クリヤー塗装でお気に入りの外壁のデザインを残したままの仕上がりに!!
お客様のご要望 | ◯外壁の剥がれが気になった ◯元々の外壁のデザインを残したい というご要望でしたので、クリアー塗装で外壁の耐候性を高めました。 |
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施工事例データ
住所 | 岡山市北区延友 |
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施工箇所 | 外壁:174.11㎡ |
施工内容 | 外壁リフォーム |
費用 | 126万円 |
工期 | 塗装30日(2022/12/16施工) |
築年数 | 12年 |
使用商材 | 外壁(サイディングボード)スーパーSDクリヤーF-JY・クリヤー |
施工前はこちら
施工前の全景写真です。
外壁の目地部分のシーリング材が、経年劣化により硬化し、外壁材との接着が剥がれ隙間が発生しています。
シーリングの隙間から浸入した雨水によって、外壁材が傷み、表面がボロボロと崩れてしまっています。
施工中の様子
目地シーリングはカッターで切れ目を入れて、既存のシーリングを撤去します。
刷毛でゴミを取り除き、「プライマー」という接着材を塗布した後、ペースト状の新しいシーリング材を注入します。
高圧洗浄によって外壁に付着した汚れや旧塗膜を洗い落とし、塗料が密着しやすい状態にします。
北面の換気フード付近で発生していた外壁材の剥離については、破片をつなぎ合わせて可能な限り復元しました。
復元の際には、透明なボンドを使用して貼り付けております。つなぎ合わせた際に生じる多少の隙間や、ひび割れ、破片がなくなってしまっている部分に関しましては、外壁材のお色に近いクリーム色のシーリング材を使用して、目立たないように補修しております。
今回は透明な塗料を使用するクリア塗装を行っておりますので、上塗り塗料2回仕上げとなっております。こちらは塗装1回目の様子です。上塗り塗料1回目塗布のことを「中塗り」と言い、色が少し濃くなり、水に濡れたような仕上がりになります。
透明な塗料のため分かりにくいですが、こちらは塗装2回目の様子です。中塗りだけでは塗膜の厚みがつきにくくなっておりますので、同じ塗料で重ね塗りを行うことで、必要な塗膜厚を確保していきます。
外壁塗装完了後。既存のデザインを残しつつ、防水性を高めた艶のある仕上がりとなっております。
塗料は、主材と硬化剤の2つの液体を混ぜ合わせて使用する「2液型」というタイプです。主材と硬化剤が均等に混ざり合うように、撹拌機を使用してかき混ぜていきます。
大屋根(2階屋根)の谷上に凹んでいる部分に取り付けられている「谷板金」については、弱溶剤塗料を使用して2回塗りの塗装を行っております。同じ塗料を塗り重ねることで、塗膜に厚みをつけ、部材の保護力を向上させます。
軒天は建物の湿気を逃がす箇所となっておりますので、塗料も透湿性の高い塗料を使用し、湿気の排出を妨げないようにしております。
屋根の縁部分の「鼻隠し」に密接している雨樋の裏側については、ヘラのような刷毛を利用して奥まで差し込み、可能な限り塗り上げております。
異なる色の塗料を塗り重ねているように見えますが、同じ塗料を2度塗りしております。1度塗りのみだと、下地の透けが発生する可能性がございますので、2回塗りを行い、塗膜厚を整えます。
配管のテープも劣化が見られましたので、新しくテープの巻き直しを行っております。
施工が完了しました
施工後、全景の写真です。
透明なクリヤー塗料を塗装することで、元々の外壁のデザインを残したまま、外壁の耐候性を高めました。
クリヤーで塗装ができる期間は限られています。 元の外壁のデザインを楽しみたい方は、劣化があまり見られないタイミングでの早めの塗装をおすすめします。