瀬戸内市H様邸での、外壁塗装リフォームのご紹介です。
コーキングが悪くなっていたため、打ち替えを行い、外壁の塗装をすることとなりました。サイディングの外壁では、年月が経つとコーキングと外壁の間などに亀裂が入ってしまうことがあります。
そうなってしまうと、そこから雨などの水分が外壁の中に侵入し、雨漏りの原因などになることも。しかし、コーキングの上に塗装をするためには、特別の処置をしなければ、せっかく塗った塗料がすぐに剥がれたり、汚れてしまいます。
中にはこの処置を知らない業者、手間がかかるためわざと省く業者もいますので、どうぞお気をつけ下さい!他にもこのような亀裂が…
コーキング打ち替えのために、サイディング目地のコーキングを取り除きました。お家のサイディングの目地の奥に、このような青い部分が見えている方はいらっしゃいませんか?コーキングを充填しなければならないサインです!
今回は新たなコーキングを充填してからの高圧洗浄作業です。コーキングの劣化が進んでいる場合、先に洗浄を行うと壁の内側に浸水してしまう恐れもあるので、打ち替えたコーキングが高圧洗浄の水圧に耐えられるよう、時間を置いてからの作業です。
続いて養生。塗装をしない箇所に塗料が着いたり、飛散したりしないよう、しっかりとビニールで覆っていきます。塗装の準備完了です!
今回はアステックペイントのEC-2000F-IRをチョイス。優れた防水性、超耐久性で、更に遮熱効果も加えたアステックペイントでNo.1の人気を誇る塗料です。 塗料自体に600%以上の伸縮性能があり、たとえひび割れが起こったとしても、それに追随して伸縮。外部からの水の侵入を防ぎます。
冒頭で触れましたが、コーキングの上に塗装をする際には、特別な処置が必要となります。コーキングに直接塗装をすると、可塑剤というべたべたする化学成分が表面に染み出してきてしまい、結果、この成分に汚れが付着するなどして、折角打ち替えを行った箇所もすぐに黒っぽく汚れてしまいます。そのため、必要となってくるのが可塑剤止めプライマー!
今回は、コーキングの上に塗装をするための専用塗料、「逆プライマー」を塗布し、外壁塗装を行いました。ただし、逆プライマーを塗布した上での塗装の場合も、今後塗料が剥がれる可能性はあります。剥がれた場合にはさらなる処置、ご提案をさせて頂きます。今回はお客様にもご理解を頂いた上、施工をさせて頂きました。
ここからは通常塗装です。下塗りの塗料は最初白っぽく見えますが、塗ってしばらく経つと透明に変化します。
下塗り、中塗り、上塗りの三回塗り工程。で行います。
色褪せていた軒天、鼻隠し、基礎上の水切りも、細かい箇所は刷毛を使用しながら塗装しました。