屋根・外壁に洗浄作業を行い、脆弱な旧塗膜を落としています。しっかりと乾燥させるには1日かかります。きちんと乾いてない状態で塗装をすると、剥がれなどの原因になるので、注意が必要です。
屋根板金の補修の様子です。棟板金の継ぎ目部分にもシーリング材を充填し、隙間を塞ぐことで、雨水の浸入を防ぎます。
下塗り後に、瓦の隙間を確保するためにタスペーサーを挿入します。雨水の逆流を防ぐ重要な作業です。
下塗りの乾燥時間をきちんと確保した後、上塗り塗料を塗布していきます。上塗り塗料での塗装1回目のことを「中塗り」と言います。
外壁の下地調整の様子です。仕上がりをきれいにするために、軒天と外壁の接地部分にはシーリング材を充填いたしました。塗料が隙間に入り込む部分と入り込んでいない部分がまばらにならないようにします。
上塗り塗料1回目塗布の様子です。中塗りだけでは塗膜に厚みがつきづらいため、塗り重ねを行う必要があります。
軒天のボードとボードの継ぎ目部分には溝がありますので、小さな刷毛を利用して奥まで塗り上げています。
破風等の付帯部分は弱溶剤塗料を使用しております。塗装した部分から、艶が出てきているのがわかります。
雨樋も弱溶剤塗料で塗装しております。竪樋を固定している部材を取り外して塗装し、塗り残しがないようにしています。こちらは1回目の塗装の様子です。
門扉も塗装を行いました。錆が発生している箇所には錆止め塗料を塗布し、その後、弱溶剤塗料で2回塗りを行っております。以前に補修をされていた跡もございましたので、今回の門扉全体塗装により、色あせと補修箇所の差が目立ちにくくなりました。