【外壁の防水機能を高める3つの方法】費用相場や安く抑えるコツも解説


建物にとって水は大敵です。

外壁の防水機能が低下して雨水が内部に侵入すると、雨もりや外壁材の劣化、建物の寿命を縮めることにつながりかねません。

外壁のひび割れや塗膜のはがれを発見して「大丈夫なのかな?」と不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、外壁の防水機能を高める3つの方法と費用相場、防水工事が必要な劣化のサインをご紹介します。

費用を安く抑えるコツも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

外壁の防水とは?


外壁の防水とは、主に外壁材の表面を塗膜で保護し、雨水の侵入を防ぐことです。

サイディングや
ALCパネルの外壁では、外壁材のつぎ目(目地)のコーキング補修も防水機能を保つ上で重要な働きをしています。

外壁にはもともと防水対策がされていますが、その効果が永遠に続くわけではありません。

耐用年数や劣化症状に応じて、定期的にメンテナンスを行う必要があります。

外壁の防水機能が低下するとどうなる?5つのリスク


外壁の防水機能が低下すると、以下のようなリスクがあります。

1. 外壁材がダメになる
塗膜が劣化して外壁の防水機能が低下すると、外壁材や下地がダメージを受けて交換が必要になる可能性があります。外壁の交換には、塗装の2~3倍の高額な費用がかかります

2. 雨もりが発生する
「雨もりは屋根から」というイメージが強いかもしれませんが、実は外壁からだったというケースもよくあります。

3. カビやシロアリが発生する
雨もりによる湿気で、屋内にカビやシロアリが発生することがあります。カビは健康被害に、シロアリは建物の耐久性低下につながりかねません。除去にも高額な費用がかかるでしょう。

4. 柱や梁が腐食する
外壁からの雨もりは発見までに時間がかかるケースが多く、気づいた時には外壁をつたって柱や梁まで腐食している可能性があります。

5. 家の寿命が短くなる
シロアリ被害や柱·梁の腐食は、建物の耐久性や耐震性の低下につながります。最悪の場合は、早々に建て替えが必要になるケースもあります

このように、外壁の防水機能が低下すると屋内外でさまざまな不具合が起こります。

時間が経つほどダメージが広がり、補修費用も高額になるため、劣化症状が気になっている場合には早めにプロの点検を受けましょう。

外壁の防水機能が低下しているサイン


以下のような劣化症状は放置すると危険です。

・カビ・コケ・藻の繁殖
・チョーキング
・塗膜のはがれ
・外壁材のひび割れ・欠け・はがれ
・目地コーキングのひび割れ·はがれ

カビ・コケ・藻の繁殖


塗膜の防水機能が低下すると、外壁にカビやコケ、藻などが発生しやすくなります。

まだ緊急性はそれほど高くありませんが、そろそろ塗装を検討し始めた方がよいでしょう。

チョーキング


チョーキングとは、外壁を触ると指に白い粉がつく現象です。

経年劣化により顔料が粉化している状態で、防水機能の低下を示しています。

外壁塗装には最適な時期と言えるでしょう。

塗膜のはがれ


塗膜がはがれている部分は外壁材がむき出しの状態です。

防水機能が働いていないため、雨が降ると外壁や下地が直接ダメージを受けてしまいます。

早めに外壁塗装を行いましょう

外壁材のひび割れ・欠け・はがれ


外壁材自体にひび割れや欠け、はがれがあると、そこから雨水が侵入する恐れがあります。

外壁や下地がダメージを受けるだけでなく、雨もりや家の寿命を縮めることにもつながりかねないため、早急に対処が必要です。

目地コーキングのひび割れ・はがれ


サイディングや
ALCパネルの外壁は、外壁材の継ぎ目(目地)をコーキング剤で埋めることで、防水機能を高めています。

このコーキングにひび割れやはがれが起こると、すき間から建物内部へ雨水が侵入し、雨もりにつながる可能性があります。

早めに補修を行いましょう

外壁の防水工事3つの方法と費用相場


外壁の防水機能を高める方法は
3つあります。

① 外壁塗装
② コーキング補修
外壁材の交換

各工法の費用相場は以下のとおりです。

工法

費用目安 (30)

外壁塗装

60万〜100万円

コーキング

補修

ひび割れ補修

4,0007,000/

増し打ち

9万〜18万円

打ち替え

16万〜27万円

外壁材交換

カバー工法

150万〜240万円

張り替え

180万〜300万円


コーキング補修だけ行う場合には、足場代として10万~20万円が別途かかります

それぞれの工法について、詳しく見ていきましょう。

外壁塗装


外壁塗装とは、汚れや古い塗膜をはがして塗り替えることです。

塗膜の耐用年数は使用している塗料の種類によっても異なりますが、最大でも
20年程度です。

塗料の種類

耐用年数

アクリル

38

ウレタン

510

シリコン

715

フッ素

1215

無機

1520


塗膜は紫外線や風雨によって経年劣化するため、外壁の防水機能を保つには定期的に塗り替えを行う必要があります。

コーキング補修


コーキング補修には、
2つの意味があります。

・外壁のひび割れをコーキング剤で埋める
・目地のコーキングを補修する

外壁塗装をする場合にも、ひび割れがあればコーキング剤で補修する必要があります。

目地コーキングの寿命は7~10が目安です

補修方法には「増し打ち」と「打ち替え」の
2つがありますが、増し打ちは応急処置にしかならないため、打ち替えた方がよいでしょう。

増し打ちした場合の寿命は
25年、打ち替えた場合は710年です。

外壁材の交換


外壁材自体が劣化している場合、塗装では補修できません。

外壁材の交換が必要です。外壁材の交換には
2つの方法があります。

・カバー工法
・張り替え

カバー工法


カバー工法は、傷んだ外壁材の上から新しい外壁材を重ねて張る工法です。

古い外壁材の撤去・処分が不要なため、施工費用が安く工期も短くて済むでしょう。

ただ、屋根が二重になるため重量が増し、耐震性が低下する可能性があります

張り替え


張り替えは、傷んだ外壁材をはがして下地を補修し、新しい外壁材に交換する工法です。

カバー工法と比べて費用は高くなりますが、より防水性・耐久性に優れています

下地が劣化している場合にはカバー工法ができないため、張り替えを行います。

外壁の防水工事はどこへ依頼する?


外壁塗装やコーキング補修、外壁材の交換は、以下のような会社へ依頼できます。

・工務店
・塗装会社
・リフォーム会社
・ハウスメーカー
・ホームセンターや家電量販店 など

ただし、依頼する会社によって費用や施工できる範囲が異なるため、よく理解した上で選ぶことが大切です。

外壁の防水工事で失敗しない施工会社の選び方


失敗しない施工会社の選び方のポイントを
3つご紹介します。

・地域の専門業者へ依頼する
・相見積もりをとる
・突然の訪問営業には注意する

地域の専門業者へ依頼する


大手のリフォーム会社やハウスメーカー、ホームセンター、家電量販店などでは、外壁の防水工事を下請け会社へ委託するのが一般的です。

10~30%程度の中間マージンが上乗せされるため、相場よりも費用が高額になるでしょう。

一方、地域に密着したリフォーム会社や工務店、塗装会社へ依頼すれば、余計な費用がかかりません。

交通費や出張旅費なども節約できます。

相見積もりをとる


相見積もりとは、複数社の見積もりをとって比較することです。

1社だけでは提示された金額が妥当か判断するのが難しいので、23社へ依頼するとよいでしょう。

ただし、相場より極端に安い場合は、手抜き工事や追加料金、悪質業者による詐欺などのリスクがあるため要注意です。

突然の訪問営業には注意する


突然の訪問営業には特に注意しましょう。

外壁の点検もせずに「今すぐ外壁塗装しないと危険」「今日契約すれば大幅に割引する」など、不安をあおって契約をせかしてくる場合は、悪質業者の可能性があります。

入金後に連絡が取れなくなるなどのトラブルもあるので、全額を前金で支払うのも危険です。

まとめ


今回は、外壁の防水機能を高める
3つの方法と費用相場、防水工事が必要な劣化のサインなどをご紹介しました。

外壁の防水工事は、家の寿命を延ばすために重要です。劣化のサインを放置せず、適切なタイミングで補修を行いましょう。

ベストホームでは外壁のプロが無料で点検を行い、お客さまのご自宅に最適なメンテナンス方法をご提案いたします。

岡山市にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

 

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