗装のタイミングは10~15年に1回程度が目安とされています。
しかし、以下のような劣化症状が出ている場合には、耐用年数内でも屋根塗装を検討した方がよいでしょう。
・色あせが激しい
・塗装がはがれている
・塗膜にひび割れがある
・サビが発生している
・カビやコケ、藻が繁殖している など
なお、屋根材自体に割れや欠けがあったり、すでに雨もりが発生していたりする場合、塗装では補修しきれません。
屋根材の交換が必要です。
中には太陽光パネルの設置ミスにより雨もりが発生しているケースもあるため、気になる症状がある場合には早急に屋根の点検を受けましょう。
太陽光パネルを設置している屋根を塗装する3つの方法
① 太陽光パネルを設置したまま塗装する
② 一時的に太陽光パネルを取り外して塗装する
③ 太陽光パネルの交換時に塗装する
それぞれのメリット・デメリットや注意点を見ていきましょう。
① 太陽光パネルを外さずに塗装する
新築時に太陽光パネルを設置している場合、1回目の屋根塗装(築10~15年)では太陽光パネルを外さずに塗装することも可能です。
パネルを設置している部分は紫外線の影響を受けにくく、他の部分よりも劣化のスピードが遅いためです。
太陽光パネルの脱着がなく塗装面積も少ないので、工期が短く費用も安く抑えられるでしょう。
ただし、太陽光パネルの取り扱いに慣れていない業者へ依頼すると、故障などのトラブルが発生することがあるためご注意ください。
太陽光パネルには10~25年のメーカー保証がついていますが、塗装作業により故障や不具合が起こった場合には、メーカーからの保証が受けられなくなる可能性があります。
② 一時的にパネルを取り外して塗装する
一時的にパネルを取り外して屋根塗装を行い、その後に設置し直す方法もあります。
パネル下まで塗装できるため屋根全体の耐久性を高められますが、脱着には少なくとも20万円以上の費用がかかります。
また、太陽光パネルの洗浄や保管が必要な場合には、別途料金がかかる可能性もあるため、太陽光パネルのメーカーへ確認しておきましょう。
なお、太陽光パネルの脱着時の破損や再設置後の不具合は、多くのメーカーで保証の対象外です。
③ 太陽光パネルの交換時に塗装する
太陽光パネルの寿命は25年~30年程度が目安です。
新築から2回目の塗装時期(築20~30年)は太陽光パネルの交換時期と重なるため、それにあわせて屋根塗装を行うとよいでしょう。
塗装で補修できないほど傷んでいる場合には、屋根材を交換することも可能です。
また、これから太陽光パネルの設置を検討している場合には、事前に塗装しておくことをおすすめします。
屋根の状態によっては設置できないケースもあるので、屋根材や野地板の強度も確認しておきましょう。
太陽光パネルを設置した屋根の塗装費用
一般的な戸建て住宅の屋根塗装にかかる費用は、40万~60万円程度が相場です。
太陽光パネルを外さずに塗装する場合は、通常よりも塗装面積が少なくなるため、もう少し安くなるでしょう。
一方、太陽光パネルを外して塗装する場合には、追加で20万~30万円程度の脱着費用がかかります。
このタイミングでパネルを洗浄する場合は洗浄費用、塗装中にパネルの保管が必要な場合は保管費用がかかることもあるので、事前に確認しておきましょう。
また、屋根塗装の費用は塗料の種類によっても異なります。
塗料の種類 |
耐用年数 |
費用相場(㎡) |
アクリル |
約3~8年 |
1,000~1,800円 |
ウレタン |
約5~10年 |
1,500~2,500円 |
シリコン |
約7~15年 |
1,800~3,500円 |
フッ素 |
約12~15年 |
3,000~5,000円 |
無機 |
約15〜20年 |
4,500〜5,500円 |
耐用年数が長いほど価格も高くなりますが、塗装の頻度は少なくなります。
次回の塗装時期も考慮して、最適な塗料を選びましょう。
太陽光パネルを設置した屋根の塗装費用を安く抑えるコツ
・塗装の専門業者へ依頼する
・地域の施工会社を選ぶ
・相見積もりをとる
塗装の専門業者へ依頼する
屋根塗装は、塗装の専門業者へ依頼した方が費用を安く抑えられます。
太陽光発電のメーカーでは屋根塗装を外注しているケースが多く、10~30%程度の仲介手数料が上乗せされています。
一方、塗装会社へ直接依頼すれば余計な費用がかかりません。
地域の施工会社を選ぶ
大手のリフォーム会社やハウスメーカーでも、塗装工事は外注している可能性が高いでしょう。
太陽光発電メーカーへ依頼した場合と同じく仲介手数料がかかるため、費用が高い傾向があります。
できるだけ安く抑えるなら、自社で職人を抱えている地域の施工会社を選ぶとよいでしょう。
仲介手数料はもちろん、出張費や交通費なども抑えられます。
相見積もりをとる
相見積もりとは、複数社の見積もりを取って比較することです。
1社だけでは提示された金額が妥当か判断が難しいため、2~3社へ見積もりを依頼するとよいでしょう。
ただし、相場より極端に安い場合は、悪質業者による詐欺や手抜き工事、追加請求などトラブルのリスクが高いため要注意です。
太陽光パネルを設置している屋根の塗装で注意すること
・太陽光パネルの設置業者へ事前に連絡しておく
・塗装作業中は発電量が低下する
・太陽光パネルの取り扱いに慣れている業者へ依頼する
太陽光パネルの設置業者へ事前に連絡しておく
太陽光パネルの設置業者へ屋根塗装を行うことを伝えておきましょう。
パネルを脱着する場合には、塗装会社ではなく設置業者が行います。
また、塗装時・脱着時・再設置後の故障や破損について、メーカー保証の内容を把握しておくことも大切です。
通常、塗装工事による故障は保証の対象外ですが、追加で保証に加入できるケースもあります。
メーカーによっては保証を受けるために施工前と施工後の写真を求められることもあるため、必ず事前に確認しておきましょう。
塗装作業中は発電量が低下する
太陽光パネルを外して塗装する場合はもちろん、設置したまま塗装する場合にも発電量は低下します。
塗装作業中は、太陽光パネルに塗料が付着しないよう養生を行うためです。
パネル全体をシートで覆うので、どうしても発電量は低下してしまいます。
塗装作業は3~4日で終わりますが、晴れた日にしかできないため、雨が続くと工期が延びる可能性があります。
太陽光パネルの取り扱いに慣れている業者へ依頼する
太陽光パネルを外さずに塗装する場合は「パネルの上に乗らない」「パネルを高圧洗浄しない」などの注意が必要です。
多くのメーカーでは塗装工事による破損や故障は保証の対象外のため、太陽光パネルの扱いに慣れている塗装会社へ依頼しましょう。
まとめ
今回は、太陽光パネルを設置している屋根の塗り替え方法や費用相場、注意点などをご紹介しました。
新築時に太陽光パネルを設置している場合、1回目の屋根塗装(築10~15年)では設置したまま塗装できます。
2回目の塗装時(築20~30年)には太陽光パネルも寿命を迎えるため、交換時期にあわせて塗装を検討するとよいでしょう。
ベストホームでは、屋根診断のプロが無料でしっかりと点検を行い、お客さまのご自宅に最適なメンテナンス方法をご提案いたします。
岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
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