コーキングの劣化は、外回りリフォームのサイン!見落とさず適切なメンテナンスで家も長持ち!
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施工事例データ
住所 | 瀬戸内市 |
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施工箇所 | 外壁:157.8㎡ |
施工内容 | 外壁塗装リフォーム |
費用 | 96万円 |
使用商材 |
外壁(サイディング): オーデフレッシュSi100Ⅲ/日本ペイント シリコンフレックスJY/アステックペイント |
施工前はこちら
今回はコーキングと壁の間に隙間ができて気になるとのことで、ご相談をいただきました。瀬戸内市T様邸の塗装リフォームのご紹介です。
早速診断に伺ったところ、コーキングが劣化して、壁の内部に雨水が浸入してしまうような状況でした。
コーキングが痩せて隙間ができていたり…破れて内部が丸見えだったり…これらはすべてコーキングの打ち直しのサインです。
建物自体は築10年ということで、一見まだまだ美しいのですが…よく見れば、一部で劣化(コケの発生、色あせ、黒ずみ等)が見られました。
劣化がみられるものの、外壁自体はまだそこまで悪くなっている訳ではありませんでした。ただ、コーキング改修のタイミングで外壁塗装も一緒に施工させていただく方が、塗装に関わる総合的な金額は少なく済む場合が多いです。
また、T様邸はレンガ調の意匠性のあるサイディングを使われており、この部分に関しては意匠性を残すため「クリアー塗装」を施す方向に決まりました。
施工中の様子
最初に、コーキングの補修です。基本的には、既存の劣化したコーキング剤はすべて撤去します。
カッターを器用に使い、壁などを傷つけないようコーキングを取り除きます。
職人技が光ります。その後プライマー(接着剤)を塗布してから、コーキング剤を充填します。
充填後がこちら。コーキング剤は紫外線に弱いので、上から壁用の塗料を重ねて塗り、塗膜でカバーすることで持ちが良くなります。
コーキング剤が十分乾いたら、建物の洗浄をします。
汚れを洗い流します。
そして、また乾燥させてから養生をします。塗らない部分に塗料などが散って汚れるのを予防するためです。職人、杉本さん。笑顔で作業中です。
ここまでできて、いよいよ塗装です。
通常の色が付くシリコン塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りです。
しっかりと膜圧をつけます。
付帯部(とい、ヒサシ、水切り板金など)もそれぞれに合った塗料で塗装します。
付帯部(とい、ヒサシ、水切り板金など)もそれぞれに合った塗料で塗装します。
付帯部(とい、ヒサシ、水切り板金など)もそれぞれに合った塗料で塗装します。
付帯部(とい、ヒサシ、水切り板金など)もそれぞれに合った塗料で塗装します。
意匠性のあるレンガ部はクリアー(無色)の塗膜をつけます。
ツヤがでて模様がはっきりします。
しかし!!数日経つと…中から、黒い粒のようなものが浮いてきて、グレーの影のようなラインもあちこちに現れてしまいました…。
実はこのクリアー塗料は施工が難しく、制限もあります。外壁の状態によっては、中の汚れや元の塗膜の成分が浮き出てきてしまうのです!!まず最初の診断時に、そのサイディングにチョーキング(白い粉が付く)のある場合は、その時点で施工不可と判断します。また、色むらや汚れの付着が気になる場合にも施工不可と判断します。今回のT様邸はそのような状況が見られなかったため、クリアー塗装可との判断をし、塗装したのですが…ボードが欠けている部分に塗料が染み込み、黒ずんでしまいました。
T様にはご説明をし、後日通常の色が付いた塗料で塗り直しをさせていただきました。今回は、クリアー塗装の判断の難しさを改めて感じました。
施工が完了しました
T様には大変ご迷惑をおかけいたしましたが、快くご納得くださり、私たちも感謝の気持ちでいっぱいです。
T様、ありがとうございました!!