目地部分のシーリングは既存のシーリングを撤去し、新しいシーリングを充填する「打ち替え」を行います。
まわりのシーリングは、既存のシーリングの上に新しいシーリングを充填する「増し打ち」を行うことが多いですが、今回は、外壁材と窓の出幅に差が無いので、窓回りのシーリングも同様に「打ち替え」を行います。
高圧洗浄を行うことで汚れや古い塗膜を洗い落とし、塗料が密着しやすい状態にします。
外壁には「シーラー」というさらっとした透明な下塗り材を塗布していきます。下塗り塗料を外壁材に染み込ませることで、上塗り塗料の吸い込みを抑え、上塗り塗料の塗膜の厚みを確保できる状態に整えます。透明な塗料のため、水に濡れたような仕上がりとなります。
こちらは、外壁の中塗り(上塗り塗料1回目塗布)の様子です。
こちらは上塗り塗装(上塗り塗料2回目塗布)の様子です。重ね塗りを行い、塗膜の厚みを均等にしていきます。
今回、ベランダの外壁は、一般的な一色仕上げではなく、外壁の凹凸を利用し、別の色を重ね塗りするマルチカラー仕上げを行っております。写真は中塗りの様子です。
濃い茶色の上に毛丈の違う特殊なローラーで別の色を塗装します。
屋根の湿気を逃がす役割を持つ軒天には、湿気を排出しやすい塗料を使用します。
ケレン作業の様子です。樹脂などの表面がツルツルとした部材は塗料の付着が悪いので、ケレン作業により表面に細かな傷を付けて表面積を増やし塗装することが重要です。
基礎は、湿気を通す箇所なので、透湿性のある塗料で塗装を行います。
トップコートという保護塗料を塗布し、紫外線などの劣化から防水層を保護します。
塗り重ねを行うことで外壁などと同様、塗膜厚を確保しています。